私がマネジメントの世界に入ったころ、かなりの部分はエンジニアリングから派生していた。
会計からきている部分も多かった。
心理学からもきていた。
労務管理からはもっと多くがきていた。
しかしそれらのものは、それぞれ個別のものとされていた。
そして、ほとんど役に立たなかった。
鋸や金槌しかもたず、あるいはペンチというものを聞いたこともなければ大工はできない。
それらの道具を一揃えにしたとき、はじめて大工道具を手にしたということができる。
それが、私が「現代の経営」で行なったことだった。
私はマネジメントを体系としてまとめたのだった。
:ピーター・F・ドラッカー 「マネジメント・フロンティア」より
最近の「ドラッカー」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2008年
人気記事