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E-1選手権優勝できず残念だが東京五輪では金(JFAの決断次第)

2020-07-31 08:34:20 | サッカー日本代表試合
E-1サッカー選手権準優勝!選手の皆さん、監督・スタッフのみなさん、お疲れ様でした!

マスコミは試合内容を捉えて完敗と評している。しかし、日本代表初招集の五輪世代を多く起用して戦ったこの準優勝は千金に値するほどの価値がある。そしてこのE-1選手権の準優勝で東京五輪金メダル獲得への大胆な戦略が少しだけ現実味を帯びてきた。

これまで非現実的な提案だが、敢えて言い続けてきた「東京五輪に向けて大胆な戦略」を実行するかどうかの判断材料が揃った。そして決断はJFA・森保監督次第である。

兼任体制は継続と決まった。2020年7月には「五輪世代がA代表の先発に多数食い込み、W杯予選のメンバーでそのまま五輪本番に臨む構成にできるのが理想的だ」と発言。アジア2次予選後半戦での五輪世代の起用が多くみられそうだ。 

それでは「東京五輪に向けて大胆な戦略」の主張内容を振り返りながらその戦略をシェアしたいと思います。


E-1選手権は優勝よりもOA候補と五輪世代で目指せ

E-1サッカー選手権で優勝してもたかが50万ドルの賞金。それよりも東京五輪に向けた「オーバーエイジ(OA)候補と五輪世代 融合の第一歩を踏み出す方がより価値がある」と主張した。 

そしてその主張に沿ってメンバーを大胆に予想。ところが私の想定を超える五輪世代を招集したので腰を抜かすほど驚いた。さらに、これも想定外であったが、五輪世代をたくさん起用しての準優勝

国内組OA世代と五輪世代が初めて組んだ大会であることを考えると凄いこと。コロンビア戦完敗で萎んだ東京五輪世代への期待と関心が大きく膨らむだろう。
 

OA候補を絞り早期に五輪世代との融合を図れ!

次のステップはリオ五輪失敗の経験から学んだ教訓を早期に活かすこと。その教訓とは「オーバーエイジ候補と五輪世代の早期の融合」。

ある記者から「OA枠を利用するか」と質問されて「様子を見て判断する」と答えていたが、11月17日のU-22コロンビア戦の完敗を受けてOA起用の決断をしたと察する。

やはり団体競技にはリーダーシップのある選手が欠かせない。それを担うのがOA選手のもう一つの役目。

ある意味、E-1選手権が「OA候補と五輪世代融合」の第一歩ではあるが、国内組五輪世代のベストメンバーを招集したわけではない。森保監督の心情としては、これまで活躍してくれた五輪世代を自分の目で確かめたい(選手への配慮?)という気持ちが強かったのだろう。

その証拠に彼ら五輪世代はU-22コロンビア戦、E-1サッカー選手権、そして次のU-22ジャマイカ戦のいずれかにもれなく召集(例外はあるが)。もちろん、2020年1月9日から始まるU-23アジア選手権の選考目的だ。
 

OA選手と五輪世代の融合は最大の武器

OA選手と五輪世代の融合(チーム力)が日本五輪代表チームの最大の武器となる。その武器は研ぎ澄ますほどに強力になる。ところが東京五輪出場国にとっては極めて入手困難な武器。お金では買えない武器。時間でしか買えない武器。それがチーム力という武器だ。

東京五輪出場国はどこでもチーム力強化を図る、と思うでしょう。ところが五輪の開催時期がシーズン中であったり、欧州のようにシーズン開始直前であったりしている。だから五輪開幕前にOA選手を入れた試合を組むことは不可能に近い融合の時間が取れないのが現実だ。

事実、日本もリオ五輪前にチーム力強化を目的とした試合はできなかった(ブラジルに入ってから2試合組めたに過ぎない)。それにどの国も五輪のためにトップレベルのOA選手を招集するのは困難(所属クラブが認めない)。
ということで連係プレーなどのチーム力強化を図れば日本が金メダル最有力候補となるのは間違いない
 

融合は最短でいつからできる?

ずばり、3月のアジア2次予選から「五輪世代+オーバーエイジ候補」チームの編成は可能だ。それにはJFAの後ろ盾と森保監督の決断が前提となる。

ただ、オーバーエイジ(OA)戦略から始めるべきだ。OA戦略に関してはJFAが立てていると思うが、わたしの主張は「OA候補選びは戦略ファースト」だ。

マスコミなどでは「中島、大迫、南野」など、招集可能性の低い選手をOA候補としてあげているが、人気投票の度合いが強すぎる。しかも五輪という特殊な舞台での勝利の鉄則( 過去の五輪データによると守備力がカギ、即ち事実としてグループリーグで失点1以下ならベスト4確率は80%を考えた上での提案とは思えない。

どのようなOA選手がリオ五輪とロンドン五輪で選ばれたか、日本・ドイツ・ブラジルを例にとれば、いずれの国もほとんどが国内組

これまでの2次予選を見る限り、招集に問題ない国内組OA候補が見えてこない。アジア2次予選を「ベストメンバー」で臨んでいるため国内組(海外組と同等のレベルの選手は沢山いると思う)は数人しか召集されていないからだ。
  

五輪世代とOA候補でもアジア2次予選1位通過は可能

最も心配する点だが、99%可能。「何が起こるか分からない、簡単ではない」と騒ぐのは視聴率を落とさないためのマスコミの扇動だ。アジア2次予選の対戦相手はE-1選手権で五輪世代の5得点で圧倒した香港と同等レベルのチーム。

最新のFIFAランキングを見てみよう。日本の28位に対して
  • 香港 139位
  • ミャンマー 136位 
  • タジキスタン 121位
  • モンゴル 190位
  • キルギス 96位
しかも4試合の内、モンゴル戦以外はホームでの試合。万が一、3月の2次予選2試合でアジア2次予選F組1位通過が危なくなったら6月の2試合を「ベストメンバー」で戦えば済むことだ。

監督の立場を思うと非常に難しい決断かも知れないが、チャレンジするのは選手だけでないはず。JFAも監督もチャレンジしてはどうか? アジア2次予選残り4試合を「五輪世代+オーバーエイジ候補」で臨んでほしい。私にできることはJFAの英断を願うことだけだ!
 

