ブロ友さんから、幼馴染の「初恋の女性」の小学生時代写真を
カラー化して欲しいと依頼を受けました。
同時に、想い出の文章も添えてありました。
幼馴染の女性のモノクロとカラー画像をぼやかして頂き
KEIさんのブログに掲載して頂きたいとの申し出もあり
当ブログに掲載します。
この文面少し面食らいましたが、??
表題までつけてあり、折角のお申し出なので掲載させてもらいます。
フレームはブロ友さんのとても素敵な「使用許可」のフレームがありましたので、使わせていただきました。
以下は文章も投稿してほしいと言うことなので、
56年前の初恋の想い出を回想。
夜9時ごろ
僕は東急目蒲線鵜の木駅で彼女と下りた。
小学校6年まで過ごした下町だ。
密集した住宅を通り
少し大きな道路に出た。
小学生の頃の通学路だ。
彼女の家は、通学路から
細い横道に入った戸建て。
脇に、細い丸柱の木屑が落ちる電信柱は
黄色の電球が二人を浮き立たせる。
僕たちは 戸惑い口ごもる。
彼女は思い詰めた目が見詰める。
周囲を窺う。
僕は彼女の両腕を掴んだ。
見上げる唇に僕の口をそっと触れた。
やっと1センチを越えたのだ。
ロマンスのドアが開いた。
17歳の時だ。
戦後直ぐ、進駐軍兵士がうろつく下町
保育園から小学校卒業まで一緒に過ごした。
二人は20歳の時、僕の身勝手な青臭い行動で
喧嘩別れした。
僕は彼女の遠ざかってゆく姿を
スローモーションになった目が追っている。
だが、僕の心臓は非常な早さで鼓動を揺さぶっていた。
彼女は、小柄な姿にほっそりした脚が
緑道の落葉を軽やかに踏む。
陽光の小道は、玉川上水の暗渠だ。
木漏れ日の中、残り少ない花びらが
彼女のからだをつたって落ちた。
立ち止まり、ゆっくりと顔を横に向けた。
しかし 振り返りはせずに
とうとう小道の終わりに行き着いた。
彼女は僕の方をふりむいて
別れのしぐさをし、姿を消した。
実際は 東横線多摩川園前駅を下りて
銀杏かプラタナスの並木道か
不確かな記憶。?
20歳の時だ。
それから、時は奔流となり
思い出すことなく
人生は僕から幼馴染を奪っていった。
加速度をつけて流れてゆく。
僕たちは 40歳の時
銀座寄りのホテル
緑が覆うカフェで再会するのだ。
幻想の想いから
ふっと、我に返った。
見上げる空には、茫漠とした青の背景に
白雲が浮かんでいる。
別れの曲 エチュード Op.10-3/ショパン/Chopin Etude Op.10 No.3/ピアノ/クラシック/Piano/classic/CANACANA
この文章書いた人、多分分かっていると思うけど。。。。
ワザと2日間ブログ更新していません。
初恋の人は忘れられないデス
このブロ友さんの記事を読んで、甘酸っぱい?初恋を思い出された人も多いのではと思います。
恋は不思議ね
消えたはずの灰の中から何故に燃える
みゆきんさんも蘇る?
シワシワなお婆ちゃんになっても乙女な気持ちでいるわ♬