渡辺貞夫:as、 チャーリー・マリアーノ:as、ナガスヴァラム
増尾好秋:g、 原田政長:b、 渡辺文男:ds、
紙上理:b、 菊地雅章:p
1968年1月21日 西新橋テイチク会館スタジオでの録音
アルトサックス奏者同士であるチャーリー・マリアーノと渡辺貞夫が1968年に共演した際
の録音。チャーリー・マリアーノと渡辺貞夫はこのアルバムの前に「イベリアン・ワルツ」とい
うアルバムを同じレーベルタクトからリリースしており、この名義での2枚目にあたります。
タクトは日本人ジャズの名盤を黎明期から数多く録音し牽引してきた非常に重要なレーベル
です。
チャーリー・マリアーノはインド音楽に興味を持ち自身の作品にその要素を取り入れ、独特
のエスニックなジャズを創り上げました。特にA面はインドのナガスヴァラムという楽器を大胆
にとりいれ、神秘的で幻想的なラーガを演奏しています。近年のクラブからの和ジャズ、ワー
ルドミュージック再評価という視点から鑑みても非常に面白い録音です。
渡辺貞夫クワルテットとともに