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なでしこジャパン、フランス旅行、ヨーグルト手作り、ホストファミリー体験談、英語・TOEIC、血糖値改善体験談などの紹介

FIFA女子W杯を振り返る:なでしこジャパンのオランダ戦の展望と先発メンバー予想など

2020-09-24 14:00:05 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会、なでしこジャパンは6月26日決勝トーナメント1回戦をオランダ代表チームと戦うことが決定。試合開始は日本時間26日朝4時。

グループステージD組で1勝1分1敗の2位通過のなでしこに対しオランダはグループEで3勝の1位通過。

トーナメント戦なのでミスからの失点は避けたいところ。負ければ16強止まりで評価は急降下、勝てばベスト8になりファンの期待に応えられる。勝利するためどんなスタメンが予想されるのか、試合の展望も含めて紹介したい。 


なでしこジャパン 対 オランダ 試合展望

オランダ 中堅主体だが経験値は高い
  • FIFAランク8位
  • W杯最高成績:ベスト16
  • 前回大会(2015年):ベスト16
  • 平均年齢は25.5歳で4番目に低い
  • 大舞台経験者は12名
  • 2月末のスペイン戦から若手3名を外して中堅とベテランへ変更
  • 代表歴100試合以上はGeurts、Spitse、Martensの3名
  • 世代交代はかなり前に終了
  • Sanden選手はリヨンで熊谷と同僚
  • LunterenはSCフライブルグで猶本と同僚
  • Dongenはレアルベティスで山根と同僚
  • 2017年ユーロ選手権を制した後伸び悩んでいる
  • 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:無 
  • ただし、6/1オーストラリアとWarm-upマッチ。3-0で勝利
高倉体制になってからのなでしこジャパンは2018年3月に対戦して2-6。この時の先発メンバーはこの試合先発が予想される鮫島、市瀬、長谷川、中島だけ。この試合、中島と途中出場した岩渕が得点している。

一方、オランダは現在の主力の6名がこの試合に先発出場。FWのL.Martensに2得点されているので要注意。 

オランダ 2019年度試合成績

太字はTop10チームとの試合、赤字は今回のW杯

対戦国
スコア
勝敗
シュート数
(相手)
枠内
シュート
南アフリカ
1.19
2-1


スペイン
2.27
0-2


ポーランド
3.5 
0-1
● 


中国
3.7 
1-1 
PK勝 
26(7)
13(1) 
メキシコ
4.6 
2-0
〇 
21(1)
10(1) 
チリ
4.10
7-0
24(4)
14(1)
オーストラリア
6.2
3-0
10(15)
5(5) 
ニュージーランド
6.11
1-0
16(5)
3(3)
カメルーン
6.15
3-1
11(11)
4(2)
カナダ
6.21
2-1
8(12)
2(2)


なでしこジャパン 2019年度試合成績

太字は強豪国(FIFAワールドランクTop10)チームとの対戦
赤字は今会のW杯のスタッツ
対戦国
シュート
(相手)
枠内
シュート
アメリカ
2.27
2-2
5(13) 
2(6)
ブラジル
3.2
3-1
〇 
11(22)
6(6) 
イングランド
3.5
0-3
● 
12(10)
4(4) 
フランス
4.4
1-3
● 
6(24)
4(7) 
ドイツ
4.9
2-2
△ 
7(22) 
4(9) 
スペイン
6.2 
1-1
△ 
3(4)
1(2) 
アルゼンチン
6.10
0-0
8(5)
2(1)
スコットランド
6.14
2-1
19(12)
7(4)
イングランド
6.20
0-2
16(14)
4(6)



なでしこジャパン 試合展望

Top10と対戦した6試合のスタッツまとめ

スタッツ
合計
1試合
得点
8
1.3
失点
13
2.2
シュート数
57
9.5
枠内シュート数
24
4
被シュート数
105
17.5
枠内被シュート数
38
6.3
先制点獲得
2
33%
先制点献上
4
67%

2018年度も同様であったが、全てのスタッツで対戦相手が上回る。さらに大事なポイントとして、2018年度から継続している課題の「先制点を献上したら勝てない」という悪いジンクスを未だに抱え込んでいる。

上記の表を見ればTop10チームと明らかに実力差があることが分かる。しかし、そこはサッカーだ。負けるとは限らない。実力差を別の手段で埋めればいい。

得点力は実質1試合1点に満たない  

得点が1試合1.3は良い数字と思うが実態は相手の致命的なミスによる得点が少なくても3点含まれている。実質的には1試合1点には届かないが、とにかく勝つには最低1点が必要。シュート数は悪くないが決定力不足。

主な修正ポイント

期待が持てるプレーには〇
期待はするが精度などに問題があるプレーには△
  • 素早いワンタッチプレーで相手守備網を崩す △
  • 守備網を崩せなければPA付近での正確なミドルシュート △
  • セットプレーからの得点 △
  • PA内でファウルを誘うプレー △
  • 攻撃のリーダー △
失点は1試合平均2点以上

失点を悪くても1点以内に抑えなければ勝利は見えてこない。
そのためには、
  • 徹底したカバーリング 〇
  • 粘り強い守備 〇
  • 素早い寄せでプレッシャーをかける 〇
以上が実力差を埋める手段と思う。

こうして見るとやはり前半失点しないことが最も大事と分かる。それができれば後半チャンスが必ずある。そこで得点することが勝利へ道。

今回の相手はオランダでFIFAランク8位。トップ4のチームよりレベルは少し落ちるだろう。相手のプレッシャーが弱まれば、イングランド戦の後半のような展開に持ち込るので得点のチャンスは大きく膨らむ。

ただ、問題は、パス・クロス・シュートの精度・決定力不足。これらをほんのちょっと改善できれば得点は間違いなく奪える。そして運が味方すれば追加点も可能。

鮫島選手も語る「前半失点しないこと」(追記) 

(日刊スポーツ史からの引用)
この記事で鮫島選手が次のように語っている。

岩渕と同じく3度目のW杯となるDF鮫島は「いろんなプレッシャーがかかる試合になる。前半を無失点で後半勝負に持っていけたらいいなと思う。クロス対応など、ペナルティーエリア内の攻防でどちらが勝つか」 

「ベスト8はこれで決まりだ」の記事でオランダ勝率の確率は60%と予想したが、この記事を読んでオランダ、日本、共に50%と変更します。鮫島選手の気持がチームメートと共有されることで選手一丸となって前半無失点で乗り切るだろう。


勝利への道

まとめると、
  • 粘り強い守備とカバーリングで前半を無失点に抑える
  • 後半オランダのプレシャーが弱まったら素早いパスサッカーで守備網を破り、PA内でミスを誘うか、ロングシュートで得点
  • 無得点なら相手も積極的に攻めてくるのでカウンター攻撃プラン実行(監督がテストしているいるか疑問)
  • 仮に先制点を取られても必ず守りに入る時間帯がくる。そこを狙う 


ベストの決勝トーナメントブロック

イタリア、中国、オランダは全て女子ワールドランキングで日本より下。特にトップ10外のチームには1年以上負けたことのない日本はオランダに勝利すればベスト4は目前だ。オランダとの力の差はほぼ互角。オランダは不調な時期を脱して勢いに乗り始めた点が気になる。


課題(早い時間帯に失点)は分かっていた

まさか、今気づいたとは思わないが、全く熊谷選手の言う通りである。ハッキリ言えば、2018年のTournament of Nationsから分かっていたこと(残念ながらこの大会、熊谷はクラブチームの都合でクラブ世界一決定戦に参加)。

私も何度もこの課題を口にした(特にSheBelievesカップでのチェックポイントを綴った記事)。

(イングランド戦後のFootball ZONE web編集部の記事からの引用)

主将のDF熊谷紗希は「いいシミュレーションになった」とこの試合を振り返り、決勝トーナメントに向けての修正点に言及している。「前半の早い時間帯に失点したら苦しくなるし、前掛かりで攻めている時にチャンスをモノにできないと次のステージからは本当に苦しくなる。いいシミュレーションになった。・・・・・」 

