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岐阜県美濃市泉町の豪壮な和紙問屋旧今井家

2019年10月16日 | テーマパーク・伝統産業・祭り
美濃和紙の里、美濃和紙あかりアート館とともに美濃市三館めぐりの一つになっている旧今井家住宅は、うだつの上がる街並みの中にあります。今井家は、最も古いうだつ軒飾りの形式を残しています。ここは、江戸末期から昭和16年頃まで庄屋を勤めてきた美濃和紙の問屋さんでした。家の東と西で様式が異なることから、江戸中期に建てられ、明治初期に増築されたといわれています。間取りは市内最大規模。奥の6室が他よりも一段高くなった上段造りとなっているのも大きな特徴です。(バンフレットから)
中庭ではザクロの古木がたくさんの果実をつけていました。








帳場








中の間






明かり取り
天井から空へ向けて切り取られた明かり取りは、明治時代の改築によって取り付けられたものです。天井からの高さは約3メートルあります


通り間から台所を見たところ


台所


かまど


仏間


みせ座敷 (商人用の茶室)


私用の客の出入り口


奥座敷
床の間と、中庭が見渡せる10畳ほどの奥座敷は、豪商時代の映画をうかがわせます。四季折々に彩られた庭と水琴窟の清らかな音が楽しめる客間です。




中庭








中庭の水琴窟


お稲荷さん


うだつ蔵




うだつ蔵から玄関方向を見たところ



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旧今井家住宅 (ヒトリシズカ)
2019-10-16 06:46:58
イケリンさん

美濃市にある紙問屋の旧今井家住宅は、当時の繁栄ぶりをよく残した日本家屋です。まさに陰影礼賛の世界です。

明治時代に設けた明かり取りは、電気による照明がない時代の知恵です。そしてこうした仕組みをつくる財力があった豪商の家です。

日本間の障子も美しいです。そして本物の和紙が張ってあります(最近は樹脂が入った偽物の和紙が多いです。より丈夫だからです)。障子の紙の張替えができる方も減りました。

かまども懐かしいものです。今の子供はかまどをみても何かは分かりません。

この住宅を長く保存してほしいです。
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旧今井家住宅 (イケリン)
2019-10-16 07:07:09
ヒトリシズカさん おはようございます。
奥行きのある家屋は日中でも薄暗く感じますが、
この明かり取りがあることで、随分と助けられた面が多くありそうですね。
障子もは自分の手で張り替える家が多かったのですが、最近は丈夫で長持ちするものが重宝されているようです。
かまどの衰退が山が荒れる原因の一つになっているのかもしれませんね。

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旧今井家の風格 (korman)
2019-10-16 08:13:15
イケリンさん おはようございます
今井家は、和紙問屋でしたか?
越前和紙の里も3年前に孫たちと訪れていますが、手すきなどの体験をしてきましたね。
旧家の伝統ある景観は風格を感じますね。
うだつの町並みも越前の今立町に保存されていますが、伝統ある町並みは少なくなりましたね~
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旧今井家 (イケリン)
2019-10-16 08:27:41
kormanさん おはようございます。
今井家は、和紙の原料などを扱っておられたようです。
江戸時代の町並みを今に伝える家々の中でも、今井家の大きさは別格のようでした。

越前和紙の里でのお孫さん達との手すき体験は楽しかったことでしょうね。
ああいう体験は、和紙の生産を続けている地でしかできない体験だけに、
お孫さんはおろか、大人にとっても貴重な体験になったことでしょうね。
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懐かしいです (fukurou)
2019-10-16 09:01:40
イケリン様
おはようございます。
旧今井家住宅も見学させてもらいました。
とても懐かしいです。
大きな家でした、さすが庄屋さんをしておられただけある立派な建物でした。
昔の日本家屋はなんとなく落ち着きますね。
また訪れたくなる所です。
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旧今井家住宅 (イケリン)
2019-10-16 09:51:10
fukurouさん おはようございます。
美濃市を訪れた方が、必ずと言って良いほどお立ち寄りになられるところが旧今井家住宅ですね。
間口も奥行きも広い家で、当時の繁栄ぶりがうかがえる立派な建物ですね。
この貴重な建物が、いつまでも大切に保存されることを願いたいものです。
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旧今井家住宅 (kagurakko)
2019-10-16 15:43:58
こんにちは、イケリンさん。
旧今井家は豪商だった模様が伝わってきますね!
4枚目の雪の山は何でしょうね?
「帳場」はドラマなどで見かけています。
番頭さんと丁稚どんが居そうです。
屋敷内も良く保存されています、指定文化財なのでしょうね。
当地の宿場町の本宿「旧千葉家」を見学したのを思い出します。
「手押しポンプ」がありましたか。
武田式ですか。
良いものを有難うございます。

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こんにちは (ロメオ)
2019-10-16 16:39:46
「うだつの上がる邸宅」立派ですね。かなり繁盛したのでしょうね。
これだけ広いと掃除がたいへんそうですが、小間使いの方も大勢いたのでしょうね。
中庭も風情のある庭園で、渡りの鳥たちがひと休みしそうな雰囲気です。
和紙のあかりや障子、畳の部屋、太い柱、今の住宅ではすっかり失われてしまったものばかりですね。
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旧今井家住宅 (イケリン)
2019-10-16 16:50:40
kagurakkoさん こんにちは。
4枚目の雪の山に見えるのは、和紙でつくったあかり (ランプ) なのですよ。💡
「帳場」は、最近でも時々テレビで見かけますね。「番頭さんと丁稚どん」は懐かしい番組みですね。

旧今井家は市指定の文化財になっています。
中には国の重要文化財に指定されている家もあるようですよ。
手押しポンプに武田式なんてのがあるのですか。これは知りませんでした。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

広島の「旧千葉家」を検索して見ました。こちらは建物も庭も素晴らしいものですね。びっくりポンです。(笑)
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旧今井家住宅 (イケリン)
2019-10-16 17:47:25
ロメオさん こんばんは。
これだけの邸宅ですから、当時は隆盛を極めたのでしょうね。
今では、これだけのものは簡単には建てられないですね。
かまどのあたりを見ても、かなりの従業員がいたであろうことが想像できますね。
中庭の水琴窟には野鳥達が寄ってきても、おかしくないような雰囲気でしたよ。
ここにやってきたら絵になりそうですね。(笑)
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