モルト部屋呑みテイスティング

部屋呑みのためのリーズナブルなモルトウイスキーを壊れた味覚と貧相な表現でテイスティングします。

FROM THE BARRELとトマーチン

2014-03-22 19:36:25 | モルト我流テイスティング
初めてのブログです。
至らない点はご容赦ください。

一杯目は何にしようかと、迷いもせずまずはこれ、

ニッカの"FROM THE BARREL"



いきなりブレンドか、と思われるかもしれないが、私のずっと愛飲してるハウスボトルのひとつだ。
値段からは信じられないほど手をかけている。さすが我らがニッカ。
S社なら全面に推してプロモートするだろうが、ひかえめなニッカはそんな守銭奴営業はしない。

ブレンドには珍らしく51.4度ほどあるが、とてもに飲みやすく、アルコールの刺す感じが全くなく、優しい印象。
ややオイリーで甘め。お花な感じ。どんな花か言えるほど嗅覚は良くないところが悲しい。
辛味はなく、また複雑な感じもない。

以前、田町のホテルのバーで、これが好きだとバーテンダーと話をしていた時、おもむろに全く同じボトルを取り出し見せていただいた。
違ったのは中身の色だけ。無色透明で封はしっかりしてあるのだ。
何かと聞くと、樽詰めしなかったスピリットだそうで、ニッカから特別にいただいたとのこと。
普通バーテンダーはS社の圧力のせいか、ニッカのウイスキーには消極的な印象がある。
しかしニッカ好きをアピールすると、色々と本音を聞かせていただけるバーテンダーも多い。

次は、やや苦手な味のモルト、

ダッシーズのトマーチン 16ys カスクで53.4%



前者と対照的にとても辛い。ピートではないがスモーキー。オーバンのフィニッシュに似た後口が残る。
いつ加水したか忘れるほど割って飲むことはないが、試しに割ってみた。
無論印象は薄まるが、スモーキーさは健在で、余韻が長引く感じがした。少しビックリだな。

今日は「げん屋」という行きつけの料理屋で魚と日本酒を2合+試飲2種をいただいた。
初鰹がとてもおいしかった。
その後の部屋飲みなのでやや鈍っているかも。

嗅覚は個人差が大きいのでこのブログは参考程度に流し読みされてください。

おっ、プラムか?