2020年度U-23試合日程を見てガッカリ!(12月23日追記)

(コロナの影響で全て中止か延期されました)
  • 1/2(木)-1/7(火) トレーニングキャンプ タイ
  • 1/9(木) ~1/26(日)  AFC U-23選手権タイ2020 
  • 3/27(金) 国際親善試合(アジア2次予選は26日Home)
  • 3/30(月) 国際親善試合(アジア2次予選は31日Away)
  • 5/17(日)-5/19(火) トレーニングキャンプ Jヴィレッジ
  • 6/1(月)-6/15(月)  海外遠征 フランス(アジア2次予選は6月4日と9日共にHome)
  • 7/6(月)-7/17(金)  トレーニングキャンプ 兵庫
  • 7/17(金) キリンチャレンジカップ 2020 
  • 7/22(水)-8/8(土) 第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
JFAから2020年度U-23の日程が20日発表された。これを見て
  • アジア2次予選を五輪世代+オーバーエイジ候補、で臨まない
  • 森保監督がU-23の試合を指揮できる時間はかなり限られる
  • OA候補と五輪世代を融合したチームの試合が極めて不透明。1試合できるかどうかさえ疑問(7月17日のキリンチャレンジカップが有力)。OA枠を利用しないのかな?
これで東京五輪金メダルへの扉をこじ開けるのはかなり厳しくなった。
 

まとめ 

おそらく100人中99人は最も大事な2022FIFAワールドカップカタール大会出場を掛けたアジア2次予選を「五輪世代+オーバーエイジ候補」で臨むことは受け入れないでしょう。仮に森保監督が解雇されるのを覚悟でチャレンジしようと思ってもJFA首脳陣が許すとは思えない。

E-1選手権メンバー発表会見の席では「プライドを掛けた公式戦・・・日本代表の底上げ・選手のレベルアップ・・・」を強調していた。しかし、優勝の言葉は一言もなかった。ところがE-1選手権でおそらく想定定以上の成績をのこした。韓国戦後半は互角以上の試合。

これなら香港と同等のレベルの相手と戦うのだからアジア2次予選を「五輪世代+オーバーエイジ候補」で臨んでも間違いなく1位通過できる。もちろん欧州組五輪世代を含めて真の融合で戦う前提だ。

JFAのもう一つの目標である「東京五輪で金メダル」はそう簡単なことではない。「五輪世代+オーバーエイジ候補」のチーム力アップの時間は非常に限られている。加えて本番では相当のプレッシャーの中で戦うため、親善試合をいくら積み上げても五輪の舞台で実力を出し切るのは難しい。

しかし、絶対負けられないアジア2次予選ならメンタル面がかなり鍛えられる。それが東京五輪に向けての最大の収穫(経験値)。そして東京五輪金メダルという重い扉を開ける強靭な(精神)力となるでしょう。

E-1選手権準優勝、よく頑張りました!
JFAさん、アジア2次予選に臨む方針転換を期待しているぞ!
 

(特集)パリ近郊旅行は現地前泊で旅費削減、浮いた予算はお土産代?

2020-07-26 17:10:10 | フランス旅行
パリ旅行する際、つでに近郊観光を検討している方、日帰り観光を考えてはいませんか?日帰り観光はごく一般的な近郊観光の手段ですが、それって費用面では割高

旅費を節約したい方は日帰り観光の代わりに観光地前泊を検討してはいかがでしょうか?。なお、最も割高な手段は現地オプショナルツアーですが、個人旅行が苦手な方に前泊はおすすめはしません。

ところで前泊して浮いた予算は何に使いますか? お土産代?豪華な食事代?それとも・・・? それでは日帰り観光との費用比較前泊向けのフランス国内小旅行プラン特集の紹介をします。


費用比較内容

観光内容に多少の差がある場合もありますが、パリから有名観光地に出かける場合を例に、次の3つの手段を比較してどれくらいの費用差になるかチェックしてみましょう。
  • パリ発日帰り
  • パリ発現地前泊
  • パリ発現地オプショナルツアー


ヴェルサイユ宮殿観光



1日の総出費(宿泊費や食事代など全ての費用)で比較

観光地
ヴェルサイユ
日帰り

前泊

現地
ツアー
総出費
260€
230€
305€
内訳-宿泊費
170
130
170
内訳-食費
60
60
60
内訳-移動費
8
8

内訳-ツアー代


75
内訳-現地交通費
0
0
0
内訳-観光料
20
20

内訳-その他
2
12
0

  • ヴェルサイユ宮殿観光料20€を含めているがパリミュージアムパスを購入している方は0€
  • パリ発日帰りと比べて前泊は30€安い
  • ヴェルサイユ宮殿観光:前泊の紹介はこちら ↓ 




シャルトル大聖堂観光




観光地
シャルトル
日帰り
前泊
現地
ツアー
総出費
270€
200€
305€
内訳-宿泊費
170
90
170
内訳-食費
60
60
60
内訳-移動費
32
32

