
評価:★★★★【4点】
戦争の悲劇がまたひとつここにあった。
◇
アイルランドの古い精神病院、聖マラキ病院。
取り壊しが決まり、患者たちは新たな病院に転院することになるが、
ただ一人老女のローズだけはここを動こうとしなかった。
彼女は自分の赤ん坊を殺したとの罪で40年間も
この病院に収容されていた。
そんなローズの問診をすることになったグリーン医師は、
彼女が一冊の聖書に自らの人生を書きつづっていることを知り、
彼女の語る過去に耳を傾けていく――。
第二次世界大戦中、故郷の田舎町で暮らしていた若きローズは、
男たちの注目の的だった。
中でも神父のゴーントはしつこく付きまとっていた。
そんな中、イギリス空軍に志願したことで裏切り者と白眼視されていた
青年マイケルと恋に落ちるローズだったが…。
<allcinema>
◇
アイルランドの寂れた精神病院に40年間入院している一人の老女がいた。
彼女は自身の生んだ赤ん坊殺しの罪で、この精神病犯罪者として
強制的に入院させられていたのだ。
そんな病院の取り壊しに際し、新たな転院先を決定するため
医師との問診が行われようとしていた。
そこへ、外部から精神科医のグリーン医師が訪れ問診が始まる。
他人をことごとく拒絶する彼女が重い口を開き静かに語りだす。
そこには想像を絶する壮絶な人生があったのだった。
自分の赤ん坊を撲殺した罪で精神病院に入れられたわけだが
あれほど生まれてくる我が子を楽しみにしていた彼女がなぜ!?
その老女の若き頃を演じているのがルーニー・マーラであり
村一番の美貌を兼ね備えていたがため男たちの視線を浴びつづけ
女性らの反感を買い、“娼婦のような女“と侮蔑されてきた。
唯一の親族である叔母も世間体を気にするあまり、彼女に冷たくなる。
住みにくい村ながらも彼女はいつしか恋に落ちていくのだった。。。
これ、最終的に最後のオチが一応用意されていて、
それがもうほとんど奇跡というほかない代物なんですね(笑)
でもいいんですよ!これが映画なんだからさ。
【今週のツッコミ】
・過去映画『コンテイジョン』のなかでコウモリ→バナナ→ブタという
偶然のめぐりあわせからウィルスに感染するパターンがあったけど
こちらは、さらにそれの上を行く偶然パターンだ^^;
・こういった純愛映画のヒーローに今や敵なしのジャック・レイナー!
彼の誠実そうな雰囲気がキャラクターにピッタリでした。
(ちなみに『デトロイト』ではゲームのルールを知らない警官)^^;
・墜落したところを助けられた英国軍パイロットの言う謙虚な一言に一票!
かび臭い1本の葉巻をもらい「今の俺にとっては最高に美味い」(^O^)/
・誠実に見える方法って、ある意味しっかりした謙虚さが必要かと。
あと彼女の小屋の壊れたモノがあれば進んで直すことだな(笑)
彼女の気を惹こうと焦る輩ほどドツボにはまっていった他の男たち。
・生涯“娼婦のような女”という酷い言葉を浴びせられ続けたヒロイン。
・世間体を気にする唯一の親族の叔母がかなり怖いし
精神病院の婦長さんのイメージでこの病院ではロボトミー手術が
普通にあったかもしれない。
・追っ手から辛くも逃げた彼女はあの石でなにをしようとしたの?
遠目では赤ん坊を撲殺してるように見えるってことだが^^;
・老女の若き頃を演じたルーニー・マーラが可憐でいい感じ!
にしても、「サンダーバード1号」のスコット隊員に似てるわ~(←おい)
娼婦のような女とサンダーバードとどちらがローズにとって嫌だったか
時代を超えていちど訊いてみたいものだ(←アホか)
---------------------------------------------------------------
監督:ジム・シェリダン
脚本:ジム・シェリダン/ジョニー・ファーガソン
音楽:ブライアン・バーン
出演:ルーニー・マーラ/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/ジャック・レイナー
『ローズの秘密の頁(ぺージ)』sabireta
戦争の悲劇がまたひとつここにあった。
◇
アイルランドの古い精神病院、聖マラキ病院。
取り壊しが決まり、患者たちは新たな病院に転院することになるが、
ただ一人老女のローズだけはここを動こうとしなかった。
彼女は自分の赤ん坊を殺したとの罪で40年間も
この病院に収容されていた。
そんなローズの問診をすることになったグリーン医師は、
彼女が一冊の聖書に自らの人生を書きつづっていることを知り、
彼女の語る過去に耳を傾けていく――。
第二次世界大戦中、故郷の田舎町で暮らしていた若きローズは、
男たちの注目の的だった。
中でも神父のゴーントはしつこく付きまとっていた。
そんな中、イギリス空軍に志願したことで裏切り者と白眼視されていた
青年マイケルと恋に落ちるローズだったが…。
<allcinema>
◇
アイルランドの寂れた精神病院に40年間入院している一人の老女がいた。
彼女は自身の生んだ赤ん坊殺しの罪で、この精神病犯罪者として
強制的に入院させられていたのだ。
そんな病院の取り壊しに際し、新たな転院先を決定するため
医師との問診が行われようとしていた。
そこへ、外部から精神科医のグリーン医師が訪れ問診が始まる。
他人をことごとく拒絶する彼女が重い口を開き静かに語りだす。
そこには想像を絶する壮絶な人生があったのだった。
自分の赤ん坊を撲殺した罪で精神病院に入れられたわけだが
あれほど生まれてくる我が子を楽しみにしていた彼女がなぜ!?
