【Tourist Guide-33】環境デザイン重視の商業施設「虹橋麗寶（リーパオ）楽園」

最初にこの上海虹橋の振興オフィスエリアの計画図を見たのが2007年。

その当時の一帯の完成予定は2014年でした。

そして当然のように遅れる。。。

 

幸運にも、そのエリア一画の商業施設計画に関わることになったのが2016年。

そして2019年9月末、ついに開業しました。

「上海虹橋麗寶（リーパオ）楽園」

 

台湾企業「「麗寶（リーパオ）」が手掛ける中国第一号の商業施設計画。

基本オフィスビルなんですが、１階と地下（２層分）は飲食を中心とした商業施設になっています。

 

６つの空間テーマエリアを設定した、デザイン先行型の非常に珍しい商業施設です。

 

親日の企業らしく、和風のエリアもあります。

 

台湾企業ということで台湾の有名観光地「九份」を模したテーマ空間もあります。

 

台湾のデザイン会社が室内設計を全て担当しており、相当気合入っています。

オフィスエリアなので、ランチは賑わってますが、施設訪問するなら是非土日で。

集客イベントで盛り上がっています。

 

このエリアが成熟するにはあと５年はかかると個人的には見ていますが、

虹橋駅（高鉄・新幹線駅）を利用される方で時間のある方は、

少し足を伸ばしてみるのも良いかと思います。

 

 

【虹橋麗寶（リーパオ）楽園】
住所：上海市闵行区苏虹路316号（上海虹橋駅から徒歩8分）
中国語名：虹桥丽宝乐园
営業時間：11時～22時
http://www.lihpao.com.cn/jp/

【Tourist Guide-31】日本にないダイナミックな商業モール「LuOne」

 

ダイナミックなショッピングは大型都市における観光ポイントの一つになる。

東京もかつては次々に都市の真ん中に面白い空間が出現したものだ。

 

上海においては、もうモールは出店過剰な状況となり、

今は商業開発の計画地は郊外に移っている。

 

その中でもこのシンガポール資本のデベロッパー「キャピタランド」が手がける、

上海中心部での開発はなかなか見ものだ。ただし空間構成において。

 

建築や商業デザインを勉強している人は、

商業施設のモールの構成やデザインを見に来ると、

日本にはないダイナミックな空間構成を垣間見ることができる。

 

でもテナント構成については普通です。

変わったテナント配置になっているわけでもなく、

他にないテナントさんが入っているわけではありません。

 

空間を楽しみにきて、カフェでお茶して帰る。

そんな過ごし方がオススメの施設です。

 

【CapitaMall LuOne】
住所：上海市黄浦区徐家匯路268号
中国語名：凱徳晶萃広場
営業時間：10時～22時
https://www.capitaland.com/international/en/find-a-property/global-property-listing/offices/luone.html

【Tourist Guide-28】日本にはない新機軸商業施設「K11（ケイ・イレブン）」

日本もそうですが、商業施設ってあまり面白くない。
どこに行っても同じようなデザインで、テナントで。


でも上海にある香港系デベロッパーが手がけるこの商業施設「K11」は違う。
今までにない試みと提案を感じることができる。
別の名で「Art mall」と呼ばれている。アートを新機軸にした商業施設です。


その名の通り、施設の共用部はギャラリースペースとなって、
売り場との共存を図られている。
そして地下３階には広大なワンフロアのギャラリー展示スペースもある。


テナントはというと雑貨が中心。
１−２階の路面店部分にはブランドが並んで言えるけれど、
後はほとんど雑貨と飲食。このファッションが少ないという大胆な構成も斬新です。

この施設は環境にもテーマ性をもたせており、
壁面緑化や屋上テラスの利用など、緑との共生も図られています。

面白い展示やイベントもよくやられているし、
テナントも常に新しいものに入れ替わっています。
この施設は定点観測が必要ですね。必見です。


【K11（ケイイレブン）】
住所：上海市淮海中路300号

中国名：K11购物艺术中心

電話：021-2310-3188

営業時間：10時～22時
http://www.shanghaik11.com/

【Tourist Guide-23】上海ショッピングモール界のNEW HOPE「Kerry Parkside（浦東嘉里城）」

上海でも比較的新しいエリアの浦東区にある「Kerry Parkside（浦東嘉里城）」。
ここは浦東空港から電車やタクシーでアクセスが良く、
同じ駅には超巨大な国際展示場「上海新国際博覧中心」があります。


この商業施設とともに、サービスアパートメントや、
オフィス、五つ星ホテル「Kerry Hotel」が併設する複合型開発です。


室内は木が多用された落ち着いた雰囲気。
テナントも周辺に住む外国人に向けた欧米系が充実し、
周辺には外国人向け高級マンションが点在し、
ハイソな雰囲気が漂います。


中庭を始め、建物の周囲には触って遊べるアートが点在。

中庭型の商業空間は車の入ってこない環境で
子供も安心して楽しめる工夫が整っていますので、
家族づれにも優しい、上海随一のショッピング界のHOPEです。


【Kerry Parkside（浦東嘉里城）】
住所：上海市花木路1378号
電話：021-5033-8155
営業時間：10時～22時

【Tourist Guide-20】韓国発のインテリア雑貨業態「Modern House（美登好室）」

日本にはいわゆる雑貨業態は山のようにあるが、
一歩海外に出ると、なかなか可愛いものは売っていない。
だが、この「Modern House」にはある。


店内は生活雑貨からインテリアまで、
所狭しとものが並べてある。


決して安いという価格帯ではないが、品質も悪くない。
1店舗で大体1500㎡くらいの広さ。
非常にバラエティ豊かです。


韓国を代表する会社「E-Land」というグループに属しているこの店舗。
この店舗は、このグループが運営する商業施設の中にあります。
今2017年初頭で現状上海２店舗。今後も中国での展開に目が離せません。


【Modern House（Parkson Newcore店）】
住所：上海市長寧区天山路889号4階
営業時間：10時〜22時