これまでこの課題に対して多くの努力を積み上げているはずだから、是非、修正できたことを結果で示して欲しい。


外された選手に「頑張ったね」、と言われるプレーを期待

仮に決勝T一回戦で敗退となれば外された選手に顔向けできない。
  • 所属チームをスカイ・ブルーFCに変えてまでW杯出場を願った川澄
  • 召集されるのを見込んでコンディションを万全に整えておくためシーズンオフにオーストラリアのWリーグでプレーした永里
  • スペインでレギュラーGKとなって活躍している山根(SheBelievesカップに全試合出場は何だったのか?)
  • ドイツで奮闘する猶本
  • 3年連続得点王で今シーズンも9試合9得点で得点ランキング1位の田中美南とベテランで大舞台での実績豊富な有吉
選手選考はそもそも若手中心が方針

W杯メンバーに選ばれた若手選手は外れた選手に「よく頑張ったね」と言われるくらいの気概を持ってプレーしてほしい。
次の添付記事では「なぜ22歳以下の選手が10名も選ばれたのか?」 を紹介。




この一戦はなでしこの未来を掛けた試合

協会は若手主体のメンバーでもベスト8になれると考えている。W杯を経験させることが若手成長の近道なので必然的に若手主体のチーム編成となった
それは素晴らしい目標や夢の為である。
  • 女子サッカーの人気回復
  • 東京五輪でのメダル
  • 女子サッカーのプロ化
  • 2023年W杯日本開催
こうした目標達成に向けて弾みをつけるためも、そして若手主体路線を継続する意味でも落とせない一戦である。この点を理解しているなら若手は必ずやってくれる。そしてやればできる。Yes, You Can!


なでしこらしさ・真剣さが伝わるプレーを期待

イングランド戦でもシュートを外して苦笑いしていた若手が写ったが、代表という責任感と使命感を持っているのだろうか?城彰二のようなバッシングはおこらないだろう。しかし、失敗してもいいから常に真剣な顔つきでプレーする姿を見たい。

なお、別の若手もSheBelievesカップシュートミス後に苦笑いしていた。何となく今回召集された若手と中堅以上の選手の間にW杯に掛ける思いに距離感を感じる。ハッキリ言って何人かの若手よりベテランの方がよく動いている。若手はもっと力を出せるはずだ。


W杯は「いい経験をした」とコメントする大会ではない

4年に一度の真剣勝負の大会。4年間の努力の積み重ねを全て出し切って結果を残す大会だ。「東京五輪に向けての経験値を高め成長する場」と捉えているならあまり成長は期待できない。

このW杯でしぶとく、粘り強く、泥まみれになって、それでも負けたら悔しさ・不甲斐なさで大泣きするくらいの全力を出し尽くしてこそ成長できる。2011年のメンバーのように全力で挑め! 


オランダ戦:先発メンバー予想

コンディッションさえ問題なければ、イングランド戦と同じメンバーで臨むだろう。ただ、万全なコンディションを前提に長谷川先発出場。ダメなら、遠藤か小林。なお、FWは菅澤からオランダ戦に得点したことのある横山にに変更。それに菅澤は後半に起用したほうがいいだろう。

イングランド戦では市瀬に代わり南に急きょ変更し予想を外した。この試合では市瀬を外して南。

もし指揮官が「これが最後の試合」と考えれていれば、攻撃陣に大舞台を経験させる意味で若手を起用することも考えられるが、まさか、そこまではしないだろう。

〇はスタメン  数字は途中出場のプレー時間(分)


GK
山下
GK
池田




GK
平尾




DF
鮫島
DF
清水
DF
市瀬

DF
熊谷
DF
宇津木




DF
宮川




DF



DF
三宅




DH
杉田
DH
三浦
〇 
28
〇 
DH
阪口夢




MF
籾木




MF
中島
MF
長谷川
8

FW
遠藤
 16
〇 

FW
宝田
 1

5

FW
菅澤
〇 
29
FW
横山

〇 

FW
小林

24

FW
岩渕
 23


なでしこジャパン代表チーム プロフィール
  • 若手主体
  • 最新FIFAランキング 7位
  • W杯最高成績:優勝(2011年)
  • 前回大会(2015年):準優勝
  • 平均年齢は24.0歳
  • 大舞台経験者は6名
  • 4月の欧州遠征からメンバー4名変更して経験値を高めた
  • 代表歴100試合以上は宇津木、鮫島、熊谷、坂口の4名
  • W杯・五輪での経験値が強豪国の中で最も低い
  • 平均年齢も強豪国の中で最も低い(22歳以下10名)
  • 日テレ・ベレーザから10名召集→9名(植木理子がケガの為、セレッソ大阪堺レディースの宝田沙織へ変更)
  • 海外プレーヤーはリヨン所属の熊谷とレインFCの宇津木の2名
  • 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:1勝2分2敗
  • 1勝はブラジル戦
  • W杯でなく東京五輪でメダル獲得を目標にした成長途上チーム
 
 
ベテランの先発メンバー起用は?

なでしこの課題は前半の失点。イングランド戦にも言えた事だが、前半は宇津木など大舞台での経験値のある選手を使えば、
  • より落ち着いて試合に入れる
  • 経験から培った予測を活かして危機を未然に防ぐ
などで失点を防げる可能性がアップするがオランダ戦でスタメンにベテランを増やすかどうかが一つのポイント。 ただ、坂口も宇津木も別メニューで調整中らしい。籾木も出場は難しそう。完全にコマ不足。


オランダに接戦の末 1-2 で敗北

試合終了後の熊谷選手の含みのあるコメントに悔しさがにじみ出ていた。「・・・何かが足りなかった」。本人は答えを分かっているが、具体的に言うのは差し控えたのだろう。

ここ8カ月でなでしこやW杯関連記事を30以上書いたが、最初の記事は「どうして永里優季は召集されないの?」からでした。「実力のある選手が選ばれないのはおかしい、永里選手なしてはベスト8は厳しい」と言い続けた。

そして「W杯は若いメンバーの育成の場と協会は考えている」と思うようになった。それで4月にやっと「若いメンバー招集は協会の方針であろう」と悟った。まさしく、勝つためには「何かが足りなかった」。

ずばりオランダ戦の2失点に同じ選手がからんでした。私は前から指摘していたが、守備意識の欠如、代表意識の欠如が結果に表れた。1点目は相手のヘディングをすぐ後ろで傍観。2点目は終盤自陣でボール奪われても奪い返そうとしない。そこから決勝点につながった。

非常に残念なのは、SheBelievesカップ、イングランド戦、そしてオランダ戦でシュートミスや敗戦後に映し出された若い選手の笑っている顔。対照的にオランダ戦後の中堅・ベテラン選手・数人の若手の悔しさと涙が滲み出た顔。これまで苦しみに苦しみを重ねて築いた「なでしこ」というブランドと代表としての重みを理解しているか否かの違いだろう。

五輪に向けて成長・経験という大きな財産を得たことは間違いないが、ミスや敗戦後に悔しさを表現できない数名の若手選手の成長はいくら協会が後押ししても期待できないだろう。次の招集がどうなるか見守りたい。


まとめ  

イングランド戦で実力の差を見せつけられ、2-0で完敗したなでしこジャパンにとって決勝トーナメント1回戦は汚名返上のチャンス。2018年とはいえ屈辱の2-6の敗戦を喫したオランダには何としても勝たなければならない。

この試合は「負けても失うものはない」の正反対の試合。なでしこ代表としてのプライドを傷つけられる程度では済まない。なでしこの未来を背負った試合なのだ。負ければ、
  • 女子サッカー人気復活
  • 東京五輪への期待感(メダル獲得)
  • 2023年の日本開催のW杯招致
などに水を差す結果になりかねない。そして何よりも選手自身の将来(女子サッカーのプロ化など)に大きなマイナス要因を作ることになる。

その点を肝に銘じ、若さを前面に出しなでしこ魂を発揮してベストを尽くせ!
未来を拓け、なでしこジャパン!

実力差大あり過ぎ:女子サッカーW杯2019で決勝Tへ進んだ代表チームの予想は簡単!

