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日本人の知らないネイティブ英会話 130 のルール(後編)

2021-02-28 17:30:36 | 英語学習
セイン先生の著書「日本人の知らないネイティブ英会話 130 のルール」の前編で本書の一部をご紹介しました。学校では教えてくれない英語の表現に触れてどのように感じましたか?
遠まわし表現、省略表現、丁寧な「イヤミ」表現、心と反対のことを言う表現など、ネイティブの真意を理解する上でかなり参考になったと思います。
ネイティブが使う言葉の裏の意味やちょっと変えるだけでニュアンスがガラリと変わる表現を知っておけば、コミュニケーション役立つことは間違いなしでしょう。ぜひ、本書をお読みになって下さい。 
本記事では具体例をいくつか取り上げて本書をさらに紹介します。なお、復習になるかと思い、別の本の紹介記事で取り上げた表現も敢えて含めていますのでご理解ください。
  
「日本人の知らないネイティブ英会話 130のルール」本
 
  • デイビッド・セイン、岡 悦子共著
  • 246ページ
  • 一通り読むのに2.5時間
  • 中古本なら500円ほど 
 
目次
  • 第1章 ネイティブはズバリとは言わない
  • 第2章 ネイティブは省略する
  • 第3章 ネイティブは丁寧に「イヤミ」を言う
  • 第4章 ネイティブはよく心と反対のことを言う
  • 第5章 知っている単語には裏の意味がある!
  • 第6章 英語は「ひと言」で全く意味が変わる
  • 第7章 ネイティブは日本人と違うニュアンスで言葉を使う
  • 第8章 同じ意味だと教えられたのに、実は違う!
  • 第9章 見えないところにプレッシャーが潜む!
  • 第10章 ネイティブは強調する
  • 第11章 英語は論理的ではない!
本記事では、前編から外した第7章から第11章で取り上げられている表現を紹介。前編はこちら

 
第7章 ネイティブは日本人と違うニュアンスで言葉を使う
 
Trust me. では信用されない!
 
2009年11月13日の日米首脳会談で鳩山首相がオバマ大統領に使って話題となった言葉。どうして?
Trust me. には、
There is no proof, so you’ll just have to trust me.
(証明するものが何もないから、とにかく私を信頼してもらうしかない)という気持ちが込められている。
さらにこんな言葉がある。
Never trust a man who says trust me.
(私を信頼してと言う人を決して信頼するな)
私も知らずに使ったことがあるかも。皆さん、注意しましょうね。
  
I’ll try. は諦めの言葉
 
「やってみるよ!」と伝えたいとき、I’ll try. と言いがち。
しかい、実は「ムリだと思うけど、まあ一応やってみるよ」と、ネガティブな結果予測も込めた表現。
 
Do you think you’ll be able to finish by Friday?
(金曜日までに終えられそうかな?)
I’ll try. But I’m pretty busy.
(やってはみますけど、かなり忙しいので・・・)
上司に対しては I’ll try. よりも I’ll do my best. を使った方が無難。
  
厳しい人から I have to say・・・ と言われたら喜ぶべし
 
I need to tell you・・・ も I have to say・・・ も「言わなきゃいけないんだけど」という意味。 
I need to tell you・・・は「悪いニュース」の前置き
I have to say・・・もそういう使い方もあるが、「ほめたくないけど、ほめざるを得ないね」と言う意味のほめ言葉にもなる。
 
I have to say that you did a great job.
(言いたくないけど、君はよくやったよ!) 
I have to say that this is a good report.
(これはいいレポートだと言わざるを得ないね)
  
第8章 同じ意味だと教えられたのに、実は違う!
 
want は怒り、need は冷静さを表す
 
I want to talk to you.
(君に言っておきたいことがある)
I need to talk to you.
(お話があるのですが) 
want はかなりストレートで強い響きを持つフレーズなので怒っているときに使うことが多い。また、子供がだだをこねたりするときにもよく使う。
 
I want you to do it right.
(それ、きちんとやってよね!) 
I want this, not that.
(ほしいのはこっちで、それではない!) 
I want that toy.
(あのおもちゃ、買って―っ!)
 
助動詞 I will、I’ll、be going to・・・ など
 
I will do it. は「決意」を表す表現。
(なんとしてもそれをやり遂げてみせるぞ!) 
I’ll do it. は「今決めたこと」を表す言葉。
(そうだ。それをやることにしよう) 
I’m going to do it. は「すでにやろうと決めてしまったこと」を表す。
上司に言ってはいけない。(私はそれをやることにしているんですっ) 
I’m planning to do it. はネイティブが「未来のこと」を表すときによく使う表現。(それをやろうと思っているのですが) 
 
I will be rich some day.
×「いつか金持ちになるでしょう」
〇「いつの日か、金持ちになってみせるぞ」  
I’ll telephone you tomorrow.
(じゃあ、明日、君に電話するよ) 
I’m going to go shopping.
(ショッピングに行くことにしている)
相手の都合もあるでしょうから I’m going to go to your office. とは言わないように。  
I’m planning to have a party next week. Would you like to come?
(来週、パーティーを開こうと思っているんだけど、来る?)
  
