バーバリーのベルト修理依頼をいただきました。
バックルとベルトを繋ぐ中間パーツが切れています。
これでは使えないです。
まずは縫製を解いて分解します。
中間パーツを似寄りの革で作り直す必要があります。
ベルトとあまりにも違う質感の革ですと違和感ありますので、革のチョイスが仕上がりに大きく影響します。
表裏貼り合わせて強度を確保すると同時に、中芯を入れてデザインを踏襲しました。
全体にミシンを入れて概ね完成です。
ピンが出る小判穴を開けたのち、手作業で取り付けます。
ベルト通しが2つなので、際までミシンで縫おうとすると、どうしても隙間が大きくなってしまうので、
手縫いで仕上げました。
こちらのギザギザのパーツを再利用して修理します。
なぜ再利用なのかというと、裏面にバーバリーのロゴが入っているので、安易に交換したくないためです。
接着部分のゴム糊を取り除いて、少し磨いて凹凸を付けました。
この方が接着面積が増えるので丈夫に仕上がります。
大抵のベルトメーカーはこの作業を省く傾向にありますので、オリジナルは平滑なままでした。
頭の部分が出来上がりました。
裏面の状態です。
あとはベルトを取り付ければ完成です。
付属のベルトは、良いものが付いていますが、純正のもではありませんでした。
どの長さでご使用していたのかわからないので、取り付けずに修理完了としました。
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトの状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
バーバリーのバックル・・・と、言われましても、腰に巻くベルトもあれば、トレンチコートのベルトもありますので、
口頭では状況が想像しにくいのです。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。
東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。
LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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東京都足立区足立2-34-2
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