
評価:★★★[3/5]
映像クオリティは素晴らしい!
家庭用プロジェクターのテスト用ソフトに持ってこい!?
◇
ココ曰く、究極の色は瞳が映える黒!
ということで、本作品に於ける映像面での
そのクオリティの良さには唸ってしまった。
といっても作品の構図も含めてはいるが
むしろその色の表現力のことである。
本作は黒色の階調表現がとてもいい作品だといえる。
その深々とした落ち着きのある佇まいが
作品自体を高尚な方向へと押し上げていたようだ。
これは、もしかしたら今後の家電製品に於ける
テスト映像として使用できそうな感じでしょうね。
◇
先に、シャーリー・ココの『ココ・シャネル』は鑑賞済み。
なので、そのときに描かれていなかった
戦争による15年間(1939~1954)のココの空白期間を
もしかしたら描いているのかな?という期待も
僅かながらあったのですが、
う~ん、残念ながら本作にもそれはなかった。
さて、このココ対決はいかに!?
本作は、どちらかというと
ココの恋愛部分だけに終始してしまった。
最初の将校であるエチエンヌ・バルサンとの出会い。
そしてその後に訪れる、生涯を通じ最愛するボーイとの出会い。
そういえば、エチエンヌと暮らし始めた経緯が
シャーリー・ココの作品とは微妙に違っていた。
私が想像するかぎり、こちらのオドレイ・ココの方が
現実的な印象を受けるのだ。
結論からいえば、オドレイ・ココの方は
よりリアリティを追い求めた結果
1本の映画として時間が足りなかったと思う。
その足りない部分が最も観たかったところだったのにである。
ま、原題も“アヴァン”が付いているだけに仕方ないか^^;
ワタシが見たかったデザイナーとして確立し
ココというブランドが世界に認められていく過程を
そう、まさにその部分を細かく描いていた
シャーリー・ココの方がはるかに楽しかったんですね。
ということで、
映像面でいえばフランス版で、内容でいえばハリウッド版。
フランス版とハリウッド版対決は
ハリウッド版の優勢勝ちとしておきましょう。
そして、もう1本作られているという
『シャネル&ストラヴィンスキー』(フランス)は
監督ヤン・クーネン、主演アナ・ムグラリス、こちらも
ここまで来たら観ておかなければいけないでしょうね^^;
おまけ)
・オドレイ・ココの方はサウンド・トラックも良かった。
また、ショパンの音楽の使いどころも見事というしかない。
・エチエンヌとボーイのコンビは
オドレイ・ココ作品の俳優の方が断然イケてる(笑)
とくにボーイのエレガントさは男から見てもうっとりする(爆)
・コルセットに即座にハサミを入れ、即席の改造は
このひとの天才的な部分だったのかも知れない。
・吸ってる煙草の本数はシャーリー・ココの勝利^^;
----------------------------------------------------------
監督:アンヌ・フォンテーヌ
脚本:アンヌ・フォンテーヌ/カミーユ・フォンテーヌ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:オドレイ・トトゥ/ブノワ・ポールヴールド/アレッサンドロ・ニヴォラ/
マリー・ジラン/エマニュエル・ドゥヴォス/
『ココ・アヴァン・シャネル』
映像クオリティは素晴らしい!
家庭用プロジェクターのテスト用ソフトに持ってこい!?
◇
ココ曰く、究極の色は瞳が映える黒!
ということで、本作品に於ける映像面での
そのクオリティの良さには唸ってしまった。
といっても作品の構図も含めてはいるが
むしろその色の表現力のことである。
本作は黒色の階調表現がとてもいい作品だといえる。
その深々とした落ち着きのある佇まいが
作品自体を高尚な方向へと押し上げていたようだ。
これは、もしかしたら今後の家電製品に於ける
テスト映像として使用できそうな感じでしょうね。
◇
先に、シャーリー・ココの『ココ・シャネル』は鑑賞済み。
なので、そのときに描かれていなかった
戦争による15年間(1939~1954)のココの空白期間を
もしかしたら描いているのかな?という期待も
僅かながらあったのですが、
う~ん、残念ながら本作にもそれはなかった。
さて、このココ対決はいかに!?