第9章 見えないところにプレッシャーが潜む!
 
Is that so? はケンカを売る言葉
 
Is that so?
「そうなんですか?」ですが、相手を疑ってかかる言葉。
(え!そうなの?違うでしょう?)
 
Is that so? How do you know?
(そうなの?どうして知っているの? )
Is that so? Who told you?
(そうなの?誰がそう言ったの? )
そうなの?と言いたいときは、
Is that right? を使いましょう。 
 
What’s that?は問題発言
 
that を強調して言うと「それは何?」ではなく、「それ、何!?なんか気持ち悪い~」というニュアンスで使われることが多い。
友人の家にディナーに招待され、珍しい料理を指して、
What’s THAT?
と言わないで、
What’s this?
と言いましょう。 
 
第10章 ネイティブは強調する
 
I’ll be right with you. は円滑なコミュニケーションのコツ
 
I’ll be right with you. 
(すぐにうかがいます)
I’m coming.  ではいつ来るのかはっきりしない。
 
その他の表現
I’ll be right there.
(すぐにそちらに行きます)
I’ll be right back.
(すぐに戻ります) 
 
すぐに食べ物にありつける表現
 
I’m starving to death.
(腹が減って死にそうだ~)
ただ、「小腹がすいた」程度やストレートに言いたくないなら、
I'm a little hungry.
I'm a bit hungry. 
 
第11章 英語は論理的ではない!
 
technically speaking は「技術」とは無関係
 
technically speaking, ・・・
「原則は・・・だけど、まぁ、破ってもいいかな」「規則を厳密に解釈すると」というニュアンス。
Technically speaking, I have to get home by 10:00, but a few minutes won’t matter.
(規則としては10時が門限だけど、ちょっとくらい遅れても大丈夫)


おわりに 

セイン先生の著書「日本人の知らないネイティブ英会話 130 のルール」の紹介(後編)では、
  • 日本人と違うニュアンスで使う表現(eg. trust me)
  • 同じ意味と思っていたが実は違う言葉(eg. I will v I’ll)
  • 関係をこじらせるような表現(eg. Is that so?)
  • ネイティブ流強調術(eg. I’m starving to death)
  • 英語の非論理的な側面(eg. technically speaking)
に関する具体例を取り上げました。
130のルール(表現)は多いと思うかも知れませんが、読むだけで大変勉強にになります。さらに、ネイティブと会話する機会が増えれば頻繁に耳にすることになり自然と身につくでしょう。

日本人の知らないネイティブ英会話 130 のルール(前編)

2021-02-26 21:29:31 | 英語学習
「日本人の知らないネイティブ英会話 130のルール」を読めば、
  • 学校で習った英語が通じない、なんで?
  • 慰めの言葉をかけたのに嫌な顔をされた、なんで? 
こうした「なんで?」に回答してくれるのが本書。系統立てたルール集ではないが、学校では教えてくれない英語の表現をうまくまとめてある。

本書に掲載されている表現は、ビジネスや日常の英会話で頻繁に耳にするでしょう。そんな時、この本を読んでおくと「あっ、そうだったんだ」と思い起こし、相手の真意を理解でき、且つ、よりナチュラルな英会話へステップアップできるようになると思います。

個人的には、「もっと早くこういう本にめぐり合っていたら・・・」という思いでいっぱい。それでは本書を紹介します。

 
「日本人の知らないネイティブ英会話 130のルール」本
 
  • デイビッド・セイン、岡 悦子共著
  • 246ページ
  • 一通り読むのに2.5時間
  • 中古本なら500円ほど 
目次 
  • 第1章 ネイティブはズバリとは言わない
  • 第2章 ネイティブは省略する
  • 第3章 ネイティブは丁寧に「イヤミ」を言う
  • 第4章 ネイティブはよく心と反対のことを言う
  • 第5章 知っている単語には裏の意味がある!
  • 第6章 英語は「ひと言」で全く意味が変わる
  • 第7章 ネイティブは日本人と違うニュアンスで言葉を使う
  • 第8章 同じ意味だと教えられたのに、実は違う!
  • 第9章 見えないところにプレッシャーが潜む!
  • 第10章 ネイティブは強調する
  • 第11章 英語は論理的ではない!
特徴 
ネイティブの英会話には、日本人の知らない「ルール」が至るところに散りばめられている。ルールを知ることでネイティブの「微妙な気持ち」「心遣い」「皮肉」などを理解できる。
あるフレーズの表面的な意味しか知らないと大変なことになる? その可能性は否定できないが、ネイティブの会話ルールを知っておけば間違いなく+になるでしょう。
本記事では第1章~第6章に掲載されている内容を紹介。 詳しくお知りになりたい方は本をご覧ください。 
 

