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目的と目標

アテネ五輪の男子ハンマー投げで金メダルに輝いた室伏広治氏。座右の銘は「目的と目標を定めて最短の軌道を描け」という。「目的」と「目標」という言葉は似ているが、氏は「別々のもの」と強調する。

それを氏が改めて痛感した出来事が、アテネ五輪から7年後の2011年にあった。

当時、36歳。“ピークは過ぎた”と自分でも思っていた。だが東日本大震災の被災地を訪れ、被災者を励ます中で、思わず「メダル宣言」を。2カ月後、氏は世界陸上に出場し金メダル、翌年のロンドン五輪では銅メダルを獲得した。

氏によれば、被災地に勇気を送りたいというのが「目的」、メダルを獲得するのは「目標」に当たる。もし、メダルを「目的」にしていたら、結果は違っていただろうと振り返る。「『だれかのために』という思いがあるほうが、より強いエネルギーを得られる」(『ゾーンの入り方』集英社新書)

目標の大切さは言うまでもないが、前進の原動力となる目的観の重要性を忘れてはなるまい。“何のため”という目的が明快な人には、張りや歓喜がある。目的を見失えば、行き詰まったときに再起する力が湧かない。

 

:「名字の言」より

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