今日の一貫

農村対策 中山間地対策について

中山間地、農村政策の会議。一日中。

議論の焦点のひとつが、「集落営農」について。
どうも、みな一緒くたに集落営農といっている漢字ではないか?というもの。
品目横断的政策が、対象とする担い手に、集落営農を入れてしまったのはご承知のとおり。
ただ、この集落営農実にハードルが高い。
20haの農地集積要件が必要。中産感知では要件緩和がなされるというが、それでもきつい。
中産感知政策から、この品目横断を見ると、どうも集落営農の質が違っている、というのだ。
これは御明察のとおりだ。
中山間地政策は集落協定を結びながら、地域資源管理を目指すもの。コミュニティの維持が大事になってくる。そこから、農業生産活動を振興しているという高い用件を入れてきたのが、二期対策。それでも、品目横断の集落用件からすればゆるいもの。

だから、品目横断で、中山間地対策をとなると、これはなかなかそうももいかない。むしろ、中山間地「中山間地直接支払い制度」に任せ、さらには、次なる「農地・水・環境資源対策」がどこまで中山間地をカバーするか見たほうがいい。

政策が対象とするエリアが複雑になってきた感がある。
中山間地直接支払いは、文字通り、中山間地対象。
経営所得安定対策の品目横断は、コメ、麦、大豆など生産している平場、
農地・水・環境資源対策は、平場から一部中山間地。
水・村ふるさと保全隊は、中山間地といった仕分けか?

少々ややこしくなってきた。
最もややこしいのはそこで使われている集落営農といった言葉のニュアンスがみな違っていることだろう。ニュアンスだけではない、要件も違っているのだ。
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