第1章 ネイティブはズバリとは言わない
 
good を「謙遜」として使う例
 
「まあまあ」というニュアンスで自分や身内に使うことがある。
 
自分が主催者の場合
I hope you had a good time at my party.
(うちのパーティーで良い時を過ごしてもらえたのならいいのですが)

ところが、パーティーの主催者に向かって
I had a good time at the party.
(パーティー、楽しかったよ)
と言うと主催者はガッカリするかも知れません。

ほめる時は
I had a great time at your party.
 (パーティー、すばらしかったよ)
 
謙遜の例
I got a good score.
(なかなかの点を取ったよ)
My wife is a good cook.
(妻の料理はなかなかです)
 
相手をほめる例
You got a fantastic score.
(あなたはすっごくいい点を取った)
Your wife is a great cook.
(あなたの奥さんの料理は素晴らしい!)
 
 
第2章 ネイティブは省略する
 
You bet は相手の迷いを吹き飛ばす 
 
You can bet on it. の略。「お金を賭けても大丈夫なくらい確実」ということで、「もちろん、絶対だよ」と何かを請け負うフレーズ。

Are you going to go to the party?
(そのパーティー、行くの?)
You bet. It’ll be a lot of fun.
(もちろん、すごく楽しいって)
 
他にも bet を使った相づち表現として
I bet.(ええ、そうでしょうね)
Wanna bet?(それは違うよ)
詳しくは本書をご覧ください。
 
 
第3章 ネイティブは丁寧に「イヤミ」を言う
 
Now を文頭に置くとたいへん?
 
例1
You’ve done it.(よくできたね)
Now you’ve done it.(とんでもないことをしてかしたね!)

例2
Look!(見て!)
Now look!(ほら、自分がやったことを見てみなさい!なんでそんなバカなことをしたの!)
ただし、ネイティブと触れる機会が増えれば、相手の表情やしぐさで次第に分かるようになりますよ。
 
他にもよく聞いた例としては、
That’s too bad.
(それはお気の毒に・・・)という慰めの言葉だが、
Well, that’s too bad.
(ざまあみろ)はたいてい皮肉になる。
 
 
第4章 ネイティブはよく心と反対のことを言う
 
「実はやってほしい」の気持ちが含まれる表現
 
You don’t have to. は
「いえ、大丈夫です。遠慮しておきます」
しかし、「まあ、本当はやってほしいですけど・・・」という気持ちが隠されていることが多い。

A. Let’s me take you to the airport.
(空港まで送っていくよ)
B. No, that’s okay. You don’t have to.
(いえ、大丈夫。遠慮しておきます)
A. I know, but I want to.
(ええ、でも送ってあげたいので)
という会話が流れて A は B の気持ちを察し B を空港へ送ることになる 
 
 
第5章 知っている単語には裏の意味がある!
 
会議に参加する場合、participateは使えない
 
I participated in the conference.
(私は会議で重要な役割を果たした)
 
席に座って聞いていたという感じの参加なら
I went to the conference.
(その会議に行った)
I attended the conference.
(その会議に出席した)
 
買い物とは関係ないbuyの使い方
 
I don’t buy that.
(そんなこと信じないね)
I don’t believe that. と同じだが、会話では I don’t buy that. がよく使われる。

You can double your money in only one month.
(たったひと月でお金が倍になるんだぜ)
I don’t buy that.
(だまされないよ)
 
 
第6章 英語は「ひと言」で全く意味が変わる
 
Watching TV と Just watching TV の違い
 
What are you doing?(何しているの?)と聞いて、
Watching TV.
(テレビを観ているの)と返ってきたら「邪魔しない」こと。
Just watching TV.
(ただちょっとテレビを観ているだけ)と返ってきたら「何か用事があれば、やるよ」「話していいよ」という気遣いが込められている。
  
Do you understand? と Do you understand me? の違い
 
Do you understand?
(理解している)は単に相手が理解しているかどうかを訊ねる一般的なフレーズ。
Do you understand me?
(おい、わかった?)はなかなかいうことを聞かない子供に親や先生が言い含めようと声を荒げながら言うようなフレーズ。

If you’re late again, you’ll be fired. Do you understand me?
(今度遅刻したらクビだぞ。わかったか!) 
 
