出店する為には先ずマーケット調査、
そして時代動向や世の中の消費の流れを知ることから始まる、
と思われがちだ。
いま僕が関わっている企業の方々のアプローチは違う。
顧客ターゲットを明確にする事と
商品やサービスの価値を高める事に注力されている。
その思考は、ビジネスがマスを対象にしているか、ニッチをターゲットにしているにより大きく異なる。
世の中の市場を押さえているのは大企業を中心とするマスターゲット。
全体の半分から八割をターゲットとし、
その方々によりよく届く商品を企画販売する。
しかし中小企業の場合は異なり、
長きに渡って生き残り、
新しいサービスを提供している小さな企業は、
上位20%のうち、限られたターゲットに対し、
付加価値の高い商品を提供し、
その商品価値を常にアップデートしている。
これは商品の属性やサービス内容を問わず同じで、
僕がよく関わる商業施設計画や店舗設計についても
同様に考える必要があると感じている。
先ず自分の強みを知り、
類似商品のない新しい商品を開発し、
常にメイン顧客の動向を把握してアップデートし、
サービスの形を適応させていく。
例えば僕が関わる商業開発なら、
自分の中の強い興味とネットワークを再確認し、
クライアントに自分の強みを理解していただき、
その顧客が困っている事に全て対応·解決してあげ、
こちらから主導的にプロジェクトを進めていく。
中小零細企業は、自分が特定した消費者に向けて、
自分の思いが的確に届く商品を開発する必要がある。
これは正にライフワークであり、
やりがいのある仕事であり、
働くことの本質ではないかな、と思います
I.Takashi