そんなことを言い続けてきた。
日本人のノウハウ・ビジネスモデルで世界のあちこちで製造が行われる。
これはもはや、農産物以外では常識。
そんなところから、農産物にも、やがては、日本人によって、日本人が作り上げたビジネスの仕方に基づき、日本人、あるいは世界の人々のための農業生産、これがすなわちメードバイジャパニーズ。これがやがて、一般化すると言って来た。
最初に声高に言ったのは、農業技術通信社の、昆社長。
彼は、オーストラリヤや、中国での現地生産の可能性をつぶさに見て回っている。そんな彼が言うのだから間違いないと思う。
そんな中、アサヒビールがMade by Japaneseを始めたというニュース。
以下朝日の記事を転載しておこう。
中国の富裕層向け食材を現地生産 アサヒビールなど4社
2006年02月27日20時45分
アサヒビール、住友化学、伊藤忠商事の3社は27日、中国・山東省で、中国市場向けの農業事業を始めると発表した。レタスやイチゴなど付加価値が高い野菜や果物を栽培し、鮮度を保つ物流を組み合わせて中国都市部の富裕層向けに売り込む。「中国で日本企業が本格的な農業経営を行うのは初めて」(アサヒ)という。
計画では東京ドーム21個分にあたる約100ヘクタールの農地を確保。乳牛を飼育するほか、トウモロコシなどの野菜や果実を栽培する。年間の生産量は牛乳が7000~8000トン、野菜が2000トン、果実が600~700トンを見込む。
酪農で出る牛のふんを肥料にしたり、風力や太陽光発電による散水をしたりすることを検討しており、環境に配慮した農業を目指す。
中国の都市部では、安全で高級な食材への需要が高まっている。5~6年目には売上高7億~8億円を見込んでおり、単年度で黒字化できる需要があると見ている。軌道に乗れば、他地域での展開も考えるという。
4月にも共同出資会社(資本金15億円)を山東省に設立する。アサヒが11億円、住友化学が2億5000万円、伊藤忠が1億5000万円をそれぞれ出資する。アサヒビールは現地のビール会社「煙台ビール」を子会社化している。この縁で、03年に山東省政府から農業近代化に向けた協力要請を受けた。
アサヒは事業展開を通じ、企業として中国での存在感を高めたいという狙いもある。住友化学は肥料などを供給、伊藤忠商事は流通ルートの開拓などで協力する。
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