2020-09-03 12:09:23 | サッカー女子ワールドカップ
2019年6月7日、ついにFIFA女子ワールドカップ2019フランス大会がフランス対韓国の開幕戦でスタートした。フランス圧勝。さすが優勝候補の筆頭格。優勝チームオッズでもアメリカと並んで4.5倍。

グループステージにおける試合結果を常時お伝えしながら決勝T進出チームを予想しますが、予想は各チームが1試合を終えた時点で凍結。
なお、本記事には決勝トーナメント進出結果も追記しています。 


グループステージ試合結果(最終)


各代表チームのグループステージ試合結果はこちら。
(fifa.comより)
 



女子サッカーワールドカップ 決勝 T 進出条件

最も難しいのは各グループ 3位の 6チームのうち、決勝トーナメントへ進める 4チーム。まず、1回目の予想で述べた3点をおさらいしましょう。

前回2015年のカナダ大会よりW杯出場チームが16チームから24チームへ増えたのを機に決勝トーナメントへ進めるのは8チームから16チームになった。
1次リーグ戦で
  • 各組1位と2位チーム
  • 各組3位の6チームの内、上位 4チーム
グループ3位となった場合の上位 4チームは
  • 勝点
  • 得失点差などで決める 


グループ3位チームの決勝 T 進出の最低条件 

2015年の結果で言える最低条件は
  • 勝点が3以上
  • 得失点差が0以上

Top10チームは例外なく決勝トーナメント進出

6月19日現在、全チーム決勝T進出決定、おめでとう!
( )内は2019年3月29日に公表された最新のFIFA女子ランキング
  • アメリカ(1)
  • ドイツ(2)
  • フランス(4)
  • イギリス(3)
  • カナダ(5)
  • オーストラリア(6)
  • オランダ(8)
  • 日本(7)
  • スウェーデン(9)
  • ブラジル (10)

Top20以内の7チームもほぼ決勝トーナメント進出
  • スペイン(13)
  • ノルウェー(12)
  • 韓国(14)
  • 中国(16)
  • イタリア(15)
  • ニュージーランド(19)
  • スコットランド(20)
しかし、決勝Tに進めるのは16チームなので1チームが外れることになる。

Top20圏外のチームは決勝Tへ進めない

前回のカナダ大会ではTop20以内のニュージーランド(17位)とスペイン(14位)の2チームは決勝Tへ進めなかった。一方、組み合わせに恵まれたコロンビア(28位)とカメルーン(53位)が進んだ。

しかし、今回は組み合わせ抽選方法が大きく変わりランキング順にくじを引いた。そのため、
  • 死の組は無くなった。前回はUSA(2位)、オーストラリア(10位)、スウェーデン(5位)のグループDがまさに死の組
  • 同じ組にランキングの低いチームが2つ以上入るグループもなくなった(例外F組)。前回はB、C、FグループにTop20外のチームが2チームづつ入った。その結果がF組3位のコロンビアとC組3位のカメルーンの決勝T進出
こうした点の反省から抽選方法を変更したのだろう。よって、今回の大会ではTop20圏外のチームが決勝トーナメントへ進むことは不可能に近い。

1勝すれば得失点差がマイナスでも決勝トーナメントへ進める?

ランキング順の抽選方法(正確にはポット1からポット4まで6チームずつランキング順に割り振った)になったため、これまでの決勝T進出条件が変わりそうだ。主に3位通過のチームがどこになるか見てきたが、どうも得失点差がマイナスでも決勝Tへ進めるような状況になりつつある。

各グループ上位2チームに対して得失点差が -3 になれば4位チームに2点差で勝利しても得失点差は-1。そういうグループがいくつか出てきそう。

現時点では6グループ中、Cグループを除く5グループで3位チームの得失点差マイナスになる可能性がある。つまり、最大3チームが得失点差マイナスで決勝Tへ進めるかも。1チームくらいありそうだね。

結果:結局、勝点3で得失点差マイナスのチームが3チームあったが、ナイジェリアとカメルーンが勝点3、得失点差-2で決勝T進出。チリは得失点差-3でアウト。
 

グループ別試合結果と決勝T進出チーム予想

それでは具体的に各部ループごとにグループステージにおける成績やW杯前の強化試合の成績などをベースに決勝T進出をグループAから順番に考察していきましょう!なお、現時点での予想は第1回目と変わりません。

各チーム1試合終わった時点で決勝Tへ進めるチームを考察してみた。迷った面も多々あるが結果的には変更なし。
 
グループA

グループA
予想
順位
フランス
 4
 1
 3
 9
 7
 1
 6
韓国
 14
 2
 3
 0
 1
 8
-7
ノルウェー
 12
 3
 3
 6 
 6 
 3
 3 
ナイジェリア
 38
 4
 3
 3
 2
 4
-2
 
予想:フランス、韓国、ノルウェー
2位チームを予想するのは難しい。直接対決に勝利したチームが2位になるが、韓国であると信じたい。ただ、両チームともナイジェリアに3点差以上で勝てば決勝トーナメント進出は間違いない。
結果:フランス、ノルウェー、ナイジェリア
韓国の4失点はかなり痛い。決勝Tに進むにはナイジェリア戦勝利+ノルウェー戦引き分け以上なら決勝Tへ進める。格下にめっぽう強い韓国(例:37位のアルゼンチン戦5-0の勝利)だから2位通過もまだまだあり得る。ノルウェー戦で見る限りナイジェリアの弱点は守備。韓国の大量得点を期待。
ノルウェーはナイジェリアに勝利したがシュート数では10-10のイーブン。韓国勝機あり。
ナイジェリア戦、韓国はシュート数(15-12)、枠内シュート(7-2)、ボールポゼション(58%)で上回りながら 無得点。なでしこと同様、決定力不足。ノルウェーに勝利しても得失点差で決勝T進出は絶望的。せめてノルウェー戦だけでもいいところを見せて欲しい。
ナイジェリアもフランス戦を残しているので決勝T進出は厳しい。このグループの3位チームがどうやら決勝Tに進めないようだ。
韓国はかなり活躍するだろうと考えていたので全く予想外の勝点0。ノルウェー戦でも圧倒(シュート数22:8、枠内シュート6:2)。しかし、僅か1点。相手にPK2本を決められ未勝利でW杯終了。決定率が高ければ2勝できたのに非常に残念な結果となった。
ナイジェリア(勝点3、得失点-2)はチリがタイに4点差以上での勝利はないという条件付きで決勝Tへ進出する。特に中国がマッチ39の3位枠に入れば100%決勝Tへ。しかしマッチ43の3位枠に入るとはじき出されるだろう。中国をマッチ39に割り振るかマッチ43に割り振るか、誰がどう決めるのでしょうか?謎である。
結果:ナイジェリアは中国がマッチ43の3位枠に割り振られたが、スコットランドがアルゼンチンと引き分け+ブラジルが別の3位枠に割り振られて決勝Tへ進出。非常に複雑な3位チームの決勝T進出条件。

グループB

グループB
予想
順位
ドイツ
 2
 1
 3
 9
 6
 0
 6
中国
 16
 3
 3
 4 
 1 
 1
 0
スペイン
 13
 2
 3
 4
 3
 2
 1
南アフリカ
 49
 4
 3
 0
 1
 8
-7
 
予想:ドイツ、スペイン、中国
中国が決勝トーナメントへ進むにはドイツに大量失点しないこと に尽きるが、格上相手だといい勝負するのが中国の特徴(例:6/1フランス戦1-2の負け、3/7オランダ戦引き分け)。大丈夫だろう。
結果:ドイツ、スペイン、中国
中国の善戦が目立った。ドイツの守備に不安あり。決勝点を決めた19歳のGiulia Gwinnは今シーズンまで猶本の同僚。
スペインはシュート数で南アフリカに圧倒したが内容的には薄氷の勝利(PK2本)。このグループに限らないがPKやペナルティエリア外からのシュート力(正確性)が明暗を分けるようだ。
ドイツ戦、シュート数ではほぼ互角(ド15-16ス)だったスペインは中国に負けない限り決勝Tへ
中国は南アフリカに勝利したが17本もシュートしながら1得点はまずい。決勝Tに進むには2点欲しかったが、スペイン戦で引き分け以上が必要となった。アジアのチーム(韓国・日本)に共通して言えることは何故なのか決定率が低いこと。
中国対スペイン戦は予想通りの引き分け。中国の決勝T進出決定。決勝TではMatch39に入りそう。そうなるとD組1位のイングラントか日本と対戦。もしMatch43に割り振られればC組1位のチームと対戦。