その老女の若き頃を演じているのがルーニー・マーラであり
村一番の美貌を兼ね備えていたがため男たちの視線を浴びつづけ
女性らの反感を買い、“娼婦のような女“と侮蔑されてきた。
唯一の親族である叔母も世間体を気にするあまり、彼女に冷たくなる。
住みにくい村ながらも彼女はいつしか恋に落ちていくのだった。。。
これ、最終的に最後のオチが一応用意されていて、
それがもうほとんど奇跡というほかない代物なんですね(笑)
でもいいんですよ!これが映画なんだからさ。
【今週のツッコミ】
・過去映画『コンテイジョン』のなかでコウモリ→バナナ→ブタという
偶然のめぐりあわせからウィルスに感染するパターンがあったけど
こちらは、さらにそれの上を行く偶然パターンだ^^;
・こういった純愛映画のヒーローに今や敵なしのジャック・レイナー!
彼の誠実そうな雰囲気がキャラクターにピッタリでした。
(ちなみに『デトロイト』ではゲームのルールを知らない警官)^^;
・墜落したところを助けられた英国軍パイロットの言う謙虚な一言に一票!
かび臭い1本の葉巻をもらい「今の俺にとっては最高に美味い」(^O^)/
・誠実に見える方法って、ある意味しっかりした謙虚さが必要かと。
あと彼女の小屋の壊れたモノがあれば進んで直すことだな(笑)
彼女の気を惹こうと焦る輩ほどドツボにはまっていった他の男たち。
・生涯“娼婦のような女”という酷い言葉を浴びせられ続けたヒロイン。
・世間体を気にする唯一の親族の叔母がかなり怖いし
精神病院の婦長さんのイメージでこの病院ではロボトミー手術が
普通にあったかもしれない。
・追っ手から辛くも逃げた彼女はあの石でなにをしようとしたの?
遠目では赤ん坊を撲殺してるように見えるってことだが^^;
・老女の若き頃を演じたルーニー・マーラが可憐でいい感じ!
にしても、「サンダーバード1号」のスコット隊員に似てるわ~(←おい)
娼婦のような女とサンダーバードとどちらがローズにとって嫌だったか
時代を超えていちど訊いてみたいものだ(←アホか)
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監督:ジム・シェリダン
脚本:ジム・シェリダン/ジョニー・ファーガソン
音楽:ブライアン・バーン
出演:ルーニー・マーラ/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/ジャック・レイナー
『ローズの秘密の頁(ぺージ)』sabireta
ドラマのラストは少々出来すぎかとも思いましたが
ちょっと感動してしまいました。
戦争に行って命を落とす男性も気の毒ですが
戦争のせいで愛する男性を失う女性も悲惨です。
本日まとめコメントお許し下さい。
margotさんのブログがランキングから大きく後退してたので
もしや忙しいのかな~、それともパソコンの不調?
なんてこと思ってましたが、今こうしてコメントいただけたので
これで安心しました~^^
この映画も戦争による一人の女性の悲劇を描いてますが
40年の月日がどれくらいなのか想像するだけで目がテンになります(笑)
あ、まとめコメントも大歓迎でございます^^
彼との抱擁。ほんと綺麗でした。
それがなければ、けっこう、暗いだけの映画(;´・ω・)
>彼の誠実そうな雰囲気がキャラクターにピッタリ
です、です。
彼の存在が唯一のローズの安らぎであり、よりどころ。
殺されてしまったので、ほんとうは違う人間だったかもしれませんが、少なくともローズの心の中には、優しくって、誠実な彼が生きていたわけですから。。。(って、わたし、ひねくれてますか)
ルーニー・マーラの透き通るような美しさと、
誠実を絵に描いたようなジャック・レイナーが本当にお似合いでしたね。
ワタシ、ジャックの映画は結構好きなんですよね。
全然ひねくれてはいませんよ~(笑)
むしろ、そう感じるのが大多数だと思います。
この映画は観る側を詩人にする作品ではないでしょうか^^