Keith Jarrett / Spirits / ECM

　Keith Jarrett : Palostamo Flute, Tabla, Shaker,　Recorder

　　　　　　　　　　Vermont "Folk" Flute, Voice, SopranoSax, Piano,

　　　　　　　　　　Guitar, Miniature Glockenspiel, Small Tambourine,

　　　　　　　　　　Double Cowbell, Naz

　Keith Jarrettの85年録音。ドイツECMから。ECMからのKeith JarrettというとPiano

TrioとかSolo Pianoとかばかりで、往年のJazz Funにはおなじみですね。ただこの録音

は演奏している楽器から見ての通り異色です。

　Keith Jarrettの自宅スタジオで様々な民族楽器を思うがままにレコーディングしてその

音源をManfred Eicherに渡してリリースされたそうです。内容はDeepなEthnic Jazzで

ECMのCodona関連の音源が好きな人にはストライクだと思います。

　ちなみにこのレコード簡単にみつかるだろうとおもってたのですがぜんぜんみつからなく

Seeedさんにも手伝ってもらってみつけてもらいました。長門さんありがとうございました。

試聴　http://allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:3xfoxqlgld0e

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YouTube: Keith Jarrett-Spirits (No.15)

Keith Jarrett / Backhand / Impulse

Keith Jarrett : p, wood flute,osi drum

Dewey Redman : ts, musette, maracas

Charlie Haiden : b , Paul Motian : ds,per

Guilherme Franco : per

　Keith Jarrettの74年作。名門Impulseから。Keith Jarrettというと日本では

Piano Trioで人気ですね。

　このアルバムではPiano Trio好きが毛嫌いしそうな民族楽器を多様して、

かなり実験的な内容。白眉はDope Ethnic JazzのA-2 Kuum、これだけ

聴くとKeith Jarrettのアルバムとは思えません。安値で転がってるので、

一度聴いてみてください。

Ken McIntyre / Open Horizon / SteepleChase

Ken McIntyre : as,flt,bassoon,oboe,b-cl, Kenny Drew : p

Buster Williams : b ,  Andrei Strobert : ds

  Ken McIntyerの75年録音。このサイトでもちょくちょく出てくるDenmark

のSteepleChaseから。Steeple Chaseは地味にいいレコードたくさんで

てます。しかも安いし。京都のLlamalabo Recordsで購入しました。

　Oboeが牧歌的に鳴り響くDope Spiritual Jazz B-1 Open Horizon、自身が

仙台に入院したときに作ったらしい哀愁あるメロディーがたまらないB-3

Sendai　となかなか好内容。ちなみに他の曲はふつうのJazz。

　近々3月と4月のEvent予定をUpします。

　

Northwoods Improviders / Constellations / QBICO

Mike Gilmore : g,saz,kalimba,shakers

Mike Johnston : g,inaga,bone guitar

Kirk Lucas : g, tamboura, tambourine

Mike List : tabla, kosika

Mike Khoury : violin

Don Barber : bells, frame drum

  えー、今週は体調を崩していて更新が滞りがちになりました。復活してき

たんでまたぼちぼち更新していきます。

　今回はYellowish RadioのタカハシさんからQBICOのWebSiteが復活

したとの情報を聞きつけたのでQBICOのレコードを紹介します。この時点

でほとんどの人がQBICOってなんやねん！と突っ込んでいるでしょうが

気にしません。

　QBICOとは現行のイタリアのレーベルで、すごくかんたんに説明すると

今時Free Jazzとかも出している変態レーベルです。詳しくはWeb を

参考に。日本ではほとんど流通していませんが、2009年9月にJapan

Tuorが行われていました。これから注目されるかも！？

　このアルバムはあのFaruq Z. Beyとの共演でも有名なNorthwoods

Improvisersの2007年、2008年録音の新譜です。楽器から分かるとおり

全編Orientalな雰囲気で民族楽器、Ethnic Jazz好きはマストの一枚です。

この手の音楽が好きな人はQBICOをチェックしてみてください。

ちなみにくそ重いですがQBICOのサイトから試聴できます。http://www.sensationalxhols.org/qbico/QBICO_RECORDS.htm

Mal Waldron / Mal 3 Sounds / Prestige

　Mal Waldron : p , Art Farmer : tp,  Eric Dixon : fl,

　Calo Scott : cello , Julian Euell : b, Elvin Jones : ds

　Elaine Waldron : vo

　Mal　Waldronの58年録音。Mal Waldronは何気にSpiritual Jazz、Jazz

Funk好きにたまらない演奏をやってます。特にECM盤では。

　このアルバムは58年という時代から王道Jazz Funをうならすオーソドックス

なJazzが中心です。ただ、Elaine WaldronがVocalで参加するB面は一転

して今で言うところのSpiritual　Jazz。ゆったりとしたVocal に重たいBass

にぐいぐい引き込まれていきます。

　王道JazzのA面、Spiritual JazzのB面となかなか味のあるアルバムで、

未聴のかたは是非聴いてみてください。

試聴　http://allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:kbfoxq95ldke