グループC

グループC
順位
オーストラリア
6
1
 3
 6
 8
 5
 3
イタリア
15
3
 3
 6
 7
 2
 5
ブラジル
10
2
 3
 6
 6
 3
 3
ジャマイカ
53
4
 3
 0
 1 
 12
 -11

予想:オーストラリア、ブラジル、イタリア
ブラジルとイタリアの2位争い予想。イタリアは強豪チームとの対戦がないので予想しにくいが、Top10チームに大量失点しなければ決勝トーナメント進出! 
結果:イタリア、オーストラリア、ブラジル
オーストラリアはシュート数ではイタリアを16-6で圧倒しながらも、【第1版】【第2版】優勝国予想の分析3(取りこぼした試合数)で指摘した「下位チームに取りこぼす」弱点を暴露。ブラジルの攻撃力は高いが問題は守備力。
オーストラリアはブラジル戦でようやく地力を発揮。2点ビハインドからの逆転劇は見事。守備が安定しないのが不安要素だが、この勝利で1位通過の可能性が残った。
さすが世界一のストライカー、サマンサ・カー(シカゴレッドスターズで永里優季の相方)、ジャマイカ戦で全ゴールをたたき出し得点ランキング1位タイへ一気に駆け上がった。しかし、チームの1失点は頂けない。一発勝負のトーナメント戦では守備力が問われるが、決勝Tではノルウェーと対戦するので余程のことがない限りベスト8は間違いなし(これが戦略だったかも?)。
一方、ブラジルは3位だが、PKでゴールを決め決勝T進出。ただ、フランスかドイツと対戦するのでベスト8は厳しい。イタリアは中国と対戦する可能性が高いが、そうなれば中国にとってベスト8の可能性あり。
PA内のファウルを絶対してはならない!

グループD


グループD
イングランド
3
1
 3
 9
 5
 1
 4
スコットランド
20
3
 3
 1
 5
 7
-2
アルゼンチン
37
4
 3
 2
 3
 4
-1
日本
7
2
 3
 4
 2
 3
-1

予想:イングランド、日本、スコットランド 
4/9ブラジル相手に1-0で勝利しているスコットランドが日本やイングランドに大量失点する可能性は低い。
結果:イングランド、日本
イングランドは最初のPKによる得点が大きかった。この試合に限らず手に当たればPKという判定。故意のハンドではないのにおかしいなと思い調べたら、2019年3月国際サッカー評議会がハンドに関する大きなルール変更(故意であろうが偶然であろうがペナルティエリア内のハンドはPK)したとのこと。今知ったことを反省!
イングランドの2-1の勝利は想定内。日本にとっては+-ゼロ。
日本どうした? いくらなんでも無得点は考えられない。確実に勝点3を取らなければいけないアルゼンチン戦でスコアレスドロー。
決勝Tへ確実に進むにはスコットランド戦勝利とイングランド戦引き分けが必須。
見事スコットランド戦、岩淵のミドルシュートと菅澤のPKで2-1の勝利。これで勝点4となり決勝トーナメント進出99%決定!開き直ったのか 選手の見違えるような 躍動感あふれる はつらつとしたプレーに ゴールへの執念が 目に見えて分かる試合だった。
スコットランドは3位通過で決勝Tへ進みにはアルゼンチンに2点差以上の勝利が必要だが、日本戦の終盤の攻撃を見るとその可能性は高い。
イングランドも無理には攻めないだろうから引き分けになる可能性が大きいが、何とか1位通過を狙え!
今回もTop10チームに対して「先制点を許すと勝てない」という過去2年のジンクスを破ることができなかった。後半、軸足を守りに変えたイングランに対して積極的に攻撃を仕掛けたが相変わらずの決定力不足で得点できなかった。ただ、これが現実でありベストを尽くしたと思う。この実力差をしっかり受け止めて自らの成長の糧にしてほしい。

グループE

グループE
予想
順位
カナダ
5
1
 3
 6
 4
 2
 2
カメルーン
46
4
 3
 3
 3
 5
-2
ニュージーランド
19
3
 3
 0
 1
 5
-4 
オランダ
8
2
 3
 6
 6
 2
 4
 
ニュージーランドはW杯直前のWarm-upマッチでイングランドに勝利するなど上昇気流に乗っている。オランダはWarm-upマッチとはいえ、オーストラリアに3-0で快勝。
ニュージーランドがオランダに大量点を喫しなければ決勝T進出の可能性あり。ただ、カメルーンに2点差以上の勝利ができるかがポイント。
予想:カナダ、オランダ
結果:カナダ、オランダ、カメルーン
得点力はそれ程ないカナダだが、勝ち切る力は相変わらずだ。
ニュージーランドの守備は良い。カナダに大量失点する可能性は低い。やはり、問題は攻撃力。
 ニュージーランドはカメルーンの直接対決で勝利しても3位通過での決勝T進出は難しくなったが、下記の条件付きで決勝T進出の可能あり。
  • カメルーンの直接対決で2-0以上の勝利
  • 中国がマッチ43の3位枠に割当てらる
  • チリより成績が上回わる

グループF

グループF
予想
順位
アメリカ
2
 3
 9
 18
 0
 18
タイ
34
3
 3
 0
 1
20
-19
チリ
39
4
 3
 3
 2
 5
-3
スウェーデン
9
1
 3
 6
 7
 3
 4
 
通常ならタイとチリの決勝T進出は無理。しかし、アメリカがグループ2位通過狙いならタイかチリの決勝Tへの可能性がでてくる。
予想:スウェーデン、アメリカ
結果:スウェーデン、アメリカ
チリがタイに3点差以上で勝てば決勝T進出の可能性あり。アメリカの戦略に注目:ベスト8でドイツそれともフランス、どちらの対戦を選ぶのか?3試合目のスウェーデン戦で明らかになるだろう。6/21の試合、結果が楽しみ!
結果:アメリカはフランスとの対戦を選択。さすが、スポーツ大国、淑女的にプレー。おろらく、タイ戦前から1位通過狙いを決めていたのだろう。でなければ13点も取る必要がない。


決勝トーナメント進出国予想・結果のまとめ


Top10チームは予想通り例外なく決勝トーナメント進出
  • アメリカ(決定)
  • ドイツ(決定)
  • フランス(決定)
  • イギリス(決定)
  • カナダ(決定)
  • オーストラリア(決定)
  • オランダ(決定)
  • 日本(決定)
  • スウェーデン(決定)
  • ブラジル(決定)

Top20以内の7チームの内4チームが決勝トーナメント進出

  • スペイン(決定)
  • ノルウェー(決定)
  • 韓国(敗退)
  • 中国(決定)
  • イタリア(決定)
  • スコットランド(敗退)
  • ニュージーランド(敗退)
以上の16チームと予想! 外れたとしても1チームくらいでしょう。


Top20圏外の2チームが決勝T進出(予想外)

Top20内の敗退した2チームに代わってナイジェリア(38位)とカメルーンが(46位)が進出。両チームとも勝点3、得失点差-2。
反省の為、Top20圏外の2チームが決勝Tに進めた理由を総括
  • 韓国が予想外に実力を出し切れなかった
  • スコットランドは73分まで3-0でアルゼンチンをリードしていたが奇跡的に同点にされた。守備力がいかに大事かですね
  • アフリカ勢の実力はFIFA女子ワールドランキングに反映されにくい(国際親善試合が少ない)
   

まとめ  

現時点での結論としては、
  • Top10チームは例外なく決勝トーナメント進出
  • Top20圏外のチームは決勝トーナメントに進めない⇒唯一可能性があるとしたらタイ(アメリカの戦略次第)
  • Top20以内で1チームだけ決勝トーナメントに進めない⇒かなり難しいが可能性が高いのはニュージーランド
「勝負に絶対はない」ので100%の断言はできない。しかし、ここで予想した16チームの内15チームは順当に決勝トーナメント進出を果たすだろ!
結果は16チーム中13チームが中。実力差があるので予想は難しくない。

予想が外れた:サッカー女子ワールドカップ2019:FIFAランキング1位の優勝はない!?

