今日の一貫

宮城の地域経済活性化

自民党宮城県、県民会議会派研修会。
「宮城の地域経済活性化」について講演。
この会派、このほど38名の大所帯に。
会派運営が逆に難しくなるかも。

ともあれ、上記テーマで講演。
村井県政の経済政策、自民党保守本流路線として評価。
しかし、手法が見えない。
例えば、5課題の内の一つ「地域経済を支える農林水産業の競争力強化」は、一体どの様な手法で実現しようとしているのか?
おそらく手法はないのだろう、といった話。

これ単なるスローガンで終わる可能性がある。
本気で対応するつもりなら、全面支援するが、、、果たして。

また産業政策は、70年代でほぼ実効性を失っている。
70年代後半以降、伸張している業種は、政策の枠外で伸びてきたもの。
税・補助金・金融・規制等で成り立ってきた産業政策は、もはや使えない。
企業誘致も必要だが、産業基盤投資はもはや誘致との直接的関連はなく、設備投資補助金も選考した所見での効果は大木方が、今や各県の競争。43県で既にこの制度がある。いまや補助員を付けただけでは駄目。
トップセールスや、マーケティグなど、が必要。
その際、宮城県を売り出すための資源は何か?
例えば、良質な労働力の存在、良質な労働環境、周辺企業の集積、東北大の資源等々があるのでは、といった話。

また、自動車産業誘致を考えている村井県政だが、サービス産業化する社会にあって、何故製造業を中心課題とするのかをきちんと認識しておくことが必要。
また、製造業を中心としたばあい、宮城は、食品製造業がトップになっているが、それで良いのか、食品加工業はが1位という県は、旧来鹿野の産業構造のままで、新たな産業の振興が弱かった諸県がその様な構造を持っている。いわば産業的には遅れた県。
その構造を打破すること。
また食品産業といえども、グローバル企業に成長してるものもある。
ネスレや、朝日、サントリーなどもそう。
グローバルニッチの食品産業を作ることも課題。

宮城県を1国で考えた際に、アジアや、日本市場に構成を欠ける必要がある。
その際、宮城県ならではの産業構造を作れるか?
台湾や香港、シンガポールなどの都市国家が参考になる。

また東北電力にかわる製造業のリーディングカンパニーが必要。

ウインウインの構造を作る必要がある。家族経営とグローバル企業との共存。諸産業の共存。観光は、ウインウインの構造作れる。
生活産業もそう。

以下社会トレンドについて話す。
①ビジネスは仕組みでするもの。その仕組みをどう作るか?
②個を中心とした社会を構築すること。
③ビジネスの方向は、身近な生活関連。おいしい楽しい癒される。
④そのためには知識、地財化が重要。
⑤そのためには、宮城県の進学率、高校の就職率に難点あり。

等々
質問。
①宮城県のセールスをする差異のウリとしての良質な労働力は、低賃金ぐらいしかないのではないか?
②宮城県のID産業は何か?
③勝ち組としてのグローバル化を語ってるが、感動とか、そういったものを与える業種もある野ではないか?
④産業振興における、官・民・政の役割分担は?

有意義な勉強会だったと思うが、先生方の関心事は、もっと違うところにあったのかも知れない。

会派、大きい方がいいのか、小さい方がいいのか、、はたして。
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