内訳-ツアー代


75
内訳-現地交通費
0
0
0
内訳-観光料

10

内訳-その他
8
8
0

  • 観光料10€は予算計上のみ
  • パリ発日帰りと比べて前泊は70€安い
  • シャルトル大聖堂観光:前泊の紹介はこちら 


ロワール渓谷古城巡り観光




観光地
ロワール渓谷
日帰り
前泊
現地
ツアー
総出費
320€
240€
365€
内訳-宿泊費
170
80
170
内訳-食費
60
60
45
内訳-移動費
41
38

内訳-ツアー代


150
内訳-現地交通費
42
26
0
内訳-観光料

27

内訳-その他
7
9
0

  • 現地交通費はミニバスツアー代
  • パリ発日帰りと比べて前泊は45€安い。
  • ロワール渓谷古城巡り観光:前泊の紹介はこちら 


ルーアン観光+ジヴェルニー観光(モネの庭)


観光地 ルーアン+
ジヴェルニー
日帰り
前泊
現地
ツアー
総出費
290€
210€
390€
内訳-宿泊費
170
90
170
内訳-食費
60
60
60
内訳-移動費
27
27

内訳-ツアー代


160
内訳-現地交通費
10
10
0
内訳-観光料
18
18

内訳-その他
5
5
0

  • 現地ツアーは全く別の2つのツアー(ジヴェルニー観光、ルーアン観光)
  • パリ発日帰りと比べて前泊は80€安い
  • ルーアン観光+ジヴェルニー観光(モネの庭):前泊の紹介はこちら 


ランス観光+シャンパン試飲の旅


観光地 ランス
(+エペルネー)
日帰り
前泊
現地
ツアー
総出費
310€
220€
380€
内訳-宿泊費
170
90
170
内訳-食費
60
60
60
内訳-移動費
49
30

内訳-ツアー代


150
内訳-現地交通費


0
内訳-観光料
30
28

内訳-その他
1
12
0

  • 前泊ではエペルネーは訪ねません。また、試飲は1箇所
  • パリ発日帰りと比べて前泊は90€安い
  • ランス観光+シャンパン試飲:前泊の紹介はこちら 


ストラスブール観光


観光地
ストラスブール
日帰り
前泊
現地
ツアー
総出費
360€
260€
N/A
内訳-宿泊費
170
90

内訳-食費
60
60

内訳-移動費
109
89

内訳-ツアー代



内訳-現地交通費



内訳-観光料
9
9

内訳-その他
12
12


  • パリ発日帰りと比べて前泊は100€安い
  • ストラスブール観光:前泊の紹介はこちら 


リヨン観光


観光地
ストラスブール
日帰り
前泊
現地
ツアー
総出費
350€
250€
N/A
内訳-宿泊費
170
90

内訳-食費
60
60

内訳-移動費
89
70

内訳-ツアー代



内訳-現地交通費
18


内訳-観光料
9
23

内訳-その他
4
7


  • パリ発日帰りと比べて前泊は100€安い
  • リヨン観光:前泊の紹介はこちら 


フォンテーヌブロー宮殿観光+ヴィコント城見学


観光地
フォンテーヌブロー
+ヴィコント
日帰り
前泊
現地
ツアー
総出費
310€
240€
310€
内訳-宿泊費
170
90
170
内訳-食費
60
60
60
内訳-移動費
18
20

内訳-ツアー代


79
内訳-現地交通費
30
34

内訳-観光料
32
32

内訳-その他
0
4
1

  • 現地交通費にタクシー代20€が含まれるが相乗りすればグッと安くなる
  • パリ発日帰りと比べて前泊は70€安い。
  • フォンテーヌブロー宮殿観光+ヴィコント城観光:前泊の紹介はこちら 


モンサンミシェルはどうなの?

モンサンミシェル日帰り観光の記事はありますが、前泊の紹介はしません。前泊をおすすめしない理由は、
  • 費用の削減は可能だが、往復の移動時間に10時間+-かかり
  • 前泊するとモンサンミシェル観光だけにほぼ2日費やしてしまう
  • その分、パリなどの観光時間を削ることになる
  • ちょっと無理してでも1日でモンサンミシェル観光を済ませる方が賢い
なお、モンサンミシェル観光は一般的には3時間で十分。但し、冬季にどうしても夜景観賞したい場合は、1泊2日はよい選択肢



おわりに

前泊する事で日帰り旅行に比べて宿泊費が節約できる前泊おすすめ観光地の特集記事を紹介しました。前泊おすすめの方は、
  • パリ旅行期間が4泊以上
  • パリ旅行2回目以上
  • 個人旅行を厭わない
なお、3泊のパリ旅行でもヴェルサイユ宮殿観光を日程に組み入れできれば前泊がおすすめ。

もしかすると深く考えずに「コスパ」と言う表現を使ったかも知れません。「Cost Performance」のことですが、「費用対効果」と言う意味。費用が安いからコスパが高いとは一概に言い切れません。コスパには満足度という個人的な評価が影響するからです。

旅行中に、
  • 特別なサービスを受けた
  • 予期しなかった出会いがあった
  • 思い出に残る体験ができた
などを経験すれば旅費が高くても「コスパ」も高くなります。この点は個人旅行であれ、現地ツアーであれ誰にでも起こり得る事。

皆さんの旅が「コスパ」の高い楽しい旅になることを切に願っています!