2020-08-29 12:00:16 | サッカー女子ワールドカップ
いよいよ今日から第8回サッカー女子ワールドカップ2019フランス大会が始まる。これまで各代表国の親善試合や強化試合などをベースにワールドカップでの成績をいろいろと予想してみた。
  • 決勝トーナメント進出国
  • ベスト8進出国
  • 優勝国
ところが、不思議なことにFIFA女子ワールドランキング1位の国のワールドカップ優勝はランキングが採用されてから今日まで、即ち、2003年から4大会連続でない。2019年W杯の最大の注目はランキング1位のアメリカがジンクスを破って優勝するかどうか。

そこで過去4大会の優勝を振り返りながら2019年大会の優勝予想を展望してみましょう。 


FIFA女子ワールドカップランキングの目的や歴史

FIFA女子ワールドカップランキングは意外と興味深い事実を物語っているが、その前にランキングの目的や歴史やレビューしましょう。
  • 男子ランキングと同様、現時点における代表チーム間での力関係を比較
  • 男子よりも最近の試合結果を強調
  • おおよそ130の代表チームがランキング入り
  • FIFA加盟国女子代表チームの試合結果から算出されるポイントで決定
  • 歴史は意外と浅く2003年6月から公表開始
  • ランキングの公表は年4回(3月、6月、9月、12月)

  
FIFA女子ワールドランキングデータが語る3つの事実

ランキングはFIFA女子ワールドカップの成績との関連性で語っている点を3つまとめてみた。但し、
  • FIFA女子ワールドランキングはW杯開催前の最新ランキング
  • ランキング公表は2003年からなので、過去4回のW杯成績との関連性に限定

① ランキングTop10以外のチームがW杯でベスト8に入った?
  • 2003 2チーム
  • 2007 3チーム
  • 2011 1チーム
  • 2015 1チーム
  • 2019 2チーム(追記:ノルウェー、イタリア)

② ランキングTop10以外のチームがW杯でベスト4に入った?
  • 2003 1チーム
  • 2007 0チーム
  • 2011 0チーム
  • 2015 0チーム
  • 2019 0チーム
Top10以外のチームはベスト4になれないようだね!

③ ランキング1位チームのワールドカップ優勝はあった?
  • 2003 なし
  • 2007 なし
  • 2011 なし
  • 2015 なし 
  • 2019 アメリカ(追記:ジンクス破れたり)
そうなんだ、今回はどうかな? 詳しく見ていきましょう。 


2003年度のW杯成績とFIFA女子ランキング

開催地:USA
(右の順位はW杯直前のランキング)

ベスト8
  • USA                     1位
  • ノルウェー          2位
  • ブラジル              6位
  • スウェーデン      5位
  • ドイツ                 3位
  • ロシア                 11位
  • 中国                     4位
  • カナダ                 12位
ベスト4
  • ドイツ                  3位
  • USA                     1位
  • カナダ                 12位
  • スウェーデン      5位
決勝戦進出国
  • ドイツ                  3位
  • スウェーデン      5位
優勝国
  • ドイツ                  3位 

2007年度のW杯成績とFIFA女子ランキング

開催地:中国

ベスト8
  • ドイツ                  2位
  • 北朝鮮                  5位
  • USA                     1位
  • イングランド     12位
  • ノルウェー          3位
  • 中国                     11位
  • ブラジル              8位
  • オーストラリア  14位 
ベスト4
  • ドイツ                  2位
  • ノルウェー          3位
  • USA                     1位
  • ブラジル              8位
決勝戦進出国
  • ドイツ                  2位
  • ブラジル              8位
優勝
  • ドイツ                  2位 

2011年度のW杯成績とFIFA女子ランキング

開催地:ドイツ

ベスト8
  • ドイツ                 2位
  • 日本                     4位
  • スウェーデン      5位
  • オーストラリア  11位
  • イングランド      10位
  • フランス              7位
  • ブラジル              3位
  • USA                     1位
ベスト4
  • 日本                     4位
  • スウェーデン      5位
  • フランス              7位
  • USA                     1位
決勝戦進出国
  • 日本                     4位
  • USA                     1位
優勝
  • 日本                     4位 

2015年度のW杯成績とFIFA女子ランキング

開催地:カナダ

ベスト8
  • ドイツ                  1位
  • フランス              3位
  • 中国                     16位
  • USA                      2位
  • オーストラリア  10位
  • 日本                     4位
  • イングランド      5位
  • カナダ                  8位
ベスト4
  • USA                     2位
  • ドイツ                 1位
  • 日本                     4位
  • イングランド      5位
決勝戦進出国
  • USA                     2位
  • 日本                     4位
優勝
  • USA                     2位 

最新FIFAランキングと2019W杯優勝国展望

開催地:フランス

私のベスト8予想
  • ブラジル              10位
  • イングランド       3位
  • フランス              4位
  • スペイン              13位
  • オーストラリア   6位
  • カナダ                  5位
  • ドイツ                  2位
  • アメリカ              1位
女子ランキング13位のスペインをベスト8と予想しているので過去のFIFA女子ワールドランキングとの関連性に矛盾はありませんね。ホッ!
 
私のベスト4予想
  • イングランド      3位
  • フランス              4位
  • オーストラリア  6位
  • USA                     1位
まだランキングを決めるデータが不十分だった2003年を除くとベスト4に進んだ代表国のうち、最も低いランキングは
  • 2007年 8位
  • 2011年 7位
  • 2015年 5位
  • 2019年 9位(スウェーデン)
私のベスト4予想のオーストラリアは現在6位。大丈夫かな? オーストラリアとカナダがベスト4をかけて対戦すると予想。さて結果は?

私の決勝戦進出国予想
  • フランス   4位
  • USA          1位
結果は準々決勝(事実上の決勝戦)でフランスを破ったUSAが優勝

 
私の優勝国予想
  • フランス   4位
これも過去4回のFIFA女子ワールドランキングとの関連性に矛盾はありませんね。ホッ! 
あれ、フランス優勝?

開催国の優勝は過去にないんじゃないの?
良いところに気づきましたね!私も気になっていたので調べてみました。ありました、FIFA女子ワールドランキング公表開始以前のW杯で!
  • 1999年度の開催地はUSA、そして優勝もUSA   
 

まとめ 

これまでワールドカップ出場国(特にTop10の強豪国)の過去1~2年の実績をベースに今大会のワールドカップでの成績をいろいろ予想。
  • 決勝T進出国
  • ベスト8
  • 優勝
しかし、FIFA女子ワールドランキングについては記事の中で何回も触れたが、ワールドカップ成績との関連性について詳しく調べたことはなかった。

今回の調査で、2019サッカー女子ワールドカップの成績予想はFIFAワールドランキングとの関連性に全く矛盾していない点に気付いてホッとしていると同時により予想に確信を持てた。

ただ、少しだけ気になるのはドイツである。ドイツはUSAとベスト4を掛けて対戦すると予想。もしドイツが勝ってそのまま決勝戦まで進めばフランスと対戦することになる。

そうなると開催国とFIFAランキングの関係からするとフランス優勝よりもドイツ優勝のほうがよりフィットする。

まあ、悩んでも仕方ない。むしろ、このようなFIFAランキングとの関連性のデータを知りながらワールドカップを観戦することで楽しみが増す。

いかがでしたか?皆さんは、FIFA女子ワールドランキングとの関連性をどのように受けとめますか?   

Play Back なでしこジャパンのベスト8進出はイングランド戦勝利が絶対条件?

2020-08-27 09:02:25 | サッカー女子ワールドカップ
FIFAワールドカップ2019フランス大会の一次リーグ組み合わせが決定!
なでしこジャパンはイングランドと同組のグループDとなった。
なでしこジャパンの決勝T進出は確実と言ってよい。そこで決勝トーナメント進出を前提に1次リーグでイングランドに勝利することがベスト8進出の絶対条件かどうかを考察してみよう! 