What’s the matter with you でケンカにならないように
 
ちょっと具合の悪そうな同僚をみたら、
What’s the matter?
(どうかしたの?大丈夫?)と声をかけますね。
ところが、
What’s the matter with you?
を強く発音すると「おまえ、一体何やってんだ?」「何考えているんだ?」を表す言葉になるのでケンカになってしまうかも。
 

参考:英語・英会話学習に役立つ記事

デイビッド・セイン先生の書籍を紹介していますので、ご興味のある方は、こちらにアクセスください。



TOEIC

 
おわりに
 
本書「日本人の知らないネイティブ英会話 130のルール」に掲載されているどの表現にも覚えのある簡単な単語ばかりですね。しかし、簡単な表現でもニュアンスや意味合いが私たちの感覚とは異なるケースが多い。

130のルール(表現)のなかには、私の知らなかったルールもあるが、多くは留学生活で頻繁に耳にしたり使ったりした表現。最初はどういう意味だろう?と思ったが、ネイティブの顔つきやトーンで、次第にそれぞれの表現の本当の意味を分かるようになった。

きちんと系統立てて教えてくれるようなルール集ではないが、海外との関わりのある方、時間を作って本書を読んでみてはいかがでしょうか? 今すぐ覚えなくてもいずれ言葉を耳にした時に思い起こし、楽しいコミュニケーションに結びつくと思います。

いかがでしたか? 少しでもお役に立てたなら幸いです。

年金不安解消はやがて英語を学ぶ一番の理由になる !?

2021-02-25 22:51:24 | 英語学習
英語を学ぶ理由はおおむね将来の選択肢を増やす為でしょう。「英語を勉強するのは何の為?」という疑問に関して上位にランクされている主な理由は、
  1. グローバル化が進み仕事で英語が必要
  2. 昇進・就職・転職で有利
  3. 海外旅行を楽しみたい
  4. 異文化コミュニケーション
  5. 留学目的
  6. 教養、など
しかし、それぞれの理由を自分の体験・見聞+主観で検証したが、
  1. 対象者がせいぜい日本人の数%
  2. 個人的な趣味・志向の範囲
「英語を勉強するのは何の為?」の解答としては納得がいかない。そこで自分なりに英語を学ぶ理由を考えた結果が本記事。

英語を学ぶことで働く選択肢(職業、海外)が増えるのは間違いないが、本記事では英語の勉強と全く結びつかない年金の話から始めて、いずれ「年金不安解消が英語を学ぶ第一の理由になる!?」という非現実的な話を紹介したい。

年金問題:老後は2,000万円不足

記憶に新しいところでは、金融庁の「人生100年時代。年金では満足な生活水準に届かない可能性があり、老後は2,000万円不足する。その分を投資などで自助努力・・・」という報告書で世間は大騒ぎとなった。

しかし、現在の保険料・給付額・支給年齢などを維持するならその通りで、何らかの方法で不足分をカバーしなければならない。

現状のままなら年金制度の財源は底を尽き制度は破綻する。何故なら現在の年金のしくみは「現役世代の人口増」を当てにした制度。まあ、破綻までいかなくても現状維持は不可能。

年金は破綻しないx、年金は破綻させない〇

「年金の破綻は現実には起きない」と言われているが、実際は、「 破綻させない」が正しい。破綻させない程度に次の4本の矢を放つことになる。
  • 保険料を上げる
  • 給付額を減らす
  • 支給年齢を引き上げる
  • 納付期間を延長する 

10人に6人は国民年金未納者

自営業者、農業・漁業者、学生および無職の方とその配偶者の方向けの 「国民年金第1号被保険者」の納付率は2018年度で68.1%。しかし、低所得などで保険料を免除・猶予されている人を未納者に加えると実質的な納付率は40.7%。えっ、うそだろう・・・・。

これから先、
  • 非正規労働者が増加するので納付率は上がらない
  • 少子化が進み、増々現役世代の人口が減る
  • 生活保護受給者が増える
という事情で遠くない将来に間違いなく数本の矢が放たれるでしょう。
 
高齢夫婦の月平均支出26万円、収入21万円

前述の年金報告書は、高齢夫婦の月額平均支出は26万円余り。一方、年金を中心とする収入は月21万円ほど。毎月およそ5万円の赤字となる。単純計算すると今後30年間に2000万円が必要と指摘。

皆さんには当面影響のない話かもしれませんが、やがて年金給付額が減るので収支はもっと悪化しそうですね!
 
月額5万円の赤字をどう穴埋めしますか?

報告書に従い投資で穴埋めしますか? それも一案ですがリスクが伴う。いずれにせよ、赤字を埋める方法は単純に2通りしかない。
  • 収入を増やす(いずれ死ぬまで働き続ける?)
  • 支出を減らす
ここでは支出を減らす方法の1つを紹介したい。
 
海外生活なら確実に支出を減らせる

海外生活には一長一短がある。生活する国を選べば確実に支出を減らせるが、現時点では英語が通じる国とそうでない国がある。それでもマレーシアなら地方都市でもほぼ通じる。

シンガポールを除けば東南アジアの国々の生活費は日本の半分以下。特に、食料品、衣料品、日用品、交通機関が安い。

参考までに物価や経済指標を比較しましょう。

タクシー初乗り(日本410円)アジア各国の物価比較特集2019 より
  • マレーシア 82円(日本比20%)
  • タイ 124円(30%)
  • ベトナム 48円(12%)
これなら車を維持する必要はないですね!

金利(日本0.1%)Asia Interest Rates - Asian Bank Rates より
  • マレーシア 4.05% 
  • タイ 2.80%
  • ベトナム 7.80%
現地銀行に預金しておけば、物価上昇分くらいはカバーできますね!

