エルメスのベルト修理です。
エルメスのベルトの場合、解れているというよりは、糸がぶちぶち切れているのです。
エルメスの事なので、悪い糸ではないのでしょうけれども、一般的に革の縫製に使われるポリエステルではないようです。
経年で弱くなって、負荷の掛かる順に切れてきます。
解れた個所を修理しても、また他の箇所、直して次と、いたちごっこになってしまうので、
修理する前にはその説明をして、修理か交換用ベルト作成か検討していただく必要があります。
この場所が修理希望箇所になります。
このように糸が切れているのです。
普通のほつれは、一か所切れてそこから糸が長く出てしまっているのですが、エルメスの場合はこのように一針ずつ切れてます。
当該箇所を修理しました。
コバも全体を塗り直しました。
割とまだ使えそうな見栄えになりましたが、糸の劣化はどんどん進みます。
長くは使えないと思います。それは数か月なのか数年なのかわからないですが、次は交換用作成したほうが良いかと思います。
ついでにバックルもメッキ直しすればきれいになります。
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伊東金属製作所
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