『日本橋／坂東玉三郎特別公演』

先日、坂東玉三郎さんの＜日本橋＞を観てきました



泉鏡花　作

泉鏡花は、明治６年生まれの小説家。

＜日本橋＞は、１９２９年溝口健二監督作品で、
１９５６年淡島千景さん、山本富士子さん、若尾文子さんの出演で、
映画化されています。

他に、玉三郎さんの監督作品で＜天守物語＞
出演は玉三郎さん、宍戸開さん、宮沢りえさん、

１９７９年には篠田正浩監督の作品で、
玉三郎さん、加藤剛さんの出演による＜夜叉ケ池＞も映画化されています。

　

齋藤雅文／演出
坂東玉三郎／演出

齋藤さんは、多くの作品の脚本・演出をしていらっしゃいます。

　　

出演者／稲葉家お孝・坂東玉三郎

医学士葛木晋三（松田悟志）
瀧の家清葉（高橋惠子）
笠原巡査（藤堂新二）
抱妓のお千世（斎藤菜月）
五十嵐伝吾（永島敏行）
植木屋甚平（江原真二郎）

玉三郎さんが、舞台に登場すると、
その存在感で、舞台の温度や色が変わってみえる。

その＜声＞が響き渡ると、
お客さんが一斉に、その一点に引きこまれていくのが、わかる。

すごい演者さんだなぁ・・・と、あらためて、思いました