医療経営士のブログ

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医療経営士の勉強⒆  8月の勉強 その2

2024-08-02 | 医療経営士の勉強

みなさま、こんにちは。

昨日は、下記の⑻と⑼についてお話ししました。

 

⑻ 短文問題を書いて解答する 時間・字数の感覚を得る

⑼ 論文問題を書いて解答する 時間・字数の感覚を得る  (ChatGPTを利用は6月までに)

⑽ 論文問題について、自分問題を作成する 箇条書きで解答 ポイントを絞る

⑾ 総まとめ  苦手分野の 繰返し

 

短文問題も論文問題も、もちろん「長先生の予想問題集」のことです。

論文問題の詳しい書き方については、この問題集の序文に説明してくださっているので、必ず参考にしましょう。

ただ、論文の骨組みは大事だと思いますが、下書きの段階で「これについて5行書く…」とまで、考える余裕が私にはないので、

 ・出題に対しての結論そのもの

 ・出題に関する要旨キーワード

など、予備用紙(実際の試験でも用意されています)に、思いつくこと全てを、箇条書きかワードで書き出します。

次に、関連性のあるもの同士を結び付けて、骨組み(書く順番)を作っていく感じです。

 

例えば「2035年に向けて『健康長寿の実現』のための具体策を論じよ。400字」という問題。

問題文が長ければ長いほど、それだけ与えられる情報も多いのですが、

たったこの1行から400字の論文を書くとは、「えっ?」となります。

医療知識もあり社会問題にも明るい方なら、瞬く間にさまざまなキーワードが浮かんでくるのでしょうが…。

 

   

論文問題で使える言葉をメモ書きしておきました。時々見て、言葉の説明や関連がわかるよう、また思い出しやすくするため。

 

ヒントは、「2035年」と「健康長寿」のみです。

2035年問題とは? 高齢者問題とは? 健康で長生きするためには? と、必死に思い出します。 

そこから、浮かんでくる言葉、箇条書きの要旨や自分の意見を、どんどん書いていきます。

  高齢者急増、少子高齢化、労働人口減少、介護人材不足、医療費増大、年金制度のあやうさ、定年延長、ボランティア・就労、

       社会・コミュニティとつながること大事、健康へのリテラシー高める、生活習慣病、食事・運動・禁煙、高齢者の予防医療、

       口腔・栄養・リハビリ・ワクチン接種 …  などなど。

それらを、自分なりに分類し、書くべき順番=組み立てを考えます。

 

まずは、書き出しの文章。

私は、大抵、問題文を利用した一文で始めることにしています。

この問題でしたら、「2035年に向けて、健康長寿の実現のために、( )つの具体策が考えられる。」です。

( )には、書き綴った後、いくつの具体策を書けたかによって、その数を記入します。

 

ちなみに、「チャットGPT」に「2035年に向けて健康長寿の実現のための具体策を論じよ。400字」と尋ねると、

最初の答えは以下の通りでした! 

ご参考まで。

 

2035年に向けて健康寿命を実現するためには、以下の具体策が考えられます。

まず、予防医療の強化が重要です。定期的な健康診断や早期の疾病発見、生活習慣病予防のための教育が必要です。健康管理アプリやウェアラブルデバイスを活用し、個々の健康状態をリアルタイムで把握できる仕組みを導入することも効果的です。

次に、生活習慣の改善が求められます。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠など、基本的な健康習慣の促進が必要です。地域社会や職場で健康促進活動を展開し、健康的なライフスタイルを支援することが重要です。

また、高齢者の社会参加を促進することも大切です。ボランティア活動や地域コミュニティへの参加を通じて、心身の健康を維持する機会を提供することが、精神的な充足感や社会的なつながりを強化します。

さらに、医療と福祉の連携を強化し、包括的なケアを提供する体制の整備が求められます。高齢者向けの医療・福祉サービスを統合し、より効率的で質の高い支援を提供することが、健康寿命の延伸に寄与します。

これらの施策を総合的に実施することで、2035年に向けて健康寿命の延伸を実現することが可能です。

 

⑼と⑽については、また明日にでも。

 


医療経営士の勉強⒅ 8月の勉強 その1

2024-08-01 | 医療経営士の勉強

みなさま、こんにちは。

大変ご無沙汰しております。

今日から8月、酷暑と闘い、オリンピックの熱戦でも熱くなりながら、お過ごしだと思います。

はあ~、とため息をついたところで…。

 

