命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

一言でいうとこの事件は

2015年10月19日 19時23分42秒 | 事件
動物園の高齢マレーグマが同種の熊を使って殺された虐待死事件だと言えよう。

若いウメキチにとって繁殖能力のなくなった超高齢雌熊ウッチーは繁殖対象ではなくテリトリーを荒らす弱い雄熊と同じような存在だ。相性が悪くまだ慣れてもいない雄熊を二頭、ご馳走並べて狭いスペースに放てばどうなるか。

ひょうきんで気持ちは優しく力持ちだった愛すべきウメキチだが、若い雄熊を怒らせるのは簡単だった。あの日以来、ウメキチはウッチーを目の敵にして同居訓練の度に襲撃を繰り返しその度にウッチーは大ケガを負った。その状況を作ったのは言うまでもなく円山動物園だ。

ウメキチに責任はない。よっぽどヘタレでない限り同じことをしたはずだ。仕向けられただけである。通常は群れて住まない生態と食べ物に執着する熊の習性をうまく利用してる。どこが無知で判断ミスなのだろうか。素人は騙せても、プロは全てわかっているはずだ。

はじめは咬ませ犬役で投入されての事故だと思っていたが、今は「間引きを最終目的としながらも、若熊の繁殖のために咬ませ犬役(仲介役、なだめ役、緩衝材役を含む)をも期待した虐待死事件」だと思っている。

(書いていると熱くなってつい長くなってしまう。たまには短く濃くまとめてみた。)



市民提案の募集要領

2015年10月19日 15時24分53秒 | 事件
札幌市民しか駄目だそうなので、御用会議?にならないために、どなたかがんばってきてくださると嬉しいです。

マレーグマ「ウッチー」の死亡事案に係る改善計画(中期的課題)に対する市民提案の募集について

市民提案の募集要領

平成27年7月25日に当園が飼育していたマレーグマ「ウッチー」が死亡した事案については、去る8月28日に改善計画書を策定したところです。
このうち、①組織強化のあり方、②人材確保・育成のあり方、③開園時間又は休園日のあり方の3つの項目については、「中期的な検討が必要な事項」として位置づけ、札幌市の附属機関である「市民動物園会議」において、今後、議論することといたしました。
議論に際しては、他の動物園館の調査を行うとともに、外部のアドバイザーの方からもご意見を伺い、さらに、市民の皆さまからもご提案を募集することとしました。
つきましては、以下のとおり、受付を行いますので、よろしくお願いします。




1 受付開始日

平成27年10月14日(水)

2 ご提案をいただける対象者

札幌市民の方(平成27年10月14日現在)

3 ご提案の募集方法

以下の提案書様式をダウンロードいただき、住所及び氏名を明記のうえ、電子メール、郵送、FAXのいずれかでご提出願います。

なお、提案に際しては、必ず事前に以下の基礎資料をご一読ください。

提案書様式(ワード:35KB) 提案書様式(PDF:92KB)

提案募集に際する基礎資料(PDF:228KB)

4 提出期限

平成27年10月28日(水)17時まで必着(郵送含む。)

5 いただいたご提案の取扱

今後、「市民動物園会議」において検討し、その結果を後日、まとめてホームページ上でお知らせする予定です。

6 注意事項

⑴ ご提案のお申し出は、上記方法のみでの受付となります。
⑵ それぞれの課題ごとに800字以内でご記載ください。
⑶ メールの件名は、「ウッチ―の死亡事案に係る改善計画に対する提案」としてください。
⑷ いただいたご提案は、札幌市個人情報保護条例の規定に従って適切に取り扱います。

7 提出先

◆電子メール:zoo.kanri@city.sapporo.jp
◆FAX:011-621-1428
◆郵送先:〒064-0959 札幌市中央区宮ケ丘3-1 円山動物園 経営管理課 提案募集担当宛

8 本死亡事案に係る関係ホームページ

⑴ マレーグマ「ウッチー」の死亡事故について
⑵ マレーグマ「ウッチー」死亡事案に係る改善計画書の提出について
⑶ マレーグマ「ウッチー」死亡事案に係る改善結果報告書の提出について

