ーアキコの「へ~」編ー
幼少の頃から
「あれ?なんかこの世界、へん?」
と思って生きてきた。
自分とまわりとの感じ方とのちがいを不思議に思いながらも
自分がまちがっていると思うことは一度もなかったし
まわりがまちがっているとも思うこともなく
ただ、「なんでそう思うのかな?」と不思議に思うくらいだった。
小6まではパラダイス!
自分にできないことなんてないと思っていたし
もうやりたいほうだい!
だから両親、先生、大人からたくさん怒られた。
だけど、
なんで怒られているのかまったく理由がわからなかったから
ぜんぶスルー!
それでうまくいっていた。
中学生になると、
そのまんまの自分では通用しなくなって
自分の好きな自分はあっというまに小さくなって消えていった。
むなしさを抱えながらも
流されるように大学までいって
社会人になってから
いろいろ解放されて少しずつ自分を取り戻していった。
26歳のとき、
「やっぱり、自分の人生、おかしい。」
と強く感じて、
なにか答えを探し求めて、本屋にでかけた。
それまで読書なんて嫌いだったから本屋に行くこともなかったのに。
当時、精神世界、目に見えない世界のことに関しての書籍は
すべて翻訳本だった。
それでも、適当に「これ!」と手にとった本には
私が求めていたもの、希望を感じることがたくさん書いてあった。
それをきっかけに、そういう本を読み漁り
自分の心に再びあかり灯った。
「今、自分が本当にやりたいことをやろう!」
そう決めて、信州で暮らしてみる準備にとりかかった。
ちょっとハードルをさげて、
ひとまず山小屋か旅館でアルバイトすることに。
行き先は白骨温泉。
白骨温泉入りした3日後、そこで晋吾氏と出会った。
間もなく意気投合し
今まで誰に言っても理解されずにあきらめてきたことを
晋吾氏はフツーに理解してくれた。
「この人、おもしろい!」
なんでも自由に本音で話せて
お互いのことをおもしろがれる人間に
生まれてはじめて出会えたのだ。
それまでの異性を好きになった感じとはちがって
魂の再会、そんな感じ。
出会って3年後、
結婚を機に千葉から奈良に移住して
知り合いが一人もいない慣れない土地での生活に四苦八苦。
ま~いろいろあった。
30代は激しく迷走してしまったが
2011年、再び目を覚ました。
好きなことを楽しんでやっている人たちとの出会いをきっかけに
自分もそうすると決めた。
とにかく過ごしたいように過ごしてきた。
行き当たりばったりで
2016年にゲストハウスをオープンして
はじめての自営業に、
とてつもなく学びの多い7年間。
コーヒー一杯たった400円を受け取るのに
抵抗を感じてしまうとこからのスタートだった。
2020年~2022年の出来事も入ってきて
世間との物事の捉え方、感覚の大差に
少々とまどいながらも
何も変えることなくそのまま続けてきた。
「何かの分野で一人前になるには10年必要」
ってよく言われるけど
以前は「なんで10年も?」と思ったけど
今はその意味がよくわかるようになった。
8年目となる2024年、
次の目覚ましがきているように感じる。
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