         フジテレビ

 

医療経営士1級の試験も、あと1か月と迫ってきました。

参考にしていただけたらと、私が去年8月に取り組んだことを、まとめていきます。

 

以前、私のおおよその学習プランをご紹介しました。 

8月に勉強したのは、最後の太字部分です。              

 ⑴ 1級の試験概要を認識

 ⑵ 1次の短文試験・論文試験を、分野・課題ごとにまとめる

 ⑶ 3級・2級レベルの知識習得と上級テキスト

 ⑷ これまで放置していた分野を埋める    

 ⑸ 短文問題を把握する

 ⑹ 論文問題を把握する

 ⑺ 情報を集める 不足分など Web、雑誌で

 ⑻ 短文問題を書いて解答する 時間・字数の感覚を得る

 ⑼ 論文問題を書いて解答する 時間・字数の感覚を得る  (ChatGPTを利用は6月までに)

 ⑽ 論文問題について、自分問題を作成する 箇条書きで解答 ポイントを絞る

 ⑾ 総まとめ  苦手分野の 繰返し

 

以下、その詳細です。

⑻ 短文問題を書いて解答する 時間・字数の感覚を得る

  短文問題は、10題を90分で解答するので、平均すると1題9分ですから、8分以内には書けるようにします。

  これまでに、一度は書いていましたが、また忘れてしまっています。(私は)

  そこで、まず口頭で解答する練習をして、ある程度覚えてから、実際に原稿用紙に書いてみます。

 

       My問題集の解答(赤字部分)を覚えていきます 

       100字ごとに印、問題ごとの指定字数(例えば70字)に印をつけます

 

  解答を暗記しているのですから、結構スラスラ書けます。ちょっと嬉しくて、やる気も湧いてきます。

  この時、時間と字数の感覚を覚えていきましょう。

  ただ、暗記している解答を書くだけですから、1題に8分もかかりません。

  5~6分以下で書けるようになります。

  必ず「長先生の予想問題集」の中から出題されるのですから、「確実に満点取る!」ことを目標にしてください。

  1~2回書いたら、あとは、口頭で解答できるようになれば充分です。 

 

       My問題集の「問題」のみを裏表で1枚のペーパーにして、何度も口頭で解答

    

⑼ 論文問題を書いて解答する 時間・字数の感覚を得る  

  論文問題は、2題90分で解答するのですが、試験当日は結構ギリギリまで時間を使いました。

       短文問題とは違って、「長先生の予想問題集」と全く同じ問題は出題されませんが、

  「約400字の論文を40~45分で書く」練習は必要です。

  

  しかし、ここで問題!

  「長先生の予想問題集」は、去年のもので40題。

  1題30分で書くとしても、全問題に1200分=20時間も時間を割けません。

  そこで、論文の書き出しの文章と、キーワードや要旨だけを書き抜きました。

 

       「問題」を簡潔にし、書くべき要旨の数を記入(例えば4つとか)

       「解答用」には、書き出し文や書くべき要旨を

 

  実際に書く時は、そこに自分の知識を肉づけしながら書いていけばいいのです。

  そのために、7月中は不足している情報やトピックを収集したのですから。

  ただ、何問かは実際に書いてみてください。

  私が時間をかけて書いたのは、

   「ある病院の現状を踏まえ上で、今後どのように病棟再編戦略すべきか」

   「地域の実態を踏まえて、地域医療構想調整会議でどのような協議が想定されるか」…

  など、経営戦略や実態改善の方法を考える問題です。

  「自分ならどう解決するか」が問われるのですが、

  どんなに素晴らしいと思っても、それが突拍子もない意見だったり、とがった考え方では、ちょっと…。

  試験では、無難に「王道を行く」ことが大切です。

 

続きはまた明日にしましょう。 

PS. こうして、ブログでご紹介するようになるとは思ってもいなかったので、

  特に手書きのものは、自分にだけわかるような記載で乱筆です。あしからず…。

  

   


医療経営士の勉強⒄ 7月の勉強

2024-07-11 | 医療経営士の勉強

みなさま、こんにちは。

この前の勉強のブログで、ちょっと尋ねられたことがあったので、少し追加します。

自分用のレジュメとして、まとめた内容についてです。

 

何度もお話ししますが、短文問題は「長先生の問題集」からほぼ出題されるので、それを完璧にやればいい。

そうはいかないのが、論文問題です。

去年の試験問題は、終わった途端に忘れてしまったも同然なので、きちんとした情報をお伝え出来ないのが残念です。

(記録しておけばよかったです、まさかブログを始めるなんて思ってもいなかったので…。)

ただ、「長先生の問題集」に似た傾向問題として、「ある病院の現状が示されていて、どう解決したらいいか」、

といった感じの問題が出題されたような気がします?(間違っていたらごめんなさい…)

 

                  この前の第一声のセミ?

