田舎都会からの便り

北海道新幹線・新函館北斗駅のある北斗市から発信してます

モミガラ薫炭2020

2020年11月29日 04時42分32秒 | 農業の話

 モミガラ薫炭づくり・点火

更新は 私が「元気で自遊人」している写真記録の便りです

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 行雲流水  モミガラ薫炭2020

北斗市・北海道 農業地帯・大野平野

初冬の風物詩 モミガラ薫炭の煙がたなびく

ザ・プラターズの「煙が目にしみる」を口ずさみながらの作業かな・・・

稲のモミガラを利用して薫炭をつくり 野菜の育苗土に利用します

土は野菜作りの命とも言われ 農家によっては土を磨くため先祖代々薫炭づくりをしている

大量に必要な農家は 共同作業でつくる

個人で薫炭をつくる農家もいます

薫炭づくり&朝陽 2019年

 
薫炭のつくり方は 農家個々いろいろです
 
籾殻くん炭 2012年

 北斗市開発地区の薫炭組合は40年ほど継続の歴史があります

11月25日~27日 作業が行われました

下記は 以前に撮った写真記録です

興味のある方はご覧下さい

モミガラくん炭づくり

北海道北斗市開発 大野平野のド真ん中

ここは専業農家の多い地帯です

春野菜栽培の準備に 農家は忙しい

モミガラくん炭づくりは秋の風物詩です

作業は 早朝5時に開始

写真は種火の準備です 

種火がセットされ ストーブが作られる

オイル缶を利用した農家の知恵です

着火

エントツの数は98本

夜明け前の炎は美しい

エントツの火柱を眺めると 

赤い筆に見えたり 花火にも見えたり・・・

見飽きず 時間の経つのが早い

早朝は冷え込み 凍えるような寒さ

ガッチリ着こみ 着膨れになっての作業です 

  

作業は 夕方3時過ぎまで続く

全部の農家がモミガラくん炭を作ってはいない

農業には個々の農家に 

先祖代々受け継がれる伝統技があります

写真の光景は 

モミガラくん炭を採用している農家3軒の共同作業です

着火した98本すべてが順調か 目視確認

くん炭作業の光景は絵になり 

セミプロカメラマン格好の題材です 

煙がまっすぐ立ちのぼるのは 

無風の多い早朝に多い 

種火が火種に着火しないと 

掘り返してやり直し 

写真の農家の用途は 育苗培養土づくり用です

ポット苗などを育てる土づくりに 農家は最善を尽くす

清みきった早朝の空にモクモクと上がる煙は

人を煙にまくような悪さはしない 

蒸気機関車のような煙は ふるさとの思い出光景

いつまでも いつまでも 煙が天高く昇り続けてほしい

風の向きや高さが急変することもありそう

煙を被ると 呼吸ができず 衣服に着く臭いも強烈 

なので 見学の時は要注意 要注意

火が見えたら モミガラを被せます

放置し油断すると モミガラを燃やしてしまうという

 

モクモクと出る煙は 列車のように長く弧を描く

 

モミガラが出来上がると

肥料などを混ぜ合わせ 培養土を完成させます

農家は 春の準備を秋から行います

安心安全野菜を消費者に届けるため 

農家はいろんな努力を惜しまない                      

 

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