パリ発日帰り旅行してみたいが、行き方や追加費用を考えると迷ってしまう。そのように思ったことはありませんか?
ステンドグラスで有名な世界遺産のシャルトル大聖堂はパリから近い。しかし、超お得に行ける方法があります。
その方法とは現地前泊。その最大のメリットは宿泊費がかなり節約できること。そのためパリに宿泊して日帰り観光するよりも出費が少なくなる。
現地への行き方も詳しく紹介しますので迷うことはありません。それではシャルトル大聖堂観光がいくらお得になるか、具体的に検証しましょう。
前泊のメリット・デメリット
(シャルトル大聖堂)
宿泊費節約以外のメリット
- シャルトル大聖堂のプロジェクションマッピング鑑賞
- 日中だけでなく夜の旧市街観光も楽しめる
- 世界無形遺産「パテ・ド・シャルトル」(ジビエの肉のパイ包み)
を食する - 朝、ゆっくりできる
- ゆとりのある観光を楽しめる
前泊のデメリット
スーツケースが問題になるかも。ただ、パリに戻った時、同じホテルに宿泊するのであればたいてい預かってくれるが、有料で荷物を預かってもらえる場所もある。6€くらい。
(フランス最古の時計:分針がない)
宿泊費はどのくらい節約できるの?
パリの1日の旅費は260€
- 宿泊費 170€ (比較的安全なオペラ座界隈のランク3☆ホテルの場合)
- 食費 60€
- その他 30€
ところがシャルトルに宿泊すると同等のホテルでおよそ90€。従って、宿泊費がおよそ80€安くなる。
下の表をご覧いただきたい(Booking.comより)。
左がシャルトル市内のホテル、右がパリオペラ座界隈の3☆ホテルの一泊料金(2019年7月18日宿泊で検索)。なかには口コミが8未満のホテルも表示されているが価格差がお分かり頂けたと思う。
なお、赤のマークは空き室なし。安くて良い部屋は早めに予約。
宿泊費以外のシャルトル観光費用はどのくらい?
シャルトルへの移動費
朝、シャルトルへ移動するのと、夕方から夜にかけて移動するのとでは交通費が変わるかも知れない。念のためチェックしましょう。
2019年6月23日の週の場合(フランス国鉄SNCFのサイトより)
- 朝 08:09発のシャルトル行き列車で16€
- 夕 17:24発で16€
日・土曜日以外は同じ料金。なお、帰りの交通費は同じで 16€。
シャルトルの観光料
- 10€(予算計上)
シャルトル前泊の場合の旅費は200€~、なんと60€の節約
- 宿泊費 90€
- 食事代 60€
- 移動費 32€
- 観光料 ~10€
- その他 8€
なんとシャルトルに前泊するとパリ1日の旅費260€よりも60€節約可能。
現地ツアー利用よりも1日の出費が1万3千円安くなる
このプランと同様のパリ発オプショナルツアー:シャルトル大聖堂のプロジェクションマッピング鑑賞ツアー(パリ発20:00)が75€。このうち45€が追加費用。前述の差60€と合わせれば105€の差。なんと観光費に1万3千円の差がでる。
(シャルトル大聖堂:写真は良くないけれどステンドグラスの美しさには感動)
パリからシャルトルへの行き方
パリ宿泊先からMontparnnase-Bienvenue駅
オペラ座界隈に宿泊の場合
- 徒歩でSaint Lazare駅へ
- Saint Lazare駅から
- メトロ13号線で
- Montparnnase-Bienvenue駅へ
- 12分
- 1.9€
- 3分間隔
パリ市役所界隈に宿泊の場合
- 徒歩でChatelet駅へ
- Chatelet駅から
- メトロ4号線で
- Montparnnase-Bienvenue駅へ
- 8分
- 1.9€
- 2分間隔
Montparnnase-Bienvenue駅からSNCFのモンパルナス駅へ
- 徒歩で8分
- モンパルナスタワーを通り過ぎた先
パリ モンパルナス駅からシャルトル大聖堂への行き方
料金・時刻はSNCFのサイトより2019年6月23日~6月29日の情報を利用。
- TER862479で
- モンパルナス駅 17:24発
- シャルトル駅 18:27着
- 16€
- シャルトル駅から徒歩10分で
- シャルトル大聖堂へ
- シャルトル散策地図参照
注意:月:17:09発16€、土:15:27発21€
シャルトル駅からパリ モンパルナス駅への戻り方
- TER16762で
- シャルトル駅 10:52発
- モンパルナス駅 11:53着
- 16€
注意
- 日:16:49発 16€、土:12:21発 21€
- 日・土曜日は午前の列車がないため帰りが遅くなり時間のロスになるので避けて方が良い。
- 朝は20分~30分毎にパリ行きが発車しているのでパリで午前中に予定がある方はそちらをご利用ください。なお、料金は同じ。
(シャルトル駅)
シャルトル大聖堂観光日程表
行き方・観光スポット他 | 備考 |
夕方、パリからシャルトルへ | |
シャルトル散策
夕食 (地元料理:肉のパイ包み パテ・ド・シャルトル) シャルトル大聖堂の プロジェクションマッピング鑑賞 シャルトル宿泊 | |
翌朝パリへ |
関連情報
プロジェクションマッピング鑑賞
- 4月中旬~10月初旬の夏季限定
- 日没後から深夜1時まで大聖堂周辺20箇所(大聖堂、ウール河畔、美術館など)で実施
- 日没(夜10時過ぎ)~午前1時
モンパルナス周辺観光
シャルトルへ行く前、あるいは、翌朝パリ モンパルナス駅に戻った時に周辺の散策もよい。
例えば、
- モンパルナスタワー 高さ210mでパリ市外が一望できる
- カルティエ財団現代美術館
- パリ天文台
- モンパルナス墓地(公園内散策のイメージ)
- レストラン「La Rotonde」で食事。100年の歴史があり、ピカソやモジリアニ、現フランス大統領やシラック元大統領の行きつきで有名。誰でも入れて値段も割安なのでご心配なく。
(モンパルナスタワー)
メトロ13号線路線図
メトロ4号線路線図
列車の予約・時刻表・料金チェック
列車の予約は必要ない。ただ、列車の料金は季節・曜日・時間帯で変わるからチェックは必要。omio かComparabus。
omio
ComparaBUS
シャルトル市街散策地図
シャルトルの見どころ
シャルトル大聖堂
- 1979年世界遺産の文化遺産に登録
- 正面、南、北とゴシック様式の円形のステンドグラスは「シャルトル・ブルー」とも呼ばれ青く美しい
- 北ファサード(建物の正面、即ち、建物の顔)の5連ランセット窓
- 16世紀に造られ今でも時を刻むフランス最古の時計
他には
- 観光案内所のある 鮭の家 (木組みの家)
- 司教の館
- シャルトル美術館
- 国際ステンドグラスセンター(Centre international du Vitrail de Chartres:美術館から駅方面へ50m)など
まとめ
パリに宿泊して日帰り観光するよりも郊外に前泊して観光する方が出費が少なくなる例として「パリ発:シャルトル観光」の旅を紹介。現地への行き方も下記の情報を提供して詳しく紹介。
- 行き方
- 行程表
- 市街地散策地図
付きなので簡単楽々な旅ができます。
なお、詳細な情報は旅行ガイドブックなどを見てね!
いかがでしたか? お役に立てたなら幸いです。