9 お問い合わせ先

円山動物園 経営管理課 TEL:011-621-1426

http://www.city.sapporo.jp/zoo/shiminteianbosyu.html

http://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html

怒りのエンドレスループ

2015年10月19日 08時55分26秒 | 事件
マレーグマ・ウッチー虐待死亡事件当日、その場に居合わせた方のブログ記事を見つけた。↓
どれだけ心を痛められたことだろうか。
http://blog.goo.ne.jp/darumaotachi-1129/e/7be4f5976ad0cd3ea7dc10d36d976a34

こんな注意書きを貼られたら、普通は信用するしかないのだ。↓
http://livedoor.blogimg.jp/miyanomayu3/imgs/8/7/8797507e.jpg

事件直後はマスメディアに対して「熊同士のケンカで死にました。」と発表し、「じゃれてるのか攻撃か判断できなかった。」「普通に餌も食べたし、骨折などのケガをしているそぶりはなかった。」と職員たちが信じられないコメントした時から、円山動物園の発表することは信用できなくなった。

熊同士のケンカで死んだと言うだけなら、普段は仲良くやってるのにたまたまケンカする事故が起こったと普通は解釈してしまう。しょうがないな~となる。蓋を開けてみたら、実際は仲が悪いもの同士を無理やり一緒にさせて好物の餌を置いてケンカを仕向けた結果なのに。

その後円山動物園で解剖した結果として「肋骨が4本折れていたけど、24日以前にしたもので、高い所から落ちた可能性がある。」などと非常に疑わしい発言をしているが、8月10日に発表された事故報告書にはそれらの重いケガや致命傷についての詳しい記載はなく、

6 死因について
死因:腸管の横隔膜ヘルニア
【剖検診断】
1.右第12~第15肋骨の骨折
2.肋骨の骨折端による重度の右脇腹損傷と右横隔膜の穿孔
3.腸管の横隔膜ヘルニア

とだけしか書いていない。ケガの状態については一番知りたい情報なのにだ。

その発言は(24日のウメキチによる暴行が皆さんが思うほど激しいものではなく、一度折れてたところが折れやすくなっていて、ちょっとのことで再骨折して内臓に刺さってしまったんですよ。)という暗黙の効果が期待できる内容だ。

しかし、ウッチーファンによる色々な動画を見てみると、不思議なことに気が付いた。肋骨の骨折は6月20日の激しい暴行の時だと推定されるのだが、2-3週間は部屋の隅でじっとしていることが多かったが7月中旬にはゴロゴロ寝転がったりできるようになっていた。

これらのことから、「7月24日の死の同居訓練」以前に折ったとされる肋骨はヒビが入った程度のものだったのかもしれないと思われる。医学的にはヒビも骨折だからだ。

その後の発表では「重度の右わき腹損傷」とも説明するが、腸や肺など場所の特定をしてケガの様子をなぜ詳しく公表して説明責任を果たそうとしないのだろうか?おそらく動画で明白な胸部の外傷を表し、激痛を伴うフレイルチェストやそれを起因とする呼吸不全の重篤な症状に触れてほしくないのだろうと推測している。

このようにウッチーは何度も恐怖と絶望と激痛を伴う同居訓練に耐えて、最後に苦しみながら死んでいったのだ。これは紛れもなく、円山動物園が隠しておきたい不都合な真実の一つである。

動物を拉致監禁して自由を奪うかわりに、一生餌と安全を保障してあげること。それができない動物園は虐待施設と何ら変わりがなく、存在するべきではないと思う。ウッチーには28年間も恩恵を受けているのにもかかわらず、苦しめて処分するなんて言語道断。

単なる事故死ではなく、人為的に何度も苦しめて殺していることにみんな怒っているのに、それを決して認めようとしない。そのうえ「闘争」だの「判断ミス」だのとごまかそうとする保身ばかりの姿勢がさらに怒りに火をつけていることをわかっていながら、わからないふりをするところがまたまた火に油を注いでいる。

もう怒りのエンドレスループが出来上がっているのだからもう、火は消せないってことをいい加減認めて真の鎮火に方向転換をした方がいいですよ。