人口当たりの総所得(日本$41,370≒455万円)Average income around the world
  • マレーシア  $10,460 (日本比25%)
  • タイ $6,610 (16%)
  • ベトナム $2,400 (6%)
日本、多いですね?金持ちが平均所得を上げている?

月額平均税引後給与(日本279,000円)Average Monthly Net Salary (After Tax)
  • マレーシア 91,200円(日本比33%)
  • タイ 68,100円(25%)
  • ベトナム 41,800円(15%)
データによってギャップがありますが、それでも大都市を避ければ間違いなく年金収入だけで上流階級の生活ができますね。 
 
海外生活には英語が必須 

海外で生活するには「英語が話せる」ことが大前提。英語が話せないと海外生活という選択肢は難しい。年金の減額が進めば、「英語を学ぶ理由の第一位は海外生活という選択肢を確保するため」となる時代がくるかもしれない。

ただ、高齢者にとって海外生活で病気になった時のことが心配だ。マスコミが海外ロングステイ・海外移住を扇動した時期があったが今は下火。その理由の一つは病気に対する不安。英語が話せなければ現地で入院手続きさえ困難なケースもある。

これはフランスの話だが、日本人旅行客がモンブランで病気になり、現地病院入院手続きなどのサポート(ガイド)を頼まれた。最初は別の方が担当していたが、書類作成でクレームが付いて埒が明かない。そこでサポート登録をしたばかりの弟に話が舞い込んだ。入院手続きもスムーズに進み日本人観光客も一週間後無事退院。

短期の海外旅行でさえこれくらい大変だから海外生活で病気になったらもっと大変ですね。
  

おわりに

このまま年金が減り続ければいずれ海外生活オプションを真剣に検討せざるを得なくなるかも知れない。日本政府が年金問題の解消策として海外生活を奨励するかも知れない。その時になって英語の勉強を始めたのでは手遅れ。

将来の大きな不安(年金不安)を減らし、海外生活という選択肢を得るために英語を学ぶ、いずれこんな時代がやってくると思いませんか?

私たち日本人は英語を話すのが苦手と思っている。性格的な理由(間違った英語を話したら恥ずかしい)もあるだろうが、苦手というよりも
  • 実践する機会がない
  • 必要性がない
だから英語が話せないだけ

いずれ英語を学ぶ環境が整い、その必要性を誰もが感じる時代(そんな時代はお断りと考えている方もいらっしゃるでしょうが)が来るかもしれない。

その時には殆どの日本人が英語を話せるようになり、海外生活を選ぶかどうかは「国内旅行?海外旅行?今回はどっちにしよう?」程度の決断で済む身近なオプションとなる時代がやってくる!?

非現実的な話、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

「ネイティブが中学英語を教えたら」間違いなく楽しくなる!(後編)

2021-02-24 15:16:45 | 英語学習
セイン先生の「もしもネイティブが中学英語を教えたら」の紹介記事(前編)をお読みになった方、いかがでしたか?。
中学時代にしっかり「ネイティブならこう表現する」に出会っていたら英語そのものが楽しかっただろう、と思いませんでしたか? 
紹介したい表現がたくさんありますが、その気持ちを抑えて10フレーズに限定で後編を紹介します。みなさん、詳細は本を読んで楽しんで下さい。
 
「もしもネイティブが中学英語を教えたら」本の紹介
 
  • デイビッド・セイン著
  • 139ページ
  • 練習問題をスキップすれば、一通り読むのに1時間ほど
  • 中古本なら数百円
各ページの右半分は練習問題と解答の解説。定番フレーズを覚えるのは必要なことだが、そこで使われる言葉の本来の意味を知ることで理解度が深まり自信を持って実践で使えるようになるだろう。英会話力のアップを願っている方全員におすすめの一冊。

 
間違えやすい中学英語
 
1.不定冠詞 a と無冠詞
 
人参は好きですか?
Do you like a carrot? ×
Do you like carrots? 〇
 
ポイント
モノの総称には冠詞はつけない。
単数の aはネイティブからすると、「どれでもいいもののうちの一つ」というニュアンス。
総称の場合は複数形を使う」と覚えておきましょう。
 
練習
どちらが正しいでしょうか?
Lions are dangerous animals.
A lion is a dangerous animal.
 
Do monkeys like bananas?
Does a monkey like a banana?
 
正解
Lions are dangerous animals.
Do monkeys like bananas?  
 
 
2.感嘆文
 
How nice this car is! ×
これはなんていい車なのだ!
What a nice car! 〇
なんていい車だ!
 
ポイント
文法的には正しくても「How+形容詞+主語+動詞!」は古くさくて笑われる表現。Howを使うなら、How nice! (すごくいいね!)、How cool!(すごくかっこいい!)のように「How+形容詞」を使う。
 
 
3.疑問詞 How
 
How high is Mr. Fuji? ×
富士山はどんな高さにあるますか?
How tall is Mt. Fuji? 〇
富士山はどれだけの高さですか?
 
