Joe McPhee:ts,ss, John Snyder:syn, Makaya Ntshoko:ds
久々のDisc紹介。あのどす黒くクソ格好良いNation Timeでおなじみの
Joe McPheeの77年作。Nation Timeの音を期待してJoe McPheeの別
のレコードを買うとがっかりすること間違いなし！特にhat Hutものはどっ
フリーばかりです。
このアルバムはFree なのですが、Synthsizerの音色が面白くなかなか
聴かせる内容となっています。A-2 Voicesはタイトルどおり呪術的なVoice
が延々と鳴り響く聴くのが修行のような曲で、B-1 Baliarian Folksongは
Synthを駆使した好曲で、ヘンテコな音楽が好きな人にオススメです。
ちなみにBamboo Music さんのサイトでB-1は試聴可能です。
試聴 http://bamboo-music.net/?pid=12389411
Marion Brown : as , ss , Paul Bley : key
Richard Abrahams : key , James Jefferson : b
Steve McCall : ds , Bill Hasson : per
Marion BrownのImpulse盤。結構見かけるレコードのためスルーしていま
した。昨年末に某レコード屋で今日は買うもんないなーと思っていたところ、
目に留まり、そういえば同じImpulseから出ているVistaがクソ格好良かった
し、聴いてみるかと思い試聴。即購入。
A面はSweet Earth Flying、B面はEleven Light Cityと各1曲ずつのみ。
SpacyでSpiritual な展開のSweet Earth Flyingは特にPart 4の詩の朗読
にやられます。B面Eleven Light CityはFree色強いですが、Marion Brown
のASが心地よく響き聞きやすいです。Spiritual Jazz好きにオススメです。
よく見かけるレコードもちゃんと聴かないといけませんね。
ちなみに今週の日曜にWheel @ Collageあるんで良かったら遊びに来て
下さい。
Jon Jang : p , Anthony Brown : multiple percussion、Randy Senzaki : as
Mark Izu : b,sheng, Fransis Wong : ts, Chash Killion : cello
Ray Collins : eb,alt-cl, Jose Alarcon:jozuke,taiko,
Roy Hirabayashi: Jozuke, Gary Tsujimoto : shime, sumo
メリークリスマス!!! 前回と同様、クリスマスと全く関係のないストイックかつマニアックな
Jazzを紹介します。今回は中国系アメリカ人Pianist Jon Jangの84年作。ジャケからは
コミックジャズを匂わせていますが、良質なFree Spiritual Jazzを演奏しています。
A-1 Are You Chanese or Charlie Chang / East Wind は後半部分が最高。手拍子
から始まりPoetry Readingが絡みJon Jang の軽快なPianoで演奏が始まりどこか
Pharoah Sandersの楽曲を感じさせる至極のSpiritual Jazz Tuneです。B-2Wazo's
Marchは日本の太鼓を叩きまくるOriental Spiritual Jazz！なかなか見かけないレコ
ですが、Spiritual Jazz Funは一家に一枚マストです。
Noah Howard : as, Frank Wright : ts
Bobby Few : p, Art Taylar : ds, Muhammad Ali : ds
Noah Howardのフランス録音。フランスだけどレーベル名はAmerica。うーん。
そんなことはどうでも良く、このころのNoah Howardは外れが少ないので、取りあえず
レコショーでArtist買いしてみました。
面子からやはりどっフリーを思い起こしますね。激しいFreeの曲もなかなかですが、
単調なメロディーが延々と続き、Pharoah Sandersを彷彿させるSpiritual Jazz A-2
Viva Black、呪術的なリズムに怨念のようなVoiceがのるA-3 Church Number Nine
が最高です。この辺りのレコードはあまり見かけませんが、なかなか個人的に壺にはまる
曲が多く堀甲斐があります。
それと、今週の金土と東京（Union）へDigりに行きます。東京にいる皆さん時間があれば
ヨロシク！
Johnny Dyani : b,p,voice, Clifford Jarvis : ds,voice
Afro Spiritualな作品の多いJohnny Dyani。タイトルからわかるようにおなじみのAfro
Spiritualです。Redは地味ながらもいいSpiritual Jazz出してますね。先月のレコショー
で発見しました。ジャケ、Artist買いです。
音数がすくなく呪術的なVoiceに嵌ってしまうA-1 African Anthem、Duoとは思えない
重厚なRythmで疾走感溢れるAfro Spiritual Jazz A-2 Lonely Flowerなど、単調な
Rythmに二人のVoiceが絡み合うB-1South Africaと全曲最高です。Afro Spiritual
Jazz 好きにオススメです。あまり見かけませんが、見つければ安いと思います。
