守る、、、いくつかの漢字がありますよね。(^。^)
「守る」が「危険などが及ばないように防ぐ」「決めごとにしたがう」ことを指すのに対し、「護る」は「傷つけないようにかばう」ことを、「衛る」は「中のものを外側からまもる」ことを指します。
このうち、「衛る」の「衛」という字は、「道を行く」「めぐり歩く」の象形から成り、「(周囲をめぐり歩いて)まもる」の意味があります。
ニュアンスとしては、「外側を取り巻いて中をまもる」感覚で、具体的には「要人を衛る」「王を衛る」のように使われます。(^-^)
古来、我が国では、律令国家となった頃から、この「衛る」という体制が重視されて来ました。(^_^)
天武天皇は、13年(684年)閏4月の詔で『政ノ要ハ軍事ナリ』と述べた、とされており、これには、白村江の戦い(663年)にて唐・新羅軍に敗れるなど、古代の国際的経験が集約されているとみられます。(^-^)
また、701年に制定された「大宝律令」では、兵役の税があり、成人男子の3–4人に1人がこの任務に充てられ、主に軍団・衛士・防人の3つの兵役に就きました。(^。^)
これらは、兵役の場所と期間が異なり、各国を警備する軍団は10日間、都を警備する衛士は1年間、大宰府で九州の警備をする防人は3年間の警備が課せられていました。(^-^)
なかでも、「衛士」(えじ)は、律令下の意味合いから転じて、幕末、宮中を護衛した御陵衛士など義勇集団の名称となり、また、伊勢神宮および熱田神宮などで警護の任に当たる者 を「神宮衛士」と呼びます。(^-^)
楽しい話題としては、日本吟醸酒協会が運営する吟醸酒大学校で「吟の衛士講座」を修了した者に授与される称号を「吟の衛士」というそうです。( ^_^)/~~~
「燕飛ぶ故郷へ届け衛士の歌」 祖谷馬関
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松任谷由実「守ってあげたい」