ポイント
「How high・・・」はネイティブにはぽっかり浮かんだイメージ。即ち、(地面から離れて)高いところにあるイメージ。一方、tallは「背(身長)が高い」というイメージ。
 
練習
日本語に合うよう、high/tallを選びましょう。
自由の女神はどのくらいの高さですか?
How (tall/high) is the Stature of Liberty?
その屋根はどのくらいの高さですか?
How (high/tall) is the roof?
 
解答
How tall is the Stature of Liberty?
How high is the roof? 
 
 
4.勧誘表現 Let’s・・・
 
Let’s have lunch.
お昼にしよう。

No, let’s not. ×
いいえ、そんなことしませんよ。
I’m afraid I can’t. 〇
申し訳ないけど、無理そう
 
ポイント
No, let’s not.は、相手をちょっとバカにした返事。断るときに使っちゃいけない。申し訳なさが伝わる I’m afraid・・・や I’m sorry・・・を付け加えるのがおすすめ。
   
 
中学英語ではこう習う
  
1.一般動詞の否定文
 
I do not play tennis. △
私はテニスをやらないんだ。
I don’t play tennis. 〇
私はテニスをしません。
 
ポイント
同じ意味でない do not と don’t。do notはネイティブには「私はテニスをやらないんだ」と、わざと「しない」を強調しているように感じる。英語では、一般的に短縮できるものは短縮するのがお約束。ふつうに「~しない」なら、短縮形を使う。
 
練習
どちらが適切でしょうか?
彼女はコンピュータを持っていません。
She (does not / doesn’t)have a computer.
私はタコを食べないのです!
I (do not / don’t)eat octopus.
 
解答
She doesn’t have a computer.
I do not eat octopus.
  
 
2.現在形と現在完了形
 
Spring has come. △
春が訪れた。
Spring is here. 〇
春が来た。
 
ポイント
「・・・が(ここに)来た」という時、ネイティブは現在完了形より、・・・ is hereを使う方が断然多い。Sprint has come.はやや堅い表現。Sprint is here.ならとてもカジュアルに聞こえる。
 
練習 どちらが適切でしょうか?

お医者さんが来た。
The doctor is here.
The doctor has come.

その時が来た(機が熟した)。
The time is here.
The time has come.
 
解答
The doctor is here.
The time has come.
   
 
3.形容詞 some
 
I bought some apples.
私はいくつかのリンゴを買った。 △
私はちょうどいい数のリンゴを買った。 〇
 
ポイント
some は「いくらかの」ではなく「適量の数」を表す。ネイティブにとっての some は、「数個」というよりも「(その状況における)適切な数量」を指す形容詞。なお、bought applesと複数形にするとネイティブは「大量のリンゴ」を想像する。
 
例文
He needs to get some sleep.
彼は適度に寝なくてはいけない。
 
 
4.助動詞 can
 
Can you speak English? △
あなたは英語を話せるだけの能力はありますか?
Do you speak English? 〇
あなたは英語を話しますか?
 
ポイント
Can you・・・? は実は相手の能力に言及している失礼な言い方。能力でなく習慣として話すかを尋ねるならば、現在形の Do you・・・? を使う。
 
練習
ピアノを弾きますか?
 
解答
Do you play the piano?
 
 
5.助動詞 must と have to 
 
I must avoid high calorie food. △
私はカロリーの高い食べ物を避けねばならぬ。(自主的に)
I have to avoid high calorie food. 〇
カロリーの高い食べ物を避けなければならない。(嫌々ながら)
 
ポイント
ネイティブは must と have to をニュアンスで明確に使い分けている。must は自主的に「~せねばならないのだ」、外的な要因で何とかしなくてはいけない場合、have to を使うと「嫌々な感じ」が出せる。
 
練習
次の日本語に合うよう、must か have to のどちらかを選びましょう。
私は宿題をやらなければいけない。
 I ( have to / must )do my homework.

解答
 I have to do my homework.
 
 
6.代名詞
 
Everyone has his own opinion.
誰でも彼の意見を持っている。
Everyone has their own opinion.
誰でもみんな自分の意見を持っている。
 
ポイント
everyone は単数扱いなので、動詞も has ですが、「hisだけがeveryoneの代名詞になるのは女性差別だ」となったため their を使うようになった。
 
練習
みんな自分の教室にいるべきだ。
誰でも調子の良くない日がある。
 
解答
Everyone should be in their own classroom.
Everyone has their off days.
 

