I.Takashi @ NED

商業計画プランナー、リサーチャー、ライター。
海外の街や特別なホテルの情報、最新農業事情や食の研究などをお届けします。

The Last Letter-1: きっかけ

2021-08-17 22:46:26 | 【Last Letter】

アップルの創始者、スティーブジョブズの言葉に有名なものがある。

「I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something. 」

これはスタンフォード大学卒業式典でのスピーチで話された内容の一部。

 

「今日がもし人生最後の1日だとしたなら、いま何をすべきか?」

僕の心にいつもひっかかっている言葉だ。

 

8年前に息子が生まれ、紆余曲折いろいろありはするけれど、楽しくやってきた。

 

僕は特に今、重い病気にかかっているわけではない。

そして、突然仕事がなくなり、露頭に迷うことも可能性は低いだろう。

 

しかしながら、ふと思うことがある。

日常は永遠ではない、と。

 

子供が生まれてきてから、今までにない幸せを得てきたと思う。

奥さんと恋をして、結婚して、授かった子供。

新しい命を生み出すことで、生命のサイクルの何に自分がいることを実感できた。

命の誕生に自分が関与できたことに、この上ない喜びを感じた。

 

もし今日が最後の1日になってしまったら、

 

予期せず突然の別れになってしまったら、

 

そう考えると、自分の思いをもう少しだけ、

伝える手段が欲しいと思うようになった。

 

子供はまだ小学生。

共有できていない思いはまだまだたくさんある。

 

これは、僕の息子に伝えたいことを紡いだ、遺言に代わる、僕が生きたしるし。

 

息子に送る、僕の最後の手紙「Last Letter」としての思いの記録です。

 

I. Takashi