ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

ディーゼル ベルト修理

2017-02-13 15:15:17 | ディーゼル修理

ディーゼルのバックル修理です。
ベルトとバックルの連結金具破損です。
中学入学のお祝いに、ご子息へプレゼントしたものとのことで、
2年間毎日学校へつけて行っていたものの、
申し訳なさそうにベルトが壊れたと持ってきたそうです。


ベルト正面のディーゼルのロゴです。

さて、修理しますか。


亜鉛で出来てるので、衝撃で折れてしまうんですよね。
ベルトからはずす必要があったので、折って取りました。
簡単に折れます。
修理は真鍮材でしっかり作り直しているので、たぶん壊れるならバックルの方だと思います。
そのくらいの作りにしてます。



こちらもディーゼルのベルト修理です。
神戸市のお客様からで、ギボシの先端が無くなってます。


デザインが違いますが、大きくディーゼルと入ってます。
わかりやすくていいですね。

穴をご自分で追加されたようで、不完全な穴が故障の原因だと思います。
こういったお客様は非常に多いのです。


途中から継ぎ足してネジで埋め込んであります。

よく、取れたので溶接してくださいというご依頼をいただきますが、
多くのバックルは亜鉛で出来ているので、溶接は出来ないのです。
溶接と言うのは、鉄やステンレス、アルミニウムやチタンなどで可能なのですが、
(特殊な溶接なら他にもあると思いますが)
亜鉛や真鍮、錫など、バックルに使う材料は溶接できないものがほとんどです。
弊社は隣が溶接屋さんなので、溶接できるものならそこへ持っていたった方が、
遥かに楽です。
が、それができないので、こうして苦労して、いろいろ方法を考えて、
出来るだけ安価に、元通り使えるように、試行錯誤しております。
溶接して欲しいなら、やりますが、亜鉛なんて一瞬でドロドロに溶けます。
たまに溶接しようと、電圧を最小限まで下げて、でもやっぱり溶けた!
というお客様もいらっしゃいます。
バックルの修理は材料を見極めて、材料にあった、適切な方法が必要なのです。


修理依頼、見積もり依頼は、メールかLINEで、
画像を添えてお願いいたします。

ここのところ、お電話での問い合わせが多いのですが、
お電話ですと状態がわからないので、必ず画像を添付でご連絡ください。
急いで確認したいお気持ちはわかりますが、
電話では詳細確認できないため受け付けできません。



伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku





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