2023年4月14日
奈良県葛城市にある「當麻寺」にて
千年以上続いている
中将姫の命日法要『練供養会式』が営まれました!
中将姫は幼い頃に母をなくし
継母に妬まれ、命まで狙われ
14歳で読経三昧の生活に。
當麻寺に入ったあと
みほとけの導きで一夜にして織り上げた
「當麻曼荼羅」の教えを説き続け
29歳で生きたまま二十五菩薩に迎えられて
極楽浄土へ導かれました。
その様子を再現した行事が『 練供養会式 』です!
境内の『娑婆堂』を人間界
『本堂・曼荼羅堂』を西方浄土に見立て
二つのお堂の間に『来迎橋』が設けられます。
中将姫坐像を載せた輿が「娑婆堂」へと向かいます。
あらカワイイ!
今年は菩薩の衣装が新調されて
約300年前の姿が復元されたとのこと!
真新しい衣装をまとった菩薩さんたちが
極楽上を表す「本堂」から
境内にかけられた「来迎橋」を渡って
現世を表す「娑婆堂」に来迎します。
中将姫を極楽浄土へと導くため
仏の一行が現世へとわたっていく様子です。
こちらの「来迎橋」は100m以上あります!
「娑婆堂」から菩薩さんたちが戻ってきました!
復路では「娑婆堂」に安置されていた
中将姫を蓮弁の上にのせて
極楽堂(本堂)へとお連れします。
左右にゆっさゆっさと、中将姫さまも楽しそう!
菩薩さまがスクワットをするように
独特の所作を交えながら少しずつ進んでいきます!
とてもハードな動きです!
相当体力いるで!これは!
視界も狭いでしょうし、スゴイ!
極楽堂(本堂)へ。
中将姫さま、無事に浄土へと旅立たれました!
菩薩ご一行さま、おかえりです!
當麻寺ホームページ
https://www.taimadera.org/
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