アジア2次予選で2020東京五輪サッカーオーバーエイジ候補が見えてくる

2020-07-20 17:29:55 | 東京オリンピックサッカー
東京五輪サッカーOA(オーバーエイジ)枠に選ばれる選手を予想するのは結構難しい。地元開催ではメダル獲得が至上命題だからというよりも、選びたくても所属クラブが認めないケースがあるからだ。たぶん、これが一番難しくしている要因。

そこで2020東京五輪のOA枠選手選びを3つの視点で分析して冷静に予想しましょう。その視点とは、
  • 過去の五輪で選ばれたOA選手
  • 招集されたOA選手の共通点五輪サッカーの位置付け
  • メディアなどが推している東京五輪日本代表OA 候補
それでは2020東京五輪サッカーOA(オーバーエイジ)候補の選定を上記の視点で考察し最後に私が予想するOA候補を紹介しましょう。


2016年リオ五輪日本代表 OA枠

(jfaサイトより)



まず、過去にどういう選手がOA枠で招集されたか4つの例で検証しましょう。選手情報に関しては当時の所属クラブとその時点での実績。 

リオ五輪では次の3選手が招集されている
  • 塩谷 司 DF サンフレッチェ広島
  • 藤春廣輝 GF ガンバ大阪
  • 興梠慎三 FW 浦和レッズ
全員ともJリーグでプレーする選手。日本代表選手であるが定着しているとは言えない。リオ五輪では欧州など海外でプレーする選手の召集はなかった。
 

2012年ロンドン五輪日本代表 OA枠

更にさかのぼってロンドン五輪をチェックしてみよう。
  • 吉田麻也 DF VVV
  • 徳永悠平 DF 東京
2人のみが招集された。
吉田選手は2011/12シーズンにVVVでレギュラーを勝ち取り、ロンドン五輪直後にサウサンプトンにステップアップしている。また、この当時、日本代表に定着し始めた。徳永選手は日本代表での出場経験は数試合。 

それでは、海外チームのOA枠活用実態はどうなのか?
 

2016年リオ五輪ブラジル代表 OA枠

地元開催のリオ五輪で五輪初優勝したブラジルは3名のOA選手を招集。
  • ネイマール FW バルセロナ
  • ウェヴェルトン GK アトレチコ・パラナエンセ
  • レナト・アウグスト MF 北京国安 
ネイマールはリオデジャネイロオリンピックの出場を優先するため、コパ・アメリカ・センテナリオ(コパ・アメリカ100周年記念特別大会)を欠場している。W杯出場経験あり。

ウェヴェルトンとレナト・アウグストはブラジル代表ではない。尚、アウグストは、日本と同様、オリンピックを重視する中国のチームに所属。
 

2016年リオ五輪ドイツ代表 OA枠

リオ五輪で準優勝したドイツも見てみよう。
  • ニルス・ペーターゼン FW フライブルク
  • スベン・ベンダー MF ボルシア・ドルトムント
  • ラース・ベンダー MF レバークーゼン
ペーターゼンはドイツ代表経験がない。2人のベンダーは共にドイツ代表。但し、W杯出場経験はない。因みに、スベンとラースは双子の兄弟
 

招集されたOA選手の共通点

11名のOA選手をみたが、ネイマール選手は別格と言ってよい。ネイマールを除いて4例で得た情報を分析すると、
  • 国内リーグ所属選手は10名中8名
  • 代表経験者は10名中7名、それも代表実績の少ない選手がほとんど
  • W杯経験者は10名中ゼロ


五輪サッカーの位置付け

招集されたOA選手の共通点を見て分かることは、オリンピックサッカーの重要度・関心度・価値観は我々が思っているほど高くないこと。

少なくても欧州のクラブチームにとっては五輪の重要度は相当低い。アジアでの関心度は高いが、欧州ではU-22というカテゴリーでオリンピック代表国を決めていない。オリンピック前年に開催されるUEFA U-21欧州選手権(予選はその2年前開始)における上位4チーム(国)がオリンピック出場。 


メディアなどが推している東京五輪日本代表OA 候補 

二宮寿朗氏はNumber Webの次の記事で
東京五輪のOAの第1弾候補として川島永嗣、植田直通、柴崎  岳、中島翔哉、岡崎慎司を取り上げている。 

佐藤俊氏はSoccerDigest Webの次の記事で
柴崎  岳と中島翔哉の「東京五輪行き」は鉄板。オーバーエイジ残り1枠は永井謙祐と予想。

他には長友佑都、酒井宏樹、大迫勇也などが挙がっている。
はたして誰が選ばれるだろうか? 

私の予想するOA候補

自国開催五輪という事でネイマールに最も近いレベルの中島選手には声がかかるだろうが、所属クラブ(FCポルト)は認めないだろう。本人も2019/2020年度シーズンに大きな実績を残さない限りクラブに直訴はできないと思う。柴崎選手も同様。

ここに挙げられている選手は永井選手を除けば全て海外プレーヤー。海外プレーヤーからはせいぜい1人選ばれれば「めでたし」と考えるのが妥当。海外選手という視点から見ると川島、権田、岡崎が考えられる。特に川島と権田はチームでの出番がないのでどちらかが召集される可能性(所属チームが認める)は大きい。

国内組を見れば、現時点では永井謙祐、鈴木 武蔵、橋本拳人、畑中慎之介が最有力である。ただ、攻撃重視・守備重視等の戦術や補強と言う視点でOA枠に選ばれる選手は大きく変わる。

 
OA候補選びは戦略ファースト 

巷ではOA候補に人気や期待の視点でいろいろな選手が取り上げられているが、私も同じ視点及び招集可能性でOA候補を予想してみた。

しかし、東京五輪メダル獲得に向けたOA選考のベストアプローチでないように思う。何故なら、過去の五輪成績に裏付けされた戦略的アプローチでないからである。


おわりに

東京五輪サッカー代表メンバー発表までには紆余曲折の展開が想定されるが、OA候補を見定めるポイントはある。もちろん、五輪世代の成長もあるが、そのポイントは、
  • Jリーグから選ばれるアジア2次予選メンバー
  • E-1サッカー選手権オーバーエイジ選手(守備陣に注目)
  • アジア2次予選で若手と同時起用されるOA選手(連係強化)
  • 海外での日本人選手の動向大活躍している選手か、ほとんど出場機会に恵まれていない代表実績の豊富な選手移籍が噂される選手
いかがでしたか?二宮氏とは全然違いますが、二宮氏は「OAの第1弾候補」としてリストアップしているので、きっと、第2弾、第3弾がでてくるでしょう。それも楽しみですね!

