命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

朝日新聞デジタルの記事

2015年10月20日 23時01分26秒 | 事件
襲われて死んだ熊 動物園に批判殺到、同情の声も 札幌
朝日デジタル 円山史

2015年10月17日16時54分

 札幌市郊外の市立円山動物園は、ホッキョクグマの子どもが11年間に8頭も生まれて注目を集めていた。ところが7月、マレーグマのメスがオスに襲われて死んでしまい、一転して厳しい批判にさらされた。いったい何が問題だったのか。

 マレーグマは東南アジアに住む小型クマで、絶滅危惧種に指定されている。7月25日朝、メスの「ウッチー」(推定30歳超)が飼育場で冷たくなっているのを飼育員が見つけた。死因は肋骨(ろっこつ)が折れたことによる内臓損傷で、オスの「ウメキチ」(5歳)にかまれたり押さえつけられたりした傷もあった。

 ウメキチは、ウッチーとは別のメス「ハッピイ」(8歳)とで子作りを目指していた。だがウメキチは、メスと同居したことがないため、ウメキチをどちらかのメスと同居させ、慣れさせようとしていた

 だがウメキチとウッチーは相性が悪かった。ウッチーが致命傷を負ったのは5回目の同居時で、約20分にわたって何度も組み伏せられてかみつかれたという。マレーグマの担当飼育員が観察していたが、「深刻な状況ではない」と判断したという。

 ウッチーの死後、ウッチーがウメキチに一方的に押さえこまれている映像がネットの動画サイトに投稿された。映像は来園者が撮影したとみられ、園には3千件を超える電話やメールなどが寄せられた。「かわいそう」「飼育員による虐待だ」といった批判の声がほとんど。テレビ各局が地元ニュースやワイドショーで取り上げ、8月にもシマウマとキリンが急死し、今月もニホンザルが死ぬなど、不幸な出来事が重なった。・・・有料記事へ

http://www.asahi.com/articles/ASHBF5RWFHBFIIPE031.html
(そのうちリンク切れあり)

朝日新聞の円山記者が書いた円山動物園の記事。すっかり担当さんになったようだ。今頃この事件を取り上げた朝日新聞の狙いは?残念ながら全部は読めないのだが、擁護っぽいタイトルだ。円山動物園はあまりにバカにされるので「仲介役」「じゃれてるのか攻撃なのか判断できなかった。」という言葉づかいを訂正して、イメージアップをはかりたかった?のかもしれない。


死の同居訓練後、ウッチーのために職員たちがしたこと

2015年10月20日 10時54分01秒 | 事件
7月24日午後3時半ごろ致命傷を負ったウッチーはやっとの思いで部屋に戻った。5時までの間、数回獣医師が見に行った。報告書では診察と投薬をしたとは書いていない。その後S飼育員はリンゴを置いておき、午後5~7時までの間に時々様子を見に行った。リンゴがなくなったいたのでウッチーが食べたことにしていたけど、後日「(いつも通り)ハッピィも一緒にしていたのでハッピィが食べたかもしれない。」とコメントし、直後に「普通に餌も食べた」と発表した内容をを変更した。

事故報告書には「また、17時頃にもう一度確認行った際は、落ち着いて休んでいました。
なお、担当飼育員は19時頃まで断続的に観察し、リンゴを食べたの確認していました。
なお、7月 24 日は、骨折やヘルニア等についての発生を疑うような外観所見は見られなかったことから当日は麻酔処置をかけてのレントゲンによる確認等は行なわず、翌日の経過を見ようと考えていました。」とあるとおりだ。

報告書には事件当日の投薬や治療については何も書いていないが、後になって薬入りハチミを塗ったパンを置いたけど朝見たらほとんど食べてなかったことを発表。今回はハッピィが食べてしまわなかったのだろうか?それとも何もしなったと言う批判に対する嘘の言い訳か?

普通は解剖したら胃の内容物も見る。報告書では何も書かずスルー。胃には何にも入ってなかったと思う。死亡推定時間についてもスルー。獣医が5時に見限り、飼育員が帰った7時に死んだ。そう推理されても仕方があるまい。

食べるどころではない瀕死の重傷を負い呼吸すらまともにできない状態で、人間なら救急車を呼んで緊急手術をしないといけない症状だったのにウッチーのためにした治療は例の張り紙のように「見ているだけ」だったとは!瀕死のウッチーには意味のないリンゴと薬入りパンを置いておいただけ。

いつものように「じゃれていたけどケンカになった」(キナコ事件)とか「普通に餌も食べケガもなかった」とでも発表しておけば「事故」や「老衰」で済んでいたことが、今回はどうあがいても無理のようだ。動画が拡散してからは保身のためのもみ消し&ごまかし活動に忙しくなった。

「じゃれていたみたい」発言はあまりに無理があり恥ずかしいので「飼育員一人しか見てなかったので~」と飼育員のせいにし、「前の晩普通に餌は食べてた」というのは「リンゴがなくなってたから~」となり「ケガはしてなかった」は「見た目は異常なく5時には落ち着いて休んでいました」とごまかした。前日まで元気だったウッチーが夕方の餌の時間が過ぎても反応せず目をつむって寝ていたら、死にかけているような状態ではないんですか?血が出ていなかったから問題なしとは全く恐れ入る。

後から、後からパズルのピースを作り直して、ぴったりはまるように作り変えるなんてことはもう諦めてほしい。大勢の人たちの怒りと祈りによる天罰が下る前に。

何年も昔のことだが、動物に寄付されたメロンや米を持ち帰っていた職員たちの不祥事が発覚した後、傍聴人や委員として市民も参加できるようにして運営を風通し良くし、生まれ変わろうと始めた市民動物園会議。

大勢の報道陣が集まった前回9月30日の市民動物園会議では円山動物園職員より、報道の制限を促すような発言があり、「市民動物園会議の傍聴に関する要領」が可決され、傍聴人数の制限や会議を非公開とすることができる、というようなことが承認されたそうだ。

傍聴を制限し、文書による市民提案として意見はあとでまとめて発表する形を設けることになった。風通しがいいと都合が悪いことがあるらしい。本当に日本国内で起きていることなのだろうかと驚いている。昔に逆行しようとしている所から円山動物園は何ら反省していないことがわかる。とは言っても、大反省していることがたった一つだけはある。悪事の証拠となる動画を撮られてしまったこと、この一点のみである。