参考:英語・英会話学習に役立つ記事

デイビッド・セイン先生の書籍を紹介していますので、ご興味のある方は、こちらにアクセスください。



TOEIC
  
 
おわりに
 
学期が終わるとグレイハウンドのバスを使って長距離移動したが、隣の席の人によく話しかけた。なかには You speak English well. と言ってくれる乗客がいたが、「そんなはずがない」と自分では思っていた。
「もしもネイティブが中学英語を教えたら」の前編の記事で well を紹介したが、セイン先生の説明では「まあまあ」という意味。この意味なら乗客の言ったことに納得できる。恥ずかしいながら、この本を読むまで well は「上手に」と思い込んでいた。
このように私たちはネイティブが感じるニュアンスと異なる英会話表現を時々使っていると思う。ただ、私たちは幸か不幸かそれに気づいていない。
誤解される表現や誤解している表現など、なるほど「そうだったのか」と思う言葉や表現がたくさん掲載されているので読むだけでも楽しい。さらなるレベルアップを目指している方にはおすすめの一冊。
いかがでしたか? 少しでもお役にたったなら幸いです。

「ネイティブが中学英語を教えたら」間違いなく楽しくなる!(前編)

2021-02-23 15:09:27 | 英語学習
デイビッド・セイン著「もしもネイティブが中学英語を教えたら」。このタイトルから想像したのは「ネイティブならこんなふうに教える」という教え方の提案かなと思った。私の想像力不足で恥ずかしい。
実際は「中学でこのように習った表現は、ネイティブならこう表現するよ」と、いろいろな表現を取り上げて解説する本。例えば、shouldは「~すべき」というような強い義務を表す度合いは少なく、本来は「~するといい」くらいの柔らかな表現。
このようにネイティブの使い方とは異なる表現
  • 間違えやすい中学英語
  • 中学英語ではこう習う
の2種類に分けて「ネイティブならこう表現する」を教えてくれる。その理由も分かりやすく説明してくれるので理解しやすい。ページをめくるのが楽しみな一冊である。
全部で64の言葉や表現について解説しているが、本記事では10の表現に絞ってその一部を紹介します。

本の紹介
 
もしもネイティブが中学英語を教えたら
  1. デイビッド・セイン著
  2. 139ページ
  3. 練習問題をスキップすれば、一通り読むのに1時間ほど
  4. 中古本なら数百円
各ページの右半分は練習問題と解答の解説。定番フレーズを覚えるのは必要なことだが、そこで使われる言葉の本来の意味を知ることで理解度が深まり自信を持って実践で使えるようになる。英会話力のアップを願っている方全員におすすめの一冊。

 
間違えやすい中学英語
 
1.some とany
 
Do you want any coffee? ×
コーヒー入りますか?
Do you want some coffee? 〇
コーヒーはいかが?
 
ポイント
「疑問文や否定文の場合、some ではなく any を使う」と習ったが、人に何かをすすめるとき、ネイティブは相手が Yes と答えるのを期待して someを使う。 

練習
some か any を使って文を完成させましょう。
何かお探しでしょうか?(いらっしゃいませ)
Do you need (   )help?
どういたしました?(手伝いが必要ですか?)
Do you need (   )help? 

解答
Do you need any help? は、店員が接客に使うフレーズ。any を使っているので「用があれば」というニュアンスになる。
Do you need some help?は、困っている人に声をかけるときの決まり文句。Yes の返事を期待して some を使う。
 
2.接続詞 and
 
I don’t eat cake and ice cream.
私はケーキもアイスも食べません。×
私はケーキとアイスを一緒に食べません(別々に食べる)。〇
 
ポイント
not A and B は「AもBも~ない」でなく「AとBを同時に~ない」 

例文
I don’t have a pen and pencil.
ペンと鉛筆の両方は持ち合わせていません。ただ、片方なら持っていますということ。
  
3.接続詞 or
 
Don’t eat or read.
食事か読書のどちらかをしてはいけない。×
食事も読書も、してはいけない。〇
 
ポイント
not A or B は「どちらか一方をしてはいけない」ではなく「AもBも~ない」 

練習
日本語に合うよう、(   )内から接続詞を選びましょう。
私の兄は野球もバスケットボールもやらない。
My brother doesn’t play baseball (and/or/but) basketball.
彼女はチョコレートとナッツを一緒に食べません。
She doesn’t eat chocolate (and/or/but) nuts. 

解答
My brother doesn’t play baseball or basketball.
She doesn’t eat chocolate and nuts.
  
4.前置詞 in
 
I’ll be back to Japan in a month.
一カ月以内に日本に戻ります。×
一カ月後に日本に戻ります。〇
 
ポイント
所要時間を表す場合の in は、「今から~のあとに」「~がたって」と経過を表すのでごく短い時間に対して使う。
例えば、in a few days(数日後に)や in a minute(すぐに)など。
「一カ月以内」と間違いなく伝えたい場合は、withinを使ってwithin a month とする。 
 
5.助動詞 couldとbe able to
 
I could climb Mt. Fuji at the age of ten. ×
私は10歳の時、富士山に登ることができたかもしれない。
I was able to climb Mt. Fuji at the age of ten. 〇
私は10歳の時、富士山に登ることができた。
 
ポイント
canの過去形はcouldではない。「~できた」の意味でcanの過去形として couldを使うのはごく「まれ」。過去に一度だけ可能だった経験を表す場合、couldではなく was able to を使う(否定文の場合はcouldn’tでもOK)。過去に「(継続的に)~する能力があった」という意味の場合にみ could=was able toとなる。 

練習
適切な方を選びましょう。
私は昨日、早く帰ることができた。
I (could / was able to)go home early yesterday.
私は5歳でバイオリンが弾けた(弾く才能があった)。
I (could / was able to)play the violin at the age of five. 