私も第2弾( 東京五輪でメダル取るならOA候補選びは戦略ファーストだ!)を出しましたので、次は第3弾。よろしくお願いします。 

アジア2次予選で東京五輪サッカー日本代表が分かる(+ミャンマー戦結果報告)

2020-07-19 04:43:31 | サッカー日本代表試合
FIFAワールドカップ2022カタール大会アジア2次予選F組初戦が9月10日(ミャンマー戦)からスタートする。JFAは本日、2019年8月30日、日本代表メンバーを発表した。

この発表に先立ち予想記事を書いたが的中は23名中12名。初めての予想にしても不合格ですね!

なお、このメンバーで9月5日にFIFAワールドランキング39位のパラグアイ代表と対戦する。勝てばうれしいがパラグアイ戦はほぼ互角の試合展開が予想される。W杯アジア2次予選直前の試合なのでケガ人が出ないことを祈るばかりである。

召集された選手の皆さん、「おめでとう」。皆さんは、2020年6月まで続くW杯アジア2次予選のコアーメンバーになる可能性が高い。さらに2020年7月の東京五輪サッカー日本代表の有力候補。

ただ、今回は五輪世代(1997年以降生れた選手、いわゆるU-22)の収集はたったの4名。これから先はもっと多くの選手の招集されることを期待する。

それでは9月5日のパラグアイ戦及び9月10日W杯アジア2次予選初戦に招集された選手の皆さんを紹介。また、パラグアイ戦も含めて試合結果を報告しますのでよろしくお願いします。 


パラグアイ戦・ミャンマー戦 サッカー日本代表メンバー

GK 3名

川島 永嗣、権田 修一、シュミット・ダニエル

DF 7名

長友 佑都、吉田 麻椰、畑中慎之介、植田 直通、冨安 健洋、
酒井 宏樹、安西 幸輝 

MF 10名

柴崎 岳、中島 翔哉、南野 拓実、伊東 純也、堂安 律、
板倉 滉、久保 建英、遠藤 航、橋本 挙人、原口 元気

FW 3名

大迫 勇也、永井 謙佑、鈴木 武蔵
 

サッカー日本代表招集メンバー予想 vs 実績

予想欄の〇印が予想メンバー 
12名しか的中できなかったが予想が外れた若手で北中米遠征に4名が招集されているのがせめてもの救いだ。
 
 
選手名
予想
実際
GK
川島 永嗣
〇 
 
小島 亨介
 
 
オビ・パウエル
 
 
権田 修一
 
 
大迫 敬介
 
 
シュミット・D
DF
長友 佑都
 
 
吉田 麻椰
 
 
立田 悠悟
 
 
冨安 健洋
 
酒井 宏樹
 
 
岩田 智輝
 
 
安西 幸輝
 
 
畑中慎之介
 
室屋 成
 
 
昌子 源
 
 
菅   大輝
 
 
杉岡 大暉
 
 
植田 直通
 
中山 雄太
 
MF
遠藤 航
 
 
板倉 滉
 
原口 元気
 
 
橋本 挙人
 
 
原  輝綺
 
 
久保 建英
 
安部 裕葵
 
 
柴崎 岳
 
三好 康児
 
 
堂安 律
 
伊東 純也
 
松本 泰志
 
 
南野 拓実
 
中島 翔哉
 
渡辺 皓太
 
 FW
岡崎 慎司
 
 
前田 大然
 
 
上田 綺世
 
 
永井 謙佑
 
 
鈴木 武蔵
 
大迫 勇也
 
 
サッカー日本代表招集メンバーのプロフィール
  • オーバーエイジは1996年12月末以前生れの選手
  • A代表歴は実際にプレーしたデータ
  • 2019年8月現在
川島 永嗣
  • 生年月日        1983.3.20
  • 身長/体重 185cm/82kg
  • 所属     RCストラスブール(フランス)
  • A代表歴          90試合8188分  
権田 修一
  • 生年月日        1989.3.3
  • 身長/体重 187cm/83kg
  • 所属       ポルティモネンセSC(ポルトガル)
  • A代表歴         11試合99分 
シュミット・ダニエル 
  • 生年月日           1992.02.03
  • 身長/体重    197cm/88kg
  • 所属       シント・トロイデン(ベルギー)
  • A代表歴            5試合450分 
 