本作は、どちらかというと
ココの恋愛部分だけに終始してしまった。
最初の将校であるエチエンヌ・バルサンとの出会い。
そしてその後に訪れる、生涯を通じ最愛するボーイとの出会い。
そういえば、エチエンヌと暮らし始めた経緯が
シャーリー・ココの作品とは微妙に違っていた。
私が想像するかぎり、こちらのオドレイ・ココの方が
現実的な印象を受けるのだ。
結論からいえば、オドレイ・ココの方は
よりリアリティを追い求めた結果
1本の映画として時間が足りなかったと思う。
その足りない部分が最も観たかったところだったのにである。
ま、原題も“アヴァン”が付いているだけに仕方ないか^^;
ワタシが見たかったデザイナーとして確立し
ココというブランドが世界に認められていく過程を
そう、まさにその部分を細かく描いていた
シャーリー・ココの方がはるかに楽しかったんですね。
ということで、
映像面でいえばフランス版で、内容でいえばハリウッド版。
フランス版とハリウッド版対決は
ハリウッド版の優勢勝ちとしておきましょう。
そして、もう1本作られているという
『シャネル&ストラヴィンスキー』(フランス)は
監督ヤン・クーネン、主演アナ・ムグラリス、こちらも
ここまで来たら観ておかなければいけないでしょうね^^;
おまけ)
・オドレイ・ココの方はサウンド・トラックも良かった。
また、ショパンの音楽の使いどころも見事というしかない。
・エチエンヌとボーイのコンビは
オドレイ・ココ作品の俳優の方が断然イケてる(笑)
とくにボーイのエレガントさは男から見てもうっとりする(爆)
・コルセットに即座にハサミを入れ、即席の改造は
このひとの天才的な部分だったのかも知れない。
・吸ってる煙草の本数はシャーリー・ココの勝利^^;
----------------------------------------------------------
監督:アンヌ・フォンテーヌ
脚本:アンヌ・フォンテーヌ/カミーユ・フォンテーヌ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:オドレイ・トトゥ/ブノワ・ポールヴールド/アレッサンドロ・ニヴォラ/
マリー・ジラン/エマニュエル・ドゥヴォス/
『ココ・アヴァン・シャネル』
なんつって・・(=^_^=)
あ、誘拐予備罪でタイ~ホっすか?(=^_^=)
>「君をさらいに戻るよ」
いいですね~^^
そういうことを言いたくなる恋する季節になって来ましたね。
ワタシの場合「君を皿洗いに戻すよ」って店長に。
(いつから飲食店勤務なんだよ~・爆)
>あ、誘拐予備罪でタイ~ホっすか?(=^_^=)
大丈夫です!援護します。機銃掃射で。
日本人が耳にするともっとダイレクトに響いて来ますね(=^_^=)
西川ヘレンさんみたいな感じで、サラ荒井さんって方もおられる気もします(・ω・)
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
黒色の光沢が鮮やかな色調でしたね。
私も戦争によるココの15年間が描かれているかどうかに注目していたけど、
描かれていなかったのが残念でした・・・。
オドレイ・ココのほうが現実的で淡々とした演出だったので
落ち着いて観る事が出来たけど、とにかく眠たかった・・・。
シャーリー・ココは名言を強調していていてドラマチックな演出で
観ていて飽きなかったものの、ひいてしまうものがあったな・・・。
どちらも一長一短あるけど、
映画としての盛り上がりはシャーリー・ココのほうが面白かったです☆
さらいだけだと、24時間テレビを思い出します。
前後に付けたせば、ひとさらい、かっさらい、再来週、再来月、再来年、サラ命。
西川ヘレンさんの「クリックってなんですの?」に大笑いしましたが
考えてみれば、ワタシも初めはそんなでした^^;
チャンネ~に「逮捕しちゃうぞ♪」って言われたいですね~(爆)
孤児院で父と面会できると庭に出て行った時のシーンで綺麗だなと思いました。
本作の撮影監督の超スローズームの使いどころが上手いな~とも思ったし
良いカメラと、良いカメラマンが揃ったんでしょうね^^
後は脚本なんですけど・・・^^;
BCさんが5回も寝ただなんて吹き出しましたよん(笑)
可笑しいですね~こちらのコメント群(?)爆!!
ぶっちゃけ…
やっぱりオドレイが苦手です(苦笑)
これが全て(滝汗)
でもそれを引いても引き込まれる内容ではなかったのは、itukaと同じく、何事もなくシャネルブランドを築き上げていたような流れです。
ここは、脚色はあるにせよ、良い時も悪い時も経験しての成功だった「ココ・シャネル」の方が真実味がありました。
私のドジぶりを心配して頂きありがとうございました。
身体能力の衰えを痛感しています(爆)
コメント投稿、難儀させてすみませんです^^;
これに懲りずに、気楽な気持ちでいらしてくださいね。
いつも楽しいネタふりをしてくださっているTiM3さんのお蔭だと思っています。
オドレイは日本人好みから外れるお顔なんですかね~
ワタシも嫌いじゃないけど好きでもないしね(爆)
今後公開されるもう1本の方は、この2作の“その後”の男性遍歴を描いているのかな?
ということから想像すると、ココブランドの全盛期を期待せずにはいられません(笑)
いまからは体力は衰えていく一方です。
お互い労わり合ってやっていきましょう(って何をだ・爆)