ツトムヤマシタ:perc 、佐藤允彦:作編曲
宮間利之:cond、
羽鳥幸次、村田文治、藤崎邦夫、佐野健一:tp、
片岡輝彦、上高政通、戸倉誠一、青木武:tb、
中山進治、高見弘:as、市原宏祐、前田章二:ts、
砂原俊三:bs、山木幸三郎:g、今城嘉信:p、山本五郎:b、
豊住芳三郎:ds
録音:1971年1月27日、日本コロムビア・第一スタジオ
ジャズだけでなくクラシック、現代音楽、プログレッシヴ・ロックといった様々な分野で活躍
したツトムヤマシタと当時日本のジャズにおいて富樫雅彦とともに前衛的で創造的なシーン
を牽引してきたピアニストで作曲家の佐藤允彦が、宮間利之とニュー・ハードを従えて71年
に録音したアルバム。当時のニュー・ハードのメムバーにドラム豊住芳三郎の参加が目を
引きます。
ドローンのような管楽器にスティールドラムの柔らかく叙情的な音色がどこか心地よいイ
ントロから混沌とした怒涛のパーカッションデュオへといたる静と動のコントラストが印象的
なA面、ニューハードの演奏に様々な打楽器の音がのり次第に集団即興へと到達するB面
とどちらも他に類を見ない素晴らしい演奏です。