長友佑都
  • 生年月日      1986.9.12
  • 身長/体重  170cm/
  • 所属        ガラタサライSK(トルコ)
  • A代表歴       117試合10179分3ゴール26アシスト  
吉田 麻椰
  • 生年月日       1988.8.24
  • 身長/体重   189cm/85kg
  • 所属      サウサンプトンFC(イングランド)
  • A代表歴     95試合8173分10ゴール 
酒井 宏樹
  • 生年月日    1990.4.12
  • 身長/体重   184cm 75kg
  • 所属     オリンピック・マルセイユ(フランス)
  • A代表歴     56試合4070分1ゴール9アシスト 
安西 幸輝
  • 生年月日     1995.5.31
  • 身長/体重    172cm/64kg
  • 所属       ポルティモネンセSC(ポルトガル)
  • A代表歴      2試合75分 
冨安 健洋 
  • 生年月日         1998.11.05
  • 身長/体重     187cm/84kg
  • 所属              ボローニャFC(イタリア)
  • A代表歴          15試合1260分1ゴール  
畠中 槙之輔  
  • 生年月日          1995.08.25
  • 身長/体重      184cm/80kg
  • 所属               横浜F・マリノス
  • A代表歴           3試合239分 
植田 直通 
  • 生年月日          1994.10.24
  • 身長/体重      186cm/77kg
  • 所属                  サークル・ブルッヘ(ベルギー)
  • A代表歴            7試合630分  
板倉 滉  
  • 生年月日          1997.01.27
  • 身長/体重      186cm/75kg
  • 所属                  FCフローニンゲン(オランダ)
  • A代表               2試合178分 
 
 
久保 建英  
  • 生年月日          2001.06.04
  • 身長/体重      173cm/67kg
  • 所属              レアル・マドリード・カスティージャ
  • A代表歴          4試合210分  
柴崎 岳  
  • 生年月日          1992.05.28
  • 身長/体重      175cm/64kg
  • 所属               デポルティーボ・ラ・コルーニャ(スペイン)
  • A代表歴           39試合2600分3ゴール5アシスト  
堂安 律  
  • 生年月日          1998.06.16
  • 身長/体重      172cm/70kg
  • 所属       PSV(オランダ)
  • A代表歴           15試合1084分3ゴール2アシスト 
 伊東 純也  
  • 生年月日     1993.03.09  
  • 身長/体重    176cm/68kg 
  • 所属       KRCヘンク(ベルギー)
  • A代表歴           14試合531分2ゴール 
南野 拓実  
  • 生年月日      1995.01.16  
  • 身長/体重  174cm/68kg 
  • 所属             ザルツブルク(オーストリア)
  • A代表歴         14試合1040分5ゴール3アシスト  
中島 翔哉  
  • 生年月日        1994.08.23 
  • 身長/体重    167cm/62kg 
  • 所属                   FCポルト(ポルトガル)
  • A代表歴            13試合748分4ゴール3アシスト  
遠藤 航
  • 生年月日    1993.2.9
  • 身長/体重   178cm/75kg
  • 所属      VfBシュトゥットガルト(ドイツ)
  • A代表歴     20試合1216分2アシスト 
橋本 挙人
  • 生年月日    1993.8.16
  • 身長/体重   181cm/74kg
  • 所属      FC東京(日本)
  • A代表歴     2試合180分 
原口 元気
  • 生年月日    1991.5.9
  • 身長/体重   179cm/72kg
  • 所属      ハノーファー96(ドイツ)
  • A代表歴     49試合2916分10ゴール5アシスト 
永井 謙佑
  • 生年月日    1989.3.5
  • 身長/体重   178cm/81kg
  • 所属      FC東京(日本)
  • A代表歴     7試合386分2ゴール 
大迫 勇也  
  • 生年月日     1990.05.18
  • 身長/体重 182cm/71kg
  • 所属             ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)
  • A代表歴         43試合2581分14ゴール4アシスト  
鈴木 武蔵
  • 生年月日     1994.2.11
  • 身長/体重 185cm/74kg
  • 所属      北海道コンサドーレ札幌(日本)
  • A代表歴         2試合71分
 

サッカー日本代表メンバー選考方針が見えない

何を基準にしたベストなメンバーだろう?現時点の選手の状態?
方針というべきか、選考基準は状況に応じて変わってもいいだろう。いくつものパターンを考えたようだが、「若手を多く」というシナリオは破棄された。

それは仕方ないとしても、何故くつものパターンを考える必要があるの?選手選考における方針が無いからいくつものパターンが必要なのでは?
近未来を言うと、
  • 2022年W杯アジア2次予選の1位通過は確実ベストメンバー不要
  • 東京五輪の目標はメダル獲得若手のレベルアップ必須
こうした状況を踏まえれば現時点での選手選考方針をはっきりしなければならない。どういう方針で2次予選や東京五輪強化を進めるのか?それがほとんど見てとれない選手選考と感じた。

私が主張したいベストメンバーは上記の2点をクリアーする選考、それが当面の選手選考における揺るぎない方針となるべきだ。

今回の選考結果がU-22の北中米遠征と重なった所以であれば問題ないが、2020年W杯を見据えると来年6月までの基本編成は、若手(12名)+ベテラン(6名)+中堅(5名)

ベテランにはアジア最終予選の途中くらいまで日本代表を牽引してもらいたい。一方、若手にはアジア2次予選での成長をバネに東京五輪でのメダル獲得、そして最終予選ではベテランを追い抜いてほしい。中堅は所属チーム優先で2次予選終了までは交替で参加すればいい。 
 

試合結果 9月5日 パラグアイ戦

スコアと得点者 

 
日本
パラグアイ
システム
4-2-3-1
 4-2-3-1
スコア
   2
   0
得点者
大迫、南野
 
シュート
 19
 5
枠なシュート
 9
 3
 

日本代表先発メンバー 
  • GK 権田
  • GKから見て左から
  • DFに 長友、吉田、冨安、酒井 
  • 中盤の底に 柴崎、橋本 
  • 2列目は 中島、南野、堂安 
  • ワントップが大迫 

