2012・3・15 木曜日
田舎都会通信
函館山 寒川4
函館山の裏手にあった寒川
明治の時代 ここには12戸約60人が生活していたという
寒川という行政上の地名は失せたが まだ市民には通用する地名です
写真前方の「けどき岬」の先に立待岬がある
岬の手前にある「帆かけ岩」のあたりに 冷泉温泉があったという
寒川の海岸を歩くと
私のスピードでは30分以上かかり
見た目と違う広さです
ここでは ブリ・イカ・マグロなどが獲れ
桃源郷だったよう
しかしお店が一軒もなく 食べ物は限られていたよう
寒川については 生活者の記した書物などがあり 興味のある方は市立図書館で楽しむとよい
3~4月は ふのり
1~5月は のり
女性の収穫する海藻類が
現金収入になっていたのでしょう
今時代 煌々と灯りが海面を照らす沖合いは 夜の観光スポットのイカ漁場
明治時代には想像もつかないことでしょう
イカ豊漁は 明治時代から変わらずです
生活していた方の言い伝えには
アワビ ウニ ツブ ・・・ 高級食材の宝庫だったという
今でも獲れるのでしょうが 密漁でハイお縄が待ってます
いろんな光景が次々と目に入り
立ち止まることが多い素敵な海岸です
写真の岬の先は 穴澗
帰りは入江山に上り 下山する
明日は最終回です