            セミの抜け殻のように、すっかり忘れ去って…

 

実際の病院でそれらを解決するためには、当然のことながら、

人口減・高齢者増・労働者不足など日本全体の状況、診療報酬・地域医療・働き方改革など医療の現状や動向、

といったことを理解した上で、考察せねばなりません。

 

もちろん、病院に携わっている方には、日々当たり前に接している情報だと思いますが、

私のように小さなクリニックや、関連企業の方にとっては、ほとんど関わりのない内容でしょう。

それらをまとめたのが、私のレジュメです。

 

項目だけを上げると、下記の通りです。(順不同)

 

病床機能・・・<急性期> <総合入院体制加算・急性期充実体制加算> <地域包括ケア病棟> <慢性期 療養病棟入院料1-2>    <ハイケアユニット HCU ICU> <入退院支援加算 入院時支援加算> <回復期リハ病棟> <介護医療院> <小児・周産期医療> 

在宅医療・外来機能・地域医療構想・地域包括ケアシステム・介護・・・<かかりつけ医> <外来機能分化> <紹介受信重点医療機関> <地域医療構想・地域医療包括ケアシステム> <在宅医療> <外来機能報告制度> <在宅療養支援病院> <訪問看護> <有床診療所> <2024> <地域医療連携推進法人> <終末期医療> 

第8次計画・改定・地域法包括ケアシステム・・・<新専門医制度> <第8次医療計画・感染症> <認知症> <医療ニーズ>     <地域包括ケアシステム、さらなる推進>  

働き方改革=業務改善・・・<医師働き方改革> <タスクシフト・タスクシェア> <救急外来> <特定行為研修の終了看護師>    <介護現場で>

医療DX・・・<医療DX> <オンライン資格確認> <オンライン診療> <情報サイバーセキュリティ> <リフィル処方箋> <LIFE> <個人情報>

新しい医療技術・薬・・・<新規の医薬品> <プログラム医療機器の保険適用> <新規医療技術の保険適用>

その他・・・<がん治療> <DPC制度の問題> <DPCの機能評価係数Ⅱ> <リハビリ> <PFM> <医療機能情報提供制度>    <糖尿病> <2024年度からの医療適正化計画> <公立病院経営ガイドライン・経営強化プラン> <栄養>

統合、再編、ダウンサイジング・・・<問題集6,7,21,28,39> <医療需要の変化> <高度急性期>

一覧表・・・<横>特定機能病院、地域医療支援病院、紹介重点医療機関、在宅療養支援病院、一般急性期、地域包括ケア、回復期リハ          <縦>説明、紹介率、逆紹介率、病床数、在院日数、在宅復帰率、救急医療など

 *病院の区別がよくわからなかったです。

  DPCにも、大学病院本院群、特定病院群…とか出てきて混乱するので、違いがわかるように比較表などを作成しました。

 

        例えば病床機能レジュメ

     その都度どんどん追加していくので、まとまりなどなく、自分にしかわからないノートです

 

ほとんどの方は、このレベルの知識は、普通に持っていらっしゃるのだと思いますが、

私は、こんな基本的な知識をレジュメにしなければならなかったので、大変でした…。

 

            TKCNagoya   

   

医療経営士は、病院の問題解決や、将来を見据えた戦略を考えられる能力が求められる資格です。

「常に自分がその立場だったら、何が必要か」という観点に立って、学習していくことが大切。

そうすれば、「今の自分に何が足りないのか」も、必然的にわかってくると思います。

 

この暑さに負けず、頑張ってください!