なでしこジャパンのベスト8 進出予想の分析プロセス 

  • 1次リーグで敗退する6チームを予想(各組4位のチーム)
  • 1次リーグで3位になる6チームを予想
  • そのうち成績上位の4チームが決勝Tに進めるのでその4チームを予想
以上で決勝トーナメントに進むであろう16チームが決定。次に
  • なでしこジャパンの1次リーグ成績別に対戦相手を予想
  • 1次リーグの成績別決勝トーナメント1回戦を勝ち抜く確率を予想 
それでは1次リーグの組み合わせからみてみましょう。


グループステージ組み合わせ

グループA

フランス
開催国枠
韓国
アジア
ノルウェー
ヨーロッパ
ナイジェリア
アフリカ

グループB

ドイツ               
シード国
中国
アジア
スペイン
ヨーロッパ
南アフリカ
 アフリカ

グループC

オーストラリア
シード国
イタリア
ヨーロッパ
ブラジル
南米
ジャマイカ
北中米

グループD
 
イングランド     
シード国
スコットランド
ヨーロッパ
アルゼンチン
南米
日本
アジア
 
グループE

カナダ                  
シード国
カメルーン
アフリカ
ニュージーランド
オセアニア
オランダ
ヨーロッパ
 
グループF

アメリカ               
シード国
タイ
アジア
チリ
南米
スウェーデン
ヨーロッパ
 

ノックアウトステージ(決勝トーナメント)

つぎに決勝トーナメント表をみておこう 


決勝トーナメント対戦表

(FIFA Women's Worldcup France 2019 Konckout Stage - WikipediA より) 





なでしこジャパン2019が決勝Tへ進む条件は3つ

グループステージの成績
  • D組1位
  • D組2位
  • D組3位
グループステージの成績によって決勝トーナメント1回戦で戦う相手が大きく変わる。前記の決勝トーナメント対戦表のが決勝T1回戦。
この対戦表を見ると

①なでしこジャパンがD組1位
  • Winner Group D(上から3番目の枠)に入り
  • B組かE組かF組の3位(3rd Group B/E/F)と対戦
②なでしこジャパンがD組2位
  • Runners-up Group D(下から5番目の枠)に入り
  • E組1位(Winners Group E)と対戦
③なでしこジャパンがD組3位
  • 3rd Group C/D/E(上から6番目の枠)又は3rd Group A/C/D(下から3番目の枠)に入り
  • A組1位(Winners Group A)かB組1位(Winners Group B)と対戦


1次リーグで敗退する6チームを予想

それでは分析プロセスに従って予想を進めていきましょう。 

1次リーグ敗退予想(各グループ4位)チーム

グループ
代表国
A組
ナイジェリア
B組
南アフリカ
C組
ジャマイカ
D組
アルゼンチン
E組
カメルーン
F組
チリ
  •  いずれのチームもFIFA女子ワールドランキングでは36位以下
  • ランキングによる実力の違いは男子チームよりはるかに大きいのでジャイアントキリングはまずあり得ない
  • ジャマイカはある程度の実力はあるが入った組が悪すぎる
  • チリは2018年度にオーストラリアに勝っているがタイに勝たなければ最下位となるだろう
  • タイとチリが引き分けて両チームとも勝ち点3を取れず一次リーグ敗退という可能性が高い 

1次リーグで3位となる6チーム内上位4チーム予想

ランキングは2019年3月29日に発表された情報より

グループ
代表国
ランク
上位4カ国
A組
ノルウェー
12
Yes
B組
中国
16
Yes
C組
イタリア
15
Yes
D組
スコットランド
20
Yes
E組
ニュージーランド
19

F組
タイ
34


  • Yesと記した国が上位4カ国となり決勝トーナメント進出
  • タイはアメリカとスウェーデンにかなり失点するだろうから得失点差マイナスになるだろう
  • ニュージーランドにも同様のことが言える
  • 順当にいけば4、実力のあるノルウェー、中国、イタリア、スコットランドが勝ち上がる。
  • ただ、得失点差が絡むので実際どうなるか?
  • グループ内に極端に弱い国があれば得点を稼げるので上位4カ国に入りやすいのは確か
  • その視点でいえばニュージーランドが上位4カ国に入るかも?
  • なお、ニュージーランドは 6/1のイングランド戦で1-0で勝利。W杯直前のWarm-upマッチであったが勝利は立派
  • アメリカが準々決勝でフランスとの対戦を避けるため1次予選は2位狙をするかも?
  • そうなれば6チームの中からちーム上位4チームの予想は極めて困難
いろんな事情が絡んでくるのでこれ以上語るのは止めておこう。


Round of 16(決勝T1回戦)の組み合わせ予想

ということで決勝トーナメント進出国が順当に決まるとしたらRound of 16の対戦予想は次の通り。

グループ
代表国

グループ
代表国
A組2位
韓国
C組2位
ブラジル
D組1位
イングランド
B組3位
中国
A組1位
フランス
C組3位
イタリア
B組2位
スペイン
F組1位
アメリカ
C組1位
オーストラリア
A組3位
ノルウェー
E組1位
オランダ
D組2位
日本
B組1位
ドイツ
D組3位
スコットランド
F組2位
スウェーデン
E組2位
カナダ

太字の国はTop10チーム。現在はグループEの1位通過はカナダと予想。その場合、日本はオランダでなくカナダと戦う。
これで決勝トーナメントに進む16チームの予想が終了!


なでしこジャパンの決勝Tでの対戦相手と勝利の確率を予想 

次は、なでしこジャパンの決勝トーナメントでの対戦相手と勝利の予想を考察しよう。

①Group D 1位通過
  • 1位通過の確率 30%
勝トーナメント1回戦の予想対戦国
  • B組3位 中国(又はスペイン
  • E組3位 カメルーンとニュージーランドは1次予選で敗退すると予想したので除外
  • F組3位 タイとチリは1次予選で敗退すると予想したので除外
その結果B組の中国(又はスペイン)と対戦する可能性が極めて高い。

対戦国
勝率
中国
70%
スペイン
60%

なでしこジャパンの決勝Tで勝利する確率

中国とは2018年度に2戦2勝
  • 2018年度においてTop10以外のチームに負けたことがないが
  • アジア大会決勝では負けてもおかしくない試合だったので70%
  • ただ、2019年度にオランダと引き分けている(PK負け)
スペインとは2018年度直接対戦はない
  • スペインは2018年度ワールドカップヨーロッパ予選で6戦6勝
  • その他の試合も含めて10勝2分け
  • オランダに2-0で勝利
  • 直近の11月にはドイツと0-0の引き分け
  • 2019年度の強化試合でもブラジルに勝利するなど好調を維持
  • 失点の少ないチーム
  • 6/2のW杯直前の試合ではなでしこジャパンと1-1の引き分け
  • 決して簡単ではないがなでしこジャパンの勝利する確率は60% 

②Group D 2位通過
  • 2位通過の確率 60%
決勝トーナメント1回戦の予想対戦国
  • E組1位 オランダ(又はカナダ)
対戦国
オランダ
50
カナダ
40


なでしこジャパンの決勝Tで勝利する確率
  • オランダとは2018年度に直接対戦で2-6の負け
  • ただし、2019年度に入ってランク28位のポーランドに負けるなど精彩がないが、W杯直前の6/2オーストラリア戦では 3-0で勝利
  • カナダとは2018年度に直接対戦で0-2の負け。2019年4月にはイングランドに勝利するなど安定している
  • カナダは5/25スペインとの親善試合で 0-0の引き分け
負けた時期(2018年)がチーム作りの最中だったとはいえ
  • 最新ランキング8位のオランダと5位のカナダに勝利するのは容易ではない
  • なでしこジャパンが勝利する勝率は40~50%というのが妥当
追記:W杯ではなでしこジャパンはグループD2位となりオランダと決勝T1回戦で当たり敗退(予想的中)