解答
順に was able to、couldでもwas able toでもよい。
 

 
中学英語ではこう習う
 
1.副詞 veryとreally
 
I’m very hungry. △
私は非常におなかがへっています。
I’m really hungry. 〇
私はとてもおなかがへっている
 
ポイント
客観的な very主観的な really。veryは客観的な語のため、自分の感想などの主観的な感情を表す際に使うと、冷静過ぎてやや不自然な英語に聞こえる。考えや感想を述べる際にreallyを使えば、「本当に」「すごく」という気持ちのこもった表現になる。 

練習
今日はとても暑い。
It’s (very/really) cold today.
とても素晴らしい。
It’s (very/really) awesome.
そのレポートはとても詳しかった。
The report was (very/really) detailed. 
解答
上から順に really, really, very。
   
2.関係代名詞
 
This is the car which I bought. △
これは私が買った車です。
I bought this car. 〇
私がこの車を買いました。
 
ポイント
ネイティブは長い表現を嫌う。シンプルに表現するのが大好きなので関係代名詞はできるだけ使わないようにする。受動態も同様でできるかぎり能動態で簡潔に表現しましょう。 

例文
She’s a lawyer whom I know very well.
彼女は私がよくしっているところの弁護士です。
She’s a lawyer, and I know her really well.
彼女は弁護士で、私は彼女のことをとてもよくしっています。
  
3.副詞 well
 
She sings well.
彼女は(そこそこ)歌がうまい。△
She’s a great singer. 〇
彼女はすごく歌がうまい。
 
ポイント
ほめたつもりが「そこそこ」なイメージになる well。・・・is a great・・・で、定番表現の「~がうまい(人だ)」となる。goodも well と同じ。「そこそこ」のイメージなので great を使う。fine も「まあまあ」なので nice、great、beautifulといった「明確に良いと伝わる」言葉を使う。  

例文
彼はサッカーがうまい。
He is a great football player.
すごくいいアイデアだね。
That’s a great idea.
  
4.過去形と現在完了形
 
Did you have lunch?
ランチは食べた?(今日はお昼を食べた?) △
Have you had lunch (yet)? 〇
ランチは済んだ?(これから?)
 
ポイント
どちらも英語としてはOK。Have you had lunch (yet)? がお昼時に「ランチは済んだ?」と聞くニュアンスに対し、過去形を使ったDid you have lunch? は、例えば、夜になって「(今日)お昼食べた?」と、既に終わったことを確認しているイメージ。
「まだ動作が完了していないか」を聞くなら現在完了形に。「動作が終わったか」を確認するなら過去形にしましょう。 

練習
次の日本語に合うよう、(   )内から適する語を選びましょう。
いい旅でしたか?
(Have you had / Did you have) a nice trip?
十分食べていますか?
(Have you had / Did you have) enough? 

解答
順にDid you have, Have you had。
  
5.疑問文 where
 
Where is my wallet? △
私の財布はどこ?(誰か盗った?)
Where did my wallet go? 〇
私の財布、どこへ行っちゃったのかしら?
 
ポイント
私物がどこにあるかを聞くとき where is・・・? は使わない。ネイティブはこの表現だと周囲の人を疑っているようにも聞こえるので避ける。こんな時に使うのが無生物を主語にして遠まわしに訊ねる表現。 

練習
私のパスポートはどこへ行ったの?
(              )
あなたのファイルはどこへ行ったの?
(              ) 

解答
Where did my passport go?
Where did your files go?
 
 
おわりに
 
もしもネイティブが中学英語を教えたら」を読んでわかったのは、ネイティブに誤解されやすい表現がたくさんあること。
私たちはこの本を読まなくても「ネイティブが使う表現とちょっと違うことを習っている」と何となく感づいている。だからどうどうと英会話する勇気が湧かないのかも知れない。
さらに、当たり前のことだが、話し手のちょっとした表現の違いで聞き手の受け取り方が大きく変わる。どのような表現をしたら、どのように受け取られるのか、そうした違いについてはほとんど習っていない。
英会話力をアップしたい方、今からでも遅くはありません。セイン先生の「もしもネイティブが中学英語を教えたら」を読めば、「そうだったのか」と思う表現がたくさん紹介されてる。
この本を読むだけでモヤモヤ感が吹き飛び、一気に「英語って楽しい」といった気分になり、次のステップへの大きな一歩となるでしょう。
いかがでしたか? 少しでもお役にたったなら幸いです。