久しぶりに、
佐藤真由美さんの『恋する短歌』を開いてみました
彼女は、すがすがしい風貌をしているけれど、
右手の中に水鉄砲を隠しています。
水鉄砲の中には、私をドキリとさせる液体が入っていて。
それは・・・
涙だったり、泪だったり、なみだだったり、ナミダ・・・だったり。
涙というのは、悲しい時ばかりに流すものではないなぁ。と。思ったり。
彼女の生まれたての言葉を見つけ、
その生まれた言葉をこっそり盗んできて、
(別に盗まなくても彼女はきっとくれるのだけど、
盗んでもほしい、というくらいのものだから。)
大事にみながら、心にしみて、
ジンと、涙がわくこともあるし、
そうだそうだ、と、腹をかかえて笑うこともある。
笑いながら泣いて、
そして「ナニカ」が、
ポツリと私のからだの中に。
彼女は、どこまでも、いつまでも、女の子であり、
少々女のひとであり、
凛々しく言葉を咲かせ続ける、
花咲か女でもあるなぁ・・・
そう思いました