③Group D 3位通過
  • 3位通過の確率 10%
決勝トーナメント1回戦の予想対戦国
  • A組1位 フランス
  • B組1位 ドイツ
対戦国
フランス・
10
ドイツ
30

なでしこジャパンが決勝Tで勝利する確率

フランスとの2018年度に直接対戦はないが
  • 2019年4月の欧州遠征の結果が示す通り
  • フランスに勝利する確率は多くて10%
ドイツとも2018年度に直接対戦はないが
  • 日本と同様にメンバー選出は試行錯誤中で世代交代途中
  • 2018年度の成績は不安定
  • ただ、2019年4月の欧州遠征の結果が示す通りで運が良ければ引き分け
  • よって隙のありそうなドイツに勝利する確率は30%


ベスト8進出の確率

なでしこジャパンのベスト8の確率を表にまとめると次のようになる。
勝利に絶対などない」点を考慮すればおおむね妥当な予想と思う。
表から分かるがイングランドに勝つことがベスト8へ進む絶対条件ではない
2位通過でも3位通過でも厳しくはなるが、ベスト8の可能性はあるので1次リーグの結果にこだわり過ぎないことだ。
どのチームにも言えるが、決勝戦までたどり着くには実力に加えて運も必要。

ベスト8進出の確率

1次リーグ成績
1位通過の場合
60~70
2位通過の場合
40~50
3位通過の場合
10~30


まとめ  

FIFA女子ワールカップ2019フランス大会においてなでしこジャパンが決勝トーナメント1回戦を勝ち抜いてベスト8 になる確率を2018年度の成績+対戦予想国+なでしこジャパンの2019年度の強化試合などの結果をベースに予想。

その結果はなでしこジャパンが1次リーグD組を
  • 1位通過した場合のベスト8になる確率 60%~70%
  • 2位通過した場合            40%~50% 
  • 3位通過した場合            10%~30%
この確率から分かるように1次リーグのイングランド戦での勝利はベスト8に進出する絶対条件ではない
2位や3位通過でもそれなりの確率があるので決勝トーナメント進出だけに集中して戦ってほしい。

ガンバレ、なでしこジャパン!

サッカー女子ワールドカップ2019に向けて強豪国となでしこの最新情報

2020-04-18 10:17:44 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会まで残り2カ月ちょっと。私たち女子サッカーファンに気になる点は
  • 強豪国の最新動向やW杯前試合結果
  • なでしこのグループステージ(GS)対戦相手チームの最新情報
  • なでしこジャパンの召集メンバー・W杯前試合結果
そこで強豪国やGSでの対戦国の2019年度の試合結果をトラッキングしてみた。最新の情報を入手次第、この記事の内容を更新していきますのでよろしく!


強豪国最新情報のベースとなった国際大会・強化試合

2月末から3月上旬にかけて世界各地で開催された大会は下記の通り
  • SheBelieves カップ   USA主催
  • FFA  Cup of Nations    オーストラリア主催
  • アルガルベカップ     ポルトガル主催
  • Cyprus Women's カップ  キプロス?
FIFA女子ワールドカップフランス大会に出場するチームのほとんどは下記のいずれかの大会参加しました。しかし、ドイツとフランスは例年参加しているSheBelievesカップ参加を断り、両国でフレンドリーマッチを組んだだけ。

4月の上旬には各強豪国ともワールドカップ前最後の強化試合を行った。なでしこジャパンは欧州遠征でフランス・ドイツとの試合に臨んだ。
この記事はこれらの試合結果をベースに情報提供します。



FIFA女子ワールドカップ2019に関する予想 

決勝トーナメント進出国予想

FIFA女子ワールドランキングTop20以内の出場国はニュージーランドを除いて全て決勝Tへ進出
  • アメリカ
  • ドイツ
  • フランス
  • イギリス
  • カナダ
  • オーストラリア
  • オランダ
  • 日本
  • スウェーデン
  • ブラジル
  • スペイン
  • ノルウェー
  • 韓国
  • 中国
  • イタリア
  • スコットランド

ベスト8進出国予想

残念だがなでしこジャパンのベスト8進出には相当の運が必要
  • ブラジル
  • イギリス
  • フランス
  • アメリカ
  • オーストラリア
  • オランダ  最近調子を落としているので疑問符付
  • ドイツ
  • スウェーデン 

優勝国予想
  • アメリカとフランスで決勝戦
  • アメリカが 6-4 で有利


気になる点

現時点で予想には大きな修正はないが気になる点が・・・ 
今日現在ではそれらの記事に関する大きな修正はないと感じているが、気になる点が3つある。
  • 優勝国予想 フランス有利?
  • アメリカの思惑
  • なでしこジャパンのW杯目標

2月時点で気になる点① 優勝国予想 

別記事でアメリカとフランスが決勝戦を戦うと予想。そして「6-4でアメリカが有利」と書いた。しかし、アメリカ代表チームは2019年1月19日のフランスとのフレンドリーマッチで28試合ぶりに負けてしまった。

内容的にもアメリカが押されている試合であった。現時点では、逆に、「6-4でフランスが有利」と変更せざるを得ない。フランスは地元の利を活かして予想以上の力を発揮するのは間違いない。

2019年1月19日のフレンドリーマッチはフランスのルアーブル(Le Havre)というノルマンディーの港町で行われたが、なんと 22,780人ものファンがStade Oceaneで観戦した。女子の親善試合では異常なほどの観客数である。本戦ではさらに多くのファンが観戦するだろう。

アメリカはこの会場で6月20日にスウェーデンと対戦するので会場の下見も兼ねていたとは言え、3点も取られて負けるとは信じがたい。一方、フランスは昨年3月にアメリカと引き分けて以来、連戦連勝の9連勝。

2月時点で気になる点② アメリカ代表の思惑 

ベスト8に進む代表チームに関する予想記事の中で、「アメリカ代表チームの思惑としてGSは2位通過を考えているのではないか」と書いた。つまり、GS 1位をスウェーデンに譲り2位で決勝トーナメントへ進む。

その理由は、ベスト8でフランスと対戦することを避けるためである。ここで両チームが対戦したら私が予想しているフランスとアメリカの決勝戦もなくなってしまう。

アメリカ代表チームの監督、Jill Ellisはインタビューで語っていた、「GSは良いグループに入ったが、決勝Tが悩ましい」。

フランスとの親善試合でアメリカは負けた結果、アメリカのGS2位狙いが現実味を帯びた。FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会での大きな注目点になるだろう。 

2月時点で気になる点③ なでしこジャパン 

SheBelievesカップに誰を招集するかで高倉監督の意図が分かる。
この時期でのなでしこファンにとって最大の注目点は「SheBelievesカップ大会に誰が招集されるか」という点であろう。ここで召集されるメンバー=ほぼFIFA女子ワールドカップ2019メンバーとなる。

これまで高倉監督は若手を積極的に試してきた。その意図が分かる時がきた。SheBelievesカップに誰を招集するかで高倉監督のW杯目標が明らかになる。つまり、
  • FIFA女子ワールドカップを目標にしてきたのか、それとも
  • あくまで若手に経験値を積ませて東京オリンピック2020でメダル獲得を目標としているのか


目標は東京オリンピック2020

選出メンバーにこれまで全く国際試合出場経験のない初召集の選手が確か6人も含まれているのには驚いた。また、彼女らの殆どはなでしこリーグでもそれほど実績があるわけではない。

記者の質問に対する高倉監督の答えを聞いても相変わらず「もっとメンバーを試したい」との発言であった。新メンバーを試しているようでは「W杯に向けての準備が遅いんじゃない?」と私なら質問するが、そんな記者は皆無。
ということで、私の目には「W杯は2020 東京五輪でメダルを取る為、大舞台での経験を積ませることが目標」と映った。 



強豪国の最新試合結果  

アメリカ 

フランスに負けたとは言え、早くからワールドカップに向け周到な準備をしている。さすがFIFA女子ランキング#1。 SheBelievesカップではイングランドと日本に内容的には圧倒しながらも勝利できず。
しかし、国内リーグ戦が始まれば、コンディッションが上がり本来の力を発揮するだろう。そうなれば失点を少なくできる。優勝候補に変わりはない

