人は、生物的存在として呼吸するための空気を必要とするように、社会的政治的存在として機能するための社会を必要とする。
しかし社会を必要とするということは、必ずしも社会を手にしていることを意味するわけではない。
難破した船のなかでパニックに陥った人々を社会とは呼ばない。
集団ではあっても社会ではない。
現にパニックは社会の崩壊によってもたらされる。
それを克服するには、価値、規律、正当な権力、社会的諸関係を備えた社会を回復させなければならない。
社会的動物としての人間の生活は、社会なくしてはありえない。
ありうるはずがない。
最近の西欧社会を見るならば、機能する社会なくして社会生活がありうるなどとは到底いえない。
:「産業人の未来」
マトリックスみたいだが、正統な権力にAIが選ばれる時代が来るように思う。
問題は、AIにうまく権力を譲渡することができるのか?
人類は素直にAIに従うことができるのか?
しかし結局は、一人ひとりが判断し、行動することができるかどうかに関わる。
どのような未来になろうと、一人ひとりにとっては何も変わらない。
成すべきことは、自らをコントロールすること。
感情を行動でコントロールすること。
自分が楽しくなるように、ワクワクするように行動すること。
素直な心で生きること。
そして、成果をあげるために組織のマネジメントを機能させること。
組織のマネジメントを機能させるために自らをコントロールすること。
自らをコントロールできるようになるために、組織のマネジメントを機能させて成果をあげること。