 


医療経営士1級の勉強⒃ 情報収集

2024-07-05 | 医療経営士の勉強

みなさま、こんにちは。

昨日の続きで、「情報を集める 不足分など Web、雑誌で」 についてです。

 

    Gem Med

 

これは、「① Gem Med     Global Health Consulting」のサイト上部にある、マップです。

例えば、「診療報酬改定」であれば、2024年と2022年分が掲載されているのですが、

2024年診療報酬改定の「今だけを知るのではなく、なぜ今に至ったのかを知る」ことも、大事だと思います。

 

そこで、私は「現在から過去へ」と遡って、記事を読むようにしました。

「Gem Med」を検索するとわかりますが、新しい記事ほど上部にあるので、上から順に読めばいいのです。

記事によっては、同じことが反復されている場合もありますが…。

 

これらの記事の中から、必要な話題・語句については、コピペしてファイル内に追加していきます。

私の欠如している知識や情報を埋めていく、という作業ですね。

また、短文・論文両方の問題に取り組んだことで、「これって論述に使える?」というのが多少わかってくるので、

それらの言葉や言い回しも、残しておきます。

もちろん、1次試験だけではなく、未知の2次試験での発表や面接のためにも。

      

    

  自分に分かればいいので汚いです! 見えにくいですが…、自分の言葉でまとめた方が、アウトプットしやすいと思います

 

ただ、1次試験でも2次試験でも、

自分で、アウトプットできるようにした方がいい語句やテーマについては、手書きでまとめました。

印刷したファイルや雑誌などから、新たな情報が入ったら、この手書きレジュメに随時書き加えていきます。

結局、これだけは絶対的に覚えるべきものを全13ページに絞り、これまで利用した資料は全部本棚に収納。

モチベーションを上げる工夫として、最終形はなるべくミニマムに…。

 

このネットから情報収集、レジュメ作成やその理解は、だいたい7月中に終わるようにしました。

8月に入ると、試験まであと1か月、焦ってきます~!


医療経営士1級の勉強⒂ 学習プラン

2024-07-04 | 医療経営士の勉強

みなさま、こんにちは。

久しぶりに、医療経営士の勉強について。

 

7月1日から、1級試験のエントリーが始まりましたね。

去年を振り返ると、勉強はしていても、結構ギリギリまで申し込みしようかどうか迷ったのを覚えています。

東京まで行かねばならないこと、「申し込みしたけど、や~めた」という受験料ではないことなど、

結構な覚悟が必要でしたから。

 

         日本医療経営士実践協会

 

前回までで、短文式と論文式の両方の問題を原稿用紙に書くというお話をしました。

私の実践を踏まえて、おおよその学習プランをご紹介します。

                

 ⑴ 1級の試験概要を認識

 ⑵ 1次の短文試験・論文試験を、分野・課題ごとにまとめる

 ⑶ 3級・2級レベルの知識習得と上級テキスト

 ⑷ これまで放置していた分野を埋める    

 ⑸ 短文問題を把握する

 ⑹ 論文問題を把握する

 ⑺ 情報を集める 不足分など Web、雑誌で

 ⑻ 短文問題を書いて解答する 時間・字数の感覚を得る

 ⑼ 長文問題を書いて解答する 時間・字数の感覚を得る  ChatGPTを利用

 ⑽ 論文問題について、自分問題を作成する 箇条書きで解答 ポイントを絞る

 ⑾ 総まとめ  苦手分野の 繰返し

 

⑺ 情報を集める 不足分など Web、雑誌で についてです。

わからない語句や自分の言葉で説明できない語句は、あやふやにしないで必ず調べます。

ほとんどWebで検索するのですが、特に自分で「まとめノート」は作りませんでした。この時点では…。

一度見て覚えられるわけがないので、検索した中で問題に関連している部分をコピペし、

パソコン内に「まとめノートみたいなもの」を作成していきました。

最終的には、それらを印刷してファイリングし、「自分用ノート」に。

このように語句を調べることが、同時にテーマ・分野ごとの他の情報を得ることにもなって、

レジュメに近いものなったかもしれません。

 

さらに、「なるほど、なっとく医療経営Q&A 60」中級などにも戻って、

再確認・復習しながら補足したり、「My問題集」に直接書き入れたりしました。

Web検索していると、いろいろなサイトを見ることになるので、

他の知識もある程度インプットされる、というメリットがありますね。

 

私が利用したのは、これらのWebサイトです。

 ① Gem Med     Global Health Consulting             

 ② M3 Career 病院経営事例集   

 ③ M3 Com ニュース・医療維新  

 ④ 医療介護 CB news マネジメント

 ⑤ 厚生労働省 診療報酬改定など

 

この利用については、明日にでも…。

  

       日本医療経営士実践協会