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
フランス
1.19
  1-3
   ●
  8(14)
  4(9)
スペイン
1.23
  1-0
  〇
   9(4) 
  3(2)
日本
2.27
  2-2
  △
  13(5)
  6(2)
イングランド
3.2
  2-2
  △ 
  20(6)
  5(3)
ブラジル
3.5
  1-0
  〇 
  18(11) 
  6(3)
オーストラリア
4.4
  5-3
  〇 
  17(10)
 11(3) 
ベルギー
4.7
  6-0
  〇
  17(8) 
  4(0) 
南アフリカ
5.12
  3-0
  〇
  20(5)
  7(2) 
ニュージーランド
5.16
  5-0
  〇
  25(1)
  9(0) 
メキシコ
5.26
  3-0
  〇
  25(3)
 11(0) 
  
フランス 

例年SheBelievesカップに参加していたが今回は見送った。理由は定かでない。 この一年無敗だったが、ドイツに敗れてFIFAランク4位に後退したが優勝候補に変わりはない。
強豪国との全ての対戦おいてシュート数では圧倒している。スピードだけでなくビルドアップしてチャンスを作る戦術が光る。 

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
アメリカ
1.19
  3-1
  〇
 14(8) 
 9(4)
ドイツ
2.28
  0-1
  ●
 14(2)
 4(2) 
ウルグアイ
3.4
  6-0
  〇 
 22(11)
 0(0) 
日本
4.4 
  3-1 
  〇 
 24(7)
 6(4)
デンマーク
4.8
 4-0
  〇
 23(9)
 5(2)
タイランド
5.25 
 3-0
  〇
 34(1)
15(0) 
中国
6.1 
 2-1
  〇
 14(3)
 6(1) 

ドイツ 

例年SheBelievesカップに参加していたが今回は見送った。理由はアメリカへの移動を避けたいということらしい。フランスに勝利したが内容では相手のミスに助けられての勝利。

2018年はチームの若返りで不安定だったチーム力は徐々にアップするだろう。若いチームだけに日本戦のように突進するだけではベスト4はどうかな?フランスのように組み立てて相手を崩す戦術が必要。

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
フランス
2.28
 1-0
  〇 
 4(14)
2(2)
スウェーデン
4.6
 2-1
  〇
 16(5)
5(3) 
日本
4.9
 2-2
  △
 22(7)
9(4) 
チリ
6.1 
 2-0
 〇
 32(1)
12(0) 
  
イングランド  

例年通り、SheBelievesカップに参戦。日本との前哨戦は 3-0 で勝利。 
SheBelievesカップで初優勝したことでFIFAランク3位(+1)に浮上。
ただ、パーフォーマンスの不安定さが気になる。案の定、ニュージーランド(ランク19位)に負けた。日本チャンス!!!

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
ブラジル
2.27
  2-1
  〇
 16(10)
 7(1)
アメリカ
3.2
  2-2
  △
  6(20)
 3(5) 
日本
3.5
  3-0
  〇
 10(12)
 4(4) 
カナダ
4.5
  0-1
  ● 
  8(13)
 2(5) 
スペイン
4.9
  2-1
  〇
  6(16)
 5(5)
デンマーク
5.25
  2-0
  〇 
 10(12)
 2(4) 
ニュージーランド
6.1
  0-1
   ●
 15(9)
 4(4) 

カナダ
 
W杯直前の最終試合、スペインと0-0の引き分け。得点力はそれ程ないが一定の結果を残している。

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
スイス
1.17
  0-0
  △


ノルウェー
1.21
  1-0
  〇


アイスランド
2.27
  0-0
  △


スコットランド
3.1
  1-0
  〇


スウェーデン
3.6
  0-0
 PK勝 
   9(6)
  3(1)
イングランド
4.5
  1-0
  〇
  13(8)
  5(2) 
ナイジェリア
4.8 
  2-1  
  〇 
  11(5) 
  5(2) 
メキシコ
5.19
  3-0
  〇
  20(2) 
  6(1)
スペイン
5.25
  0-0
  △
  5(3)
  2(0) 
  
オーストラリア 

アメリカに負けはしたものの世界一のストライカー、サマンサ・カーを筆頭に攻撃力は確か 。カーは今シーズンも好調。NWSL6試合6ゴール1アシスト。同僚の永里優季も好調で6試合3ゴール3アシスト。
オランダに完敗、どうした、オストラリア?? ベスト4は取消だ!?
決勝トーナメントの組み合わせ次第だが、ベスト4の可能性あり。

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
ニュージーランド
2.28
  2-0
  〇


韓国
3.2
  4-1
  〇 


アルゼンチン
3.6
  3-0
  〇


アメリカ
4.4
  3-5
  ● 
 10(17) 
 3(11) 
オランダ
6.2 
 0-3
  ●
 15(10)
 5(5) 
 
 
 
 
 
 

オランダ 

2017年のヨーロッパチャンピオンがFIFAランキング下位チームに苦しんでいる。FIFA女子W杯フランス大会でのベスト8は無理かも? 

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート数
(相手)
枠内
シュート
南アフリカ
1.19
2-1
 〇


スペイン
2.27
0-2
 ●


ポーランド
3.5 
0-1
 ● 


中国
3.7 
1-1 
PK勝 


メキシコ
4.6 
2-0
  〇 
 21(1)
10(1) 
チリ
4.10
7-0
  〇
 24(4)
14(1)
オーストラリア
6.2
 3-0
  〇
 10(15)
5(5) 

日本(なでしこジャパン)
 
SheBelievesカップでは優勝の期待がかかったが、イングランドとのW杯前哨戦で 3-0 で負けた。1勝1分1敗であったが内容的には3戦全敗。若いチームで臨んだが強豪国に対しては通用しないことが判明。
欧州遠征でも1分1敗で強化試合終了。ベスト8は無理かも?

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
アメリカ
2.27
  2-2
   △
  5(13) 
  2(6)
ブラジル
3.2
  3-1
   〇 
  11(22)
  6(6) 
イングランド
3.5
  0-3
   ● 
  12(10)
  4(4) 
フランス
4.4
  1-3
   ● 
 6(24)
  4(7) 
ドイツ
4.9
  2-2
 △ 
   7(22) 
  4(9) 
スペイン
6.2 
  1-1
   △
   3(4)
  1(2) 

スウェーデン 

FIFAランキング30位のポルトガルに負けるとは信じられない。平均年齢が高すぎるのかな?と思っていた。ところが発表された代表メンバーの平均年齢は大幅に下がって26.6歳。

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
南アフリカ
1.22
  0-0
  △
7(6)
3(1)
スイス
2.27
  4-1
  〇


ポルトガル
3.1 
  1-2 
  ●


カナダ
3.6 
  0-0
PK負け 
6(9)
   1(3) 
ドイツ
4.6
  1-2
  ● 
5(16) 
 3(5) 
オーストリア
4.9 
  2-0 
 〇 


韓国
6.1
  1-0
 〇 
15(5) 
   5(0) 

ブラジル  

決定力不足が続いている。ただ、チーム力は世代交代がうまくいかず、下降気味だが決して侮れない。

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
数(相手)
枠内
シュート
イングランド
2.27
  1-2
  ●
  10(16)
  1(7)
日本
3.2
  1-3
  ● 
  22(11)
  6(6) 
アメリカ
3.5
  0-1
  ● 
  11(18)
  3(6) 
スペイン
4.5
  1-2 
  ● 
  10(17)
  3(6)
スコットランド
4.8
  0-1
  ●
  16(7)
  6(3)










まとめ  

FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会が始まるまでに残すところ2カ月+となった。
  • 若手を試す
  • 戦術を試す
などの試行錯誤の時期は終わっている。

この時期はこれまでやってきたことをベースにチームの完成度をさらにアップさせる時期である。この先W杯までの親善試合から目が離せない。特に、4月初旬の欧州遠征でのフランス戦・ドイツ戦でなでしこの実力が見えてくる。 

強豪国の中で大舞台での経験値が最も低いなでしこジャパンと2番目に低いドイツが本大会でどの程度活躍するかかは大きな見どころである。