エピのカット依頼です。
このバックルは裏のネジをはずすとバックルがバラバラに分解できますので、作業しやすいです。
組み立て方さえ覚えていればですが。
時々、このバックルのメッキを直してくれと言ったご連絡を受けますが、
このバックルは真鍮で作られたバックルと違って、亜鉛のダイキャストなのでメッキが剥がせないのです。
亜鉛はメッキの剥離作業中にバックルも一緒に溶けてしまうので非常に危険ですから、
弊社ではお引き受けできません。
分解してみると、金型の合わせ目があって、ダイキャスト製法で作られているのがよくわかります。
亜鉛は安価なベルトに使われることがほとんどですし、簡単にコストダウンできますから、
正直、初めてこのバックルを分解したときは、ルイヴィトンのバックルって亜鉛なんだとびっくりしました。
ルイヴィトンのリバーシブルベルトのカット依頼です。
まずは裏ブタのネジをはずします。
真鍮のネジの上にがっちり固着剤が入っているので、毎回ですがひやひやします。
ルイヴィトンはバックルは亜鉛なのに、ここで真鍮使う?といった作業者に厳しい作りなのです。
お客様が穴がこの位置に中心の穴が来るようにと印をつけてきました。
24センチですね。
かなり長いです。
24センチカットしました。
こうやって撮影しながら作業しているのは、記録を残すためのものでもあります。
ベルトカットは寸法間違えると大変なことになりますから、慎重の上にも慎重な確認が必要です。
何度も確認して、最後は意を決してカットします。
先端部分の形状を作ってバックルに取り付け、あとは裏ブタを閉めれば作業終了です
もう一本同じベルトの作業依頼です。
ほんとこの裏ブタのネジ、どうにかならないんですかね。
鉄だと汗で錆びるのを嫌うのであれば、ここは真鍮ではなくて、強度のあるステンレスのネジを使うべきです。
こちらのベルトは10センチカットの依頼でした。
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトの状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。
東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。
LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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東京都足立区足立2-34-2
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