命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

ダブルスタンダード

2015年10月13日 23時04分39秒 | 事件
このような裏と表、園内向けと園外向けの本音と建て前を使い分けるには両方の存在が知れてしまった場合は取り繕うことは大変なことである。

悪事の証拠となる動画をアップロードされて世界中に拡散されてしまうというまさかの事態に、 
さぞかし驚いたことだろう。

口が裂けても言えない本音の部分を隠し通すには嘘やごまかし、ボケやスルーを繰り返す必要があり、ミスを犯さずにやり遂げる芸当は不可能に近い。

「厳正に」捜査が入れば執行猶予付きの罰金刑くらいは下されるはずのことはしているのではないだろうか。厳正な捜査をする良心が北海道警にあればの話だが、先進国と違い日本での動物の命は驚くほど軽いのだ。

特に北海道では熊というものに対しての意識の違いは大きいのではないかと思う。昨日も巨大なヒグマが作物を荒らす害獣としてハンターに打たれ殺処分された。同じ熊と言う動物だが、害獣熊と功労熊を同じように考えることは人として間違っているのではと思う。

世論の怒りはそこに集まっている。28年間も愛嬌を振りまいてくれたウッチーを長い間苦しめ続けて、残虐な方法で殺処分?することはあまりにも非道だからだ。なぜ、多くの人が悪事を明るみにしたいかと思っているかというと、ウッチーが不憫なこと、その死を無駄にしたくないこと、動物園の動物たちの権利向上のためになるからなどを願っているからだと思う。

もう一つ大きな理由は悪事がバレたにもかかわらず、それを認めようともせず、保身にひたすら走り、罪をごまかそうとしているからだ。

以下、どのように円山動物園が対応したかを簡単に書くことにする。


★7月25日朝9時死亡を飼育員が発見後・・・


・じゃれているのか攻撃しているのかわからなかった(から引き離さなかった)

・普通に餌を食べたし、骨折などのケガのそぶりもなかった(ので治療もしなかった)

・クマはケンカになることもあるがペアリングするには必要な過程だった



★動画の存在が明らかになると・・・


・ウッチーには仲介役、なだめ役、闘争への抑止、ハッピィを落ち着かせることなどを期待して同居させることにした
⇔ ダメモトでウッチーも繁殖を期待


・ケガは6月20日の咬傷による右足の跛行が気になっていただけで、たいしたことないと思っていたので5回目7月24日の同居訓練を実施した
⇔ ケガはほかにもあるが、致命傷を負うまで続けなければならない


・飼育員が一人の監視体制だったこともあり、ウッチーの背後に回ろうとするウメキチを嫌がるウッチーを抑え込んでいるように推測され、大きな咬傷や致命傷にはならないと考えた
⇔ ウメキチに襲撃させているので止めるわけにはいかない


・仲良くなれないようなら同居訓練はこの日で止めようと考えていた
⇔ 致命傷を負ったのはわかっていたので終了してもよい


・5時には呼吸も落ち着き休んでいたし、7時までいた飼育員によるとリンゴも食べていたので検査や治療はせず、経過を見ることにした
⇔ ウッチーはもう食べられる状態ではなく、リンゴは置いておいただけなのでハッピィが食べた


・朝9時見に行ったら死亡していた
⇔ 前の晩5時には虫の息で7時には死亡していた可能性が大きい


このようにを混ぜながらの苦しいつじつま合わせが必要になってくる。


事件関係者はこのウッチーの澄んだ目を真正面から見つめることができるのだろうか?
http://polarbear1.exblog.jp/21987330
特に三つめのウッチーの写真を見つめてください!
http://ameblo.jp/stew720/entry-12055065700.html

表マニュアルと裏マニュアル

2015年10月13日 22時24分10秒 | 事件
「クマは繁殖を進める上でけんかになることがある。ツメが鋭く、少しのけんかでも傷ができてしまう場合があるが、ペアリングするには必要な過程だった。」

事件直後の新聞記事に寄せたS飼育展示課長のコメントを読んで、さらに裏マニュアル存在
の確信を深めた。こんがらがる頭を整理するためにも書き出してみた。

○表マニュアル

・ウメキチが成熟し繁殖できる年齢になったので、6月16日ハッピィとだけではなく、ウッチーとの赤ちゃんも期待しつつ、三頭の同居訓練を開始すること

・6月20日雑食デーのご馳走が出る日に、仲良くさせるために好物を並べウッチーとウメキチ二頭のみを同居させること※1.