先発メンバーについて

現時点でのベストメンバーということだろう。マスコミがほぼ予想した通り。GKに試合に出ていない権田が選ばれたのは今後も召集しやすいからか? アジア2次予選直前の単なる調整試合なのに、まるでW杯本戦で戦う豪華メンバーだ。 

試合経過

前半:日本がゲームを支配する展開のが続く。
  • ワンタッチプレー
  • 流れるようなパスワーク
  • ポジションチェンジ
などでスピーディーな攻撃を展開。そんな中、23分長友のクロスを大迫が左足で合わせて先制点。30分中島からのパスを受けたフリーの酒井が折り返しのクロス。南野が合わせて2点目。権田のファインセーブもあり無失点で終えるほぼ完ぺきな内容の前半。
長旅の疲れがあるのか蒸し暑さのせいかパラグアイの動きが鈍いので後半も追加点がとれそうな予感。

後半:頭から久保がピッチに立ち異次元のプレーを披露。5本のシュートやチャンスメークで再三見せ場を作るが、最年少代表ゴールを意識してかゴールに結びつけることができない。パラグアイは前半より厳しくディフェンスする一方、日本は無失点を意識して流動的な動きを控える。チャンスはあったが追加点に至らず。パラグアイは後半もチャンスらしいチャンスを作れず日本の完全勝利。願わくは久保のゴールを見たかった。なお、冨安は後半サイドにポジションを変えたが、見事なプレーを披露。
このような試合をミャンマー戦(アウェー)で出来れば、5-0 あるいはそれ以上の結果を期待できそうだ!
 

試合結果 9月10日 ミャンマー戦(2次予選初戦)
 
スコアと得点者 

 
日本
ミャンマー
システム
4-2-3-1
 4-4-1-1
スコア
 2
  
得点者
 中島、南野
 
シュート
 30
 2
枠内シュート
 12
 1


日本代表先発メンバー 
  • GK 権田
  • GKから見て左から
  • DFに 長友、吉田、冨安、酒井 
  • 中盤の底に 柴崎、橋本 
  • 2列目は 中島、南野、堂安 
  • ワントップが大迫 

試合経過

前半: 16分中島のミドルシュートがサイドネットを揺らして先制点。26分には堂安からのクロスを南野がヘディングで決めて2点目。終了間際の吉田から権田への横パスはまずかった。それまではグランドのコンディションを考えて危険な時は無理せずにタッチラインの外に蹴りだしていた。2点しか獲れなかったのは残念だが、きちんと守備しながら相手のシュートを0本に抑えたので良しとしよう。

後半: 得点を期待したが、再三のシュートも得点に至らず。不運、それとも雑、それともミュンマーが良く守ったから?24本+で2得点は頂けない。終盤久保がW杯予選最年少デビューを果たしたが、代表初ゴールはお預け。勝利したが決定力不足は明らか。初戦+アウェー戦+最悪のグランドコンディションではあったが攻撃面では大いに反省すべき。
 

サッカー日本代表日程

2022W杯アジア2次予選は2019年9月5日~2020年6月9日、最終予選は2020年9月3日~2021年10月12日。 
なお、2019年12月10日~18日のE-1選手権は国際Aマッチデー期間の開催でないため欧州で活躍している選手を招集するのは困難である。その為、Jリーグでプレーするベテラン選手はE-1選手権に召集されるとの推察。


アジア3次予選(最終予選)進出条件

アジア2次予選は40チームが8グループに分かれて戦うが、
  • 各グループ1位の8チーム
  • グループ2位の8チームのうち成績上位4チーム
計12チームが3次予選 (最終予選) へ進出。  
 


おわりに 

2020年W杯アジア2次予選ラウンド1の直後には2020年には東京五輪が控えているが、幸いも2次予選の組み合わせ抽選に恵まれた。そのためアジア2次予選は東京五輪メンバー主体で戦えるでしょう。しかし、今回の招集は現時点でのベストメンバーだそうだ。初戦だからかも知れない。

F組対戦チームの最新FIFAワールドランキングは、日本の33位に対して、
  • キルギス    95位
  • タジキスタン 119位
  • ミャンマー  135位
  • モンゴル   187位
これなら10月以降は先若手主体で十分に戦える。ベストメンバーを組むのは3最終予選でいい。それが東京五輪と2022年ワールドカップに向けての最良の道と思う。

つまり、アジア2次予選はJFAにとって若手の東京五輪サッカー日本代表候補選考の場。一方、若手選手にとってはアピールの場であり飛躍の場である。アピールできた選手の将来は2022年FIFAワールドカップ日本代表候補へとつながる。そしてベテランを脅かす存在になるだろう。

若きサムライは未来を拓くため、そして、3年後W杯のピッチに立つために必死でアジアW杯2次予選と東京五輪を戦うはず。若手を多用してもアジア2次予選全勝はもちろんのこと、東京五輪でより良い結果が期待できると思うがいかがでしょうか?

タンパク質3倍のギリシャヨーグルトは高齢者・筋トレの味方

2020-07-19 04:41:36 | ギリシャヨーグルト作り方
これまで市販のR-1ヨーグルトカスピ海ヨーグルトBifiXヨーグルトを種菌としてヨーグルトを手作りしたがいずれも大成功。植え継ぎも何度も繰り返した。今回紹介するのはギリシャヨーグルトの作り方。 

9月の初めに〇〇市の集団健診に行った。そこで「〇〇の朝ごはん」という健康推進のイベントがあり朝食を無料提供していた。朝飯抜きで受診したのでイベントに参加。その時提供されたのがギリシャヨーグルト。

ご存じのようにギリシャヨーグルトは普通のヨーグルトと比べてタンパク質は3倍。イベントの関係者曰く、「ギリシャヨーグルトはフレイル予防に良い」。「フレイル」って何?

