満足していることだけでは、彼らの責任感にプラスの効果をもたらすことにはならず、したがって、成果もあがらない。
そのため、満足感だけでは最高の成果を引き出すモチベーションにはならないのである。
さらに言えば、働き手が仕事の状況を改善したいという気持ちをもち、そのための権限も与えられている場合は、当人がその仕事に不満を抱いているほうがかえって仕事に熱心になる。
:ウィリアム・A・コーン 「ドラッカー先生のリーダーシップ論」
仕事に熱心だから不満を抱くのか、不満を解消する権限を与えられているから仕事に熱心になるのか?
どちらにしても、組織は構成員に成果をあげることに対する不満を改善するための権限を与えることが大切である。