ディーゼルのバックル修理です。
ベルトとバックルの連結金具破損です。
中学入学のお祝いに、ご子息へプレゼントしたものとのことで、
2年間毎日学校へつけて行っていたものの、
申し訳なさそうにベルトが壊れたと持ってきたそうです。
ベルト正面のディーゼルのロゴです。
さて、修理しますか。
亜鉛で出来てるので、衝撃で折れてしまうんですよね。
ベルトからはずす必要があったので、折って取りました。
簡単に折れます。
修理は真鍮材でしっかり作り直しているので、たぶん壊れるならバックルの方だと思います。
そのくらいの作りにしてます。
こちらもディーゼルのベルト修理です。
神戸市のお客様からで、ギボシの先端が無くなってます。
デザインが違いますが、大きくディーゼルと入ってます。
わかりやすくていいですね。
穴をご自分で追加されたようで、不完全な穴が故障の原因だと思います。
こういったお客様は非常に多いのです。
途中から継ぎ足してネジで埋め込んであります。
よく、取れたので溶接してくださいというご依頼をいただきますが、
多くのバックルは亜鉛で出来ているので、溶接は出来ないのです。
溶接と言うのは、鉄やステンレス、アルミニウムやチタンなどで可能なのですが、
(特殊な溶接なら他にもあると思いますが)
亜鉛や真鍮、錫など、バックルに使う材料は溶接できないものがほとんどです。
弊社は隣が溶接屋さんなので、溶接できるものならそこへ持っていたった方が、
遥かに楽です。
が、それができないので、こうして苦労して、いろいろ方法を考えて、
出来るだけ安価に、元通り使えるように、試行錯誤しております。
溶接して欲しいなら、やりますが、亜鉛なんて一瞬でドロドロに溶けます。
たまに溶接しようと、電圧を最小限まで下げて、でもやっぱり溶けた!
というお客様もいらっしゃいます。
バックルの修理は材料を見極めて、材料にあった、適切な方法が必要なのです。
修理依頼、見積もり依頼は、メールかLINEで、
画像を添えてお願いいたします。
ここのところ、お電話での問い合わせが多いのですが、
お電話ですと状態がわからないので、必ず画像を添付でご連絡ください。
急いで確認したいお気持ちはわかりますが、
電話では詳細確認できないため受け付けできません。
伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
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