それではフレイルやギリシャヨーグルトの手作りなどについて紹介します。

なお、これまで10種類ほどの市販ヨーグルトを使って手作りと植え継ぎを重ねてきた経験から皆さんにヨーグルト手作りにお役に立つ情報を紹介。ご参考までにご覧いただければ幸いです。

 
フレイルとは
 
フレイルとは「frailty(虚弱)」という意味で、高齢になって筋力や心身の活力が低下した状態のことだそうだ。内閣府が発表した「経済財政運営と改革の基本方針2016」にも高齢者のフレイル対策の推進が記述されている。
 
 
ギリシャヨーグルトは高齢者の味方:フレイル予防 
 


タンパク質は生命活動維持に不可欠なものだが、加齢とともにタンパク質の合成能力は低下する。そうなると筋肉・内臓・皮膚・爪・毛髪などを作っているタンパク質が不足する。

やがて高齢になるとフレイル状態になり易く骨折したり寝たきりになる可能性が高くなる。高タンパク質の食品、ギリシャヨーグルトは高齢者にとってフレイル予防の強い味方になる訳だ。
 

タンパク質を摂るなら肉類でいいのでは?

タンパク質を過剰に摂るとカロリー摂り過ぎとなり太りかねない。バランスの良いタンパク質源がポイントですね。参考までに100g当たりのタンパク質とカロリーを比較してみよう。
  • 鶏肉(もも)16.2g 200kcal 
  • 豚肉(バラ)14.2g 386kcal
  • ヨーグルト 3.6g  62kcal
一方、一般的なギリシャヨーグルトなら100g当たりのタンパク質は10gカロリーは59kcal。 これなら太る心配やカロリー過剰摂取はないね!
 

トップバリュのギリシャヨーグルト 

1年間で1300万個も売れたというイオンのブランドの場合、
  • 内容量   110g(100g当たり)
  • エネルギー 67kcal(61kcal)
  • タンパク質 11.9g(10.8g)
  •  脂質        0g
 
 
ギリシャヨーグルトの作り方
 
超簡単だ!
  • 市販のヨーグルト(ギリシャヨーグルトでなくても全然OK) 110グラムをヨーグルトメーカーの専用容器に移す
  • そこに1リットル入りの牛乳パックから400ccほどの牛乳を注ぐ
  • 良くかき混ぜる
  • さらに残りの牛乳(500ccくらい)を注いでかき混ぜる
  • 専用容器をヨーグルトメーカーにのせる
  • 温度を40℃時間を8時間にセット
これで準備完了。R1ヨーグルトの作り方とほとんど同じ。
なお、おすすめは成分無調整牛乳。 


最後に水切りして完成
 
  • 大きな濾し器にペーパータオルの敷く(or 水切り道具を使う)
  • 上記の手作り↓ヨーグルトをペーパータオル移す
  • 1~3時間水切り(水切り時間が長いほどヨーグルトは固まる。3分の1の量になればタンパク質3倍となる)
出来上がったギリシャヨーグルトの写真


 
今回使用したヨーグルト・牛乳・ヨーグルトメーカー
 
  • トップバリュヨーグルトプレーン110g、およそ120円。実際は普通のヨーグルト(例えば、ブルガリアヨーグルト)でもよい。どのヨーグルトを使っても出来上がった後に2~3時間かけて水切りすればギリシャヨーグルトになる
  • 北海道3.7牛乳 (生乳100%、成分無調整牛乳、無脂乳固形分8.4%~)
  • IDEAL Labelの発酵器セット
私が日ごろ使っているヨーグルトメーカー(IDEAL Labelの発酵器セット)


 
 
おわりに 

ギリシャヨーグルトの手作りに初めての挑戦でしたが点数を付けるとしたら80点くらい。見た目や美味しさは市販のものと変わらない。100点にしなかったのはまだ植え継ぎしていないから。

植え継ぎの実績
1回目 9月27日 植え継ぎしたが最初よりやわらかい。2~3時間水切りすれば問題ないだろう。

最近、複数の知り合いから「やせたね!」と言われた。糖尿病検査で2カ月に一度通院しているクリニックのドクターは体重の推移を見て「もっとタンパク質を摂取して下さい」と2回連続言われた。

自分では結構タンパク質を摂取しているつもりだが、確かに、運動の割には太ももの筋肉が思ったよりついていない感じがする。そんな時にギリシャヨーグルトを知った。

ギリシャヨーグルトはタンパク質は多いがカロリーは少ない。これでタンパク質の不足分を補えるのでタンパク質摂取が不足がちの高齢者向け。さらに、筋トレの最高の友、ダイエットにもおすすめ

ヨーグルトを食べている方ならギリシャヨーグルトに切り替えてはいかがでしょう?手作りが面倒なら市販品がある。

いかがでしたか? お役に立てたなら幸いです。 


参考:食品の安全性や効果など知らないと損
 
食品安全委員会:「いわゆる健康食品 についての注意喚起事項
子供に食べさせたくない食品選びの4つのチェックポイント 
世界寿命ランキングでみる健康食品と長寿の因果関係
人生100年時代:簡易生命表で知る「私の健康寿命は何歳まで?
 

参考:ヨーグルトやカッテージチーズの作り方
 
これまで15種類ほどの市販ヨーグルトを使った手作りと植え継ぎを重ねてきた経験から皆さんにヨーグルト手作りなどにお役にたつ記事を紹介します。

作り方

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