フォンテーヌブロー宮殿観光にはパリから近いから前泊する必要はない、と思うのが一般的。どうして前泊がお得なのか、費用や行き方も含めて詳しく紹介。それではフォンテーヌブロー宮殿観光は半日コースなのでヴォー・ル・ヴィコンテ城観光をセットにした1日観光を例に 具体的に検証しましょう。
前泊するとこんなメリットがある
(ヴォー・ル・ヴィコント城)
宿泊費が安くなる
宿泊費の節約以外のメリットもある
- 朝、早めに起きてかつて王族の狩猟の森であったフランス屈指の美しいフォンテーヌブローの森(世界遺産の一部)散策
前泊のデメリット
- スーツケースが問題になるかも
- ただ、パリに戻った時、同じホテルに宿泊するのであればたいてい預かってくれる
- 有料で荷物を預かってもらえる場所もある。6€くらい
宿泊費は80€節約できる
パリの1日の旅費は260€
- 宿泊費 170€ (比較的安全なオペラ座界隈のランク3☆ホテルの場合)
- 食費 60€
- その他 30€
一方、フォンテーヌブロー宮殿周辺に宿泊すると同等のホテルでおよそ90€なので宿泊費で80€の節約。
下の表をご覧いただきたい(Booking.comより)。
左がフォンテーヌブロー宮殿周辺のホテル、右がパリ・オペラ座界隈の3☆ホテルの一泊料金(2019年8月13日宿泊で検索)。価格差がお分かり頂けたと思う。なお、赤のマークは空き室なし。安くて良い部屋は早めに予約。
宿泊費以外の観光費用はこのくらい
移動費 54€
前泊の日 11€
- 電車 8.85€
- 路線バス代 ~2€
翌日 43€
- 電車代 10.95€
- 路線バス代 ~2€
- タクシー 20€
- シャトーバス代 10€
観光料金 31.5€
- フォンテーヌブロー宮殿観光料金 12€
- ヴォー・ル・ヴィコンテ城観光料金 19.5€
フォンテーヌブロー宮殿周辺に前泊した場合の旅費
- 宿泊費 90€
- 食事代 60€
- 移動費 54€
- 観光料 32€
- その他 4€
- 合計 240€
なんと前泊すればパリ1日の旅費260€より20€節約できる。
さらに、パリ発現地ツアー利用よりも1日の出費が9,000円安くなる。
このプランと同様のパリ発オプショナルツアー:フォンテーヌブロー宮殿+ヴォー・ル・ヴィコント城 ツアーは79€~。そのうち50€は追加費用。よって20€+50€で現地ツアーを利用するよりも70€安くなる。
(フォンテーヌブロー宮殿)
パリからフォンテーヌブローへの行き方
宿泊エリア ⇒ パリ リヨン駅
オペラ座界隈の場合
- Pyramides駅まで歩いて
- メトロ14号線に乗り
- Lyon駅へ5分
- SNCFリヨン駅へは徒歩で3分
- 1.9€
- 3分間隔
パリ市役所界隈の場合
- Chatelet駅まで歩いて
- メトロ14号線に乗り
- Lyon駅へ3分
- SNCFリヨン駅へは徒歩で3分
- 1.9€
- 3分間隔
パリ リヨン駅発 ⇒ フォンテーヌブローAvon駅
- Transilien R線の電車で
- パリリヨン駅 19:07発
- フォンテーヌブローAvon駅 19:46着
- 20分~30分間隔
- 8.85€
- 路線バスLine 1で
- ホテル近くのバス停へ(フォンテーヌブロー宮殿前バス停までは14分)
- ~2€
Transilien線時刻チェック
フォンテーヌブローからヴィコント城への行き方
- フォンテーヌブロー宮殿から
- 路線バスでAvon駅戻りる
- ~2€
- Transilien R線の電車で
- フォンテーヌブローAvon駅 14:03発
- Melun駅 14:16着
- 2.55€
- タクシーで
- ヴォー・ル・ヴィコント城へ12分
- およそ20€
ヴォー・ル・ヴィコント城からパリ東駅への行き方
- シャトーバスで
- ヴォー・ル・ヴィコント城18:05発
- Verneuil L’Etang駅へ18:25着
- 10€
- Transilien P線の電車で
- Verneuil L’Etang駅 18:32発
- パリ東駅 19:12着
- 8.4€
- 60分間隔
(ヴォー・ル・ヴィコント城)
フォンテーヌブロー・ヴィコント観光の日程表
観光スポットほか |
パリからTransilien R線に乗車してフォンテーヌブローAvon駅へ 路線バスでフォンテーヌブロー宮殿近くへ 前泊 |
フォンテーヌブローの森散策 フォンテーヌブロー宮殿 |
昼食 |
Line 1 バス Chateau de Fontainebleau→ Fontainebleau Avon 駅 |
Transilien R線に乗車してMelun駅へ タクシーでヴォー・ル・ヴィコント城へ |
ヴォー・ル・ヴィコント城 |
シャトルバスでVerneuil L’Etang駅へ パリへ |
フォンテーヌブロー宮殿行バスの路線図
- フォンテーヌブロー城までは10駅
- 15分間隔で運行
- 最終は22:01アヴォン駅発
- 所要時間 約15分
- 料金 ~2€
路線バスLine 1
Melun駅からヴォー・ル・ヴィコント城へはタクシー
20€の予算だが相乗りすればグッと安くなる。
ヴォー・ル・ヴィコント城行シャトーバス時刻表
https://www.vaux-le-vicomte.com/wp-content/uploads/2018/03/Hours-shuttle-2018-season-EN.pdf
シャトーバス事前予約
必要ないと思うが念のため(予約はいいが映像見る価値あり)
vaux-le-vicomte.com
フォンテーヌブロー宮殿・ヴィコント城の見どころ
フォンテーヌブロー宮殿
概要
- もともと王族の狩猟地だった場所に建つ宮殿
- 中世から近代まで歴代国王が居住
- フォンテーヌブロー宮殿とその森は1981年にユネスコ世界遺産に登録
見どころ
- ナポレオン3世の結婚式が行われた三位一体礼拝堂
- ロッソ・フィオレンティーノのフレスコ画が飾られた長さ約60mのフランソワ1世の回廊
- 歴代の王妃や皇后の寝室だった皇后の間
- 白馬の中庭は1814年にナポレオンが退位の儀式を行った場所
ヴォー・ル・ヴィコント城
概要
- 1656年にルイ14世の財務長官だったニコラ・フーケが建造
- 城のあまりの美しさにルイ14世の不興を買いフーケは国家財産横領罪で生涯投獄されてしまったという曰くつきの城
- ルイ14世はその後この城をモデルに同じ芸術家を雇ってヴェルサイユ宮殿を建設
- レオナルド・ディカプリオの主演映画「仮面の男」のロケ地・舞台となったお城
見どころ
- 庭園
- 城内の天井画
- 王の寝室
- ルイ15世の部屋
- フーケの寝室
- ダイニングルーム(ビュッフェの間)
- ミューズの間のタペストリー
- ヘラクレスの間
まとめ
パリからわずか1時間足らずの古城巡り。フォンテーヌブロー宮殿とヴォー・ル・ヴィコント城へ前泊で行くお得な旅を紹介。
詳しい行き方・日程表なども紹介しているので心配なく旅ができます。
なお、見どころの詳細などは旅行ガイドブックを見てね!
いかがでしたか?お役に立てたなら幸いです。