田舎都会からの便り

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モミガラくん炭づくり

2013年11月26日 02時05分43秒 | 農業の話

 

モミガラくん炭づくり

北海道北斗市開発 大野平野のド真ん中

ここは専業農家の多い地帯です

春野菜栽培の準備に 農家は忙しい

モミガラくん炭づくりは秋の風物詩です

作業は 早朝5時に開始

写真は種火の準備です 

種火がセットされ ストーブが作られる

オイル缶を利用した農家の知恵です

着火

エントツの数は98本

夜明け前の炎は美しい

エントツの火柱を眺めると 

赤い筆に見えたり 花火にも見えたり・・・

見飽きず 時間の経つのが早い

早朝は冷え込み 凍えるような寒さ

ガッチリ着こみ 着膨れになっての作業です 

  

作業は 夕方3時過ぎまで続く

全部の農家がモミガラくん炭を作ってはいない

農業には個々の農家に 

先祖代々受け継がれる伝統技があります

写真の光景は 

モミガラくん炭を採用している農家3軒の共同作業です

着火した98本すべてが順調か 目視確認

くん炭作業の光景は絵になり 

セミプロカメラマン格好の題材です 

煙がまっすぐ立ちのぼるのは 

無風の多い早朝に多い 

種火が火種に着火しないと 

掘り返してやり直し 

写真の農家の用途は 育苗培養土づくり用です

ポット苗などを育てる土づくりに 農家は最善を尽くす

清みきった早朝の空にモクモクと上がる煙は

人を煙にまくような悪さはしない 

蒸気機関車のような煙は ふるさとの思い出光景

いつまでも いつまでも 煙が天高く昇り続けてほしい

風の向きや高さが急変することもありそう

煙を被ると 呼吸ができず 衣服に着く臭いも強烈 

なので 見学の時は要注意 要注意

火が見えたら モミガラを被せます

放置し油断すると モミガラを燃やしてしまうという

 

モクモクと出る煙は 列車のように長く弧を描く

 

モミガラが出来上がると

肥料などを混ぜ合わせ 培養土を完成させます

農家は 春の準備を秋から行います

安心安全野菜を消費者に届けるため 

農家はいろんな努力を惜しまない                      

 


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