私たちは誰もが、生活においてさまざまな役割を担っている。
例えば、夫・妻、父・母、友人など個人としての役割もあるだろうし、仕事上の役割も持っていることだろう。
これらの役割はそれぞれ大切なものである。
実生活における大切な役割の観点からミッション・ステートメント(個人的な憲法、または信条)を書けば、生活にバランスと調和がもたらされる。
それは、それぞれの役割をバランスよく見るようになるからであり、また、たびたびその役割について考えることにより、一つの役割だけに集中し、ほかの大切な役割を犠牲にしてしまうようなことがなくなってくるからである。
:スティーブン・R・コヴィー 「7つの習慣名言集」
人生を基本に物事を考えるようにするということであり、ワークライフバランスを考えろということである。
位置づけと役割を明確にして正統性を確立することで、それぞれの組織(人間関係)において人間力(ジンカンリョク)を機能させて成果をあげろということである。
ネクスト・ソサエティにおける最大の課題は、正統性の確立のような気がする。
従来はカリスマ的リーダーがやっていたことである。
ネクスト・ソサエティにおいては、キーとなるメンバーが知恵を出し合って確立するようになる。
マネジメントを機能させるのもカリスマ的リーダーではなく、マネジメントチームである。
取締役会の存在目的は、組織に成果をあげさせることである。
正統性を確立するためには、状況によって適切にリーダーを変えることも必要になる。