・ハッピィに発情が来た場合に備えてウメキチとの二頭同居の回数を多くすること

・雌雄間で闘争があるかもしれないが、仲良くなって交尾することを期待して繁殖のための同居訓練をしばらく継続すること


●裏マニュアル

・動物園の動物たちは多すぎても、少なすぎても、老齢ばかりでも経営が難しい

・マレーグマの平均寿命24-5歳のころハッピィを借り入れたが、想定外にウッチーが元気で長生きしていて、子熊が増えて部屋が足りなくなる場合は※2.処分も検討しなければならない(最高齢のウッチーを元の寒いスペースで飼うわけにはいかない)

・健康な動物を安楽死処分にすることははばかられるので、熊同士のケンカで処分できれば口減らしと部屋の確保のためには一石二鳥の作戦である

・ウッチーが致命傷を負うまでウメキチを襲撃させること

・そのためには熊の習性を利用し、好物の餌を取り合う状況を用意し、テリトリーに入る駆逐対象としてウッチーを認識するようにさせること

・ハッピィに発情が来ていない6月に同居訓練をはじめなければならない

・ウッチーとの繁殖も期待しての同居だと説明できるように二頭だけの同居も数回実施しなければならない

・年上で体が大きいハッピィが年下のウメキチをバカにして受け入れない場合は※3.カマセとしてウッチーを使うことも想定すること

・知らない間に死んだことにした方が責任を問われなくて良いので、暴行と致命傷については気が付かなかったことにすること

以上はあくまでも推測であるが、残った数少ないパズルが、ピッタリと当てはまってしまうことがあることだけ伝えて、この計画が真実かどうかの判断は読者の方々にお任せしたいと思う。

それにしてもこれを書きながら人間の皮をかぶった鬼の所業だと本当に恐ろしくなった。

※1.
http://blog.goo.ne.jp/darumaotachi-1129/e/5957af22b99016bcb1dbce1936af1cf1#comment-list

http://polarbear1.exblog.jp/21891041

※2.
円山動物園は依然増えすぎたニホンザルを実験動物施設へ売っていた経歴がある。

※3.
http://polarbear1.exblog.jp/21979604

事件当時の状況

2015年10月13日 22時07分37秒 | 事件
□2015年7月の事件当時の状況

マレーグマ、ウッチー虐待死事件の真相を究明する為に事件が起きた当時の状況や環境について大まかに書いてみよう。

・国内最高齢のウッチー(30歳以上)はハッピィ(8歳)を借り入れた2009年以降ずっと雌同士仲良く二頭で同居

・ウメキチ(5歳)はハッピィの繁殖候補として借り入れた2011年から一頭で飼育

・繁殖が成功すれば雄雌それぞれの部屋に加えて母子の育児部屋が必要になるのだが、2012年12月に完成したわくわくアジアゾーン熱帯雨林館のマレーグマ舎の部屋数は変わらず二部屋だけだった。

・雄雌それぞれの部屋に分かれて飼育し、屋内と屋外の二つの展示スペースにおいて交替で展示されていた。

・ウッチーはマレーグマの平均寿命と言われる24-5歳をとうに越えていたが、若々しく元気で穏やかに過ごしていた。人なつこい、青い目の器量の良いマレーグマであった。

・国内最高齢であるにもかかわらずウッチーは前年秋の恒例である「どうぶつ敬老の日」にご馳走でお祝いもされないどころか、なぜだかその「おすそ分け」さえももらえなかったことからお荷物扱いを受けていた可能性が大きい

・ウメキチの性成熟のこともあり、赤字解消策の一つとして2015年春、飼育展示課内会議で集客力の大きい子熊の繁殖を決定