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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

マグリットの「光の帝国」

「アナザースカイ」というテレビ番組で、若手の演技派女優「岸井ゆきの」さんを識りました。(^。^)

番組は、昔、岸井さんがまだ無名の頃に訪ねたベルギーを再訪する、という趣向。(^-^)

「岸井ゆきの」さん、、、今時の美形女優とは一線を画す、ちょっと変わった?、いや、失礼、、、少し個性的な雰囲気の女優さんです。(^_^)

お名前からして、「岸ユキ」さんと関係あるのか?と思う時点で、もはや昭和の語り部ですね!(◎_◎;)

この「岸井ゆきの」さんが、ベルギーにちなんで熱く語っていたのが、「マグリットの絵画」、、、番組では、その名作「光の帝国」が紹介されていました。( ^_^)/~~~

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

以下、ネットから引用。

「ルネ・マグリット」は、1898年ベルギーに生まれ、ブリュッセル美術学校に学んだ。
当時は立体派、未来派、構成主義などが錯綜する時代で、彼は前衛的な立場をとって自己の進むべき道を模索したが、やがてシュール・レアリスムに接近した。
しかし、空疎な信条にもとづくきらびやかな逆説づくりの仲間には距離をおいた仕事を続けてきた。
意識の底にひそむ衝動と不条理な論理は、明確なイメージとして表現される。
非現実的な出会いは、怪物も悪夢も幻覚も必要とせずに、日常的な現実の風物によってあらわされるのである。
1948年ベニス・ビエンナーレに特陳されて以来、彼の真価は次第に世界に認められ、1967年に没した後も各地で遺作展が開催されている。

代表的な作品《光の帝国》は、1953年から1954年にかけてルネ・マグリットによって制作された油彩作品。(写真)

《光の帝国》はシリーズもので複数存在しているが、本作はベルギー王立美術館に所蔵されている作品である。
タイトルは詩人のポール・ノーグの詩からとられている。
 基本的な構造は、下半分が夜の通りや湖で、上半分が昼の青空という矛盾した要素が同居したものとなっている。

このマグリットの《光の帝国》は、学校の教科書やシュルレアリスムの解説でも頻繁に引用されることからもわかるように、忠実にシュルレアリスム理論を表現した作品である。

すなわち、《光の帝国》は、デペイズマンと呼ばれるシュルレアリスム理論の代表的な作品であり、あるモチーフを本来あるべき環境や文脈から切り離して別の場所へ移し置くことで、画面に違和感を生じさせるシュルレアリスムの表現手法である。

お互いに異なる要素、1つの空間に同居しているものの常識的に考えるとおかしな要素の並存・並列状態にあるイメージを指す。
《光の帝国》の場合だと、昼と夜が同居しているのは常識的におかしくなっている。
 
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

マグリットのシュルレアリスム、、、昼と夜の同居に違和感を覚える感覚は、果たして、現代を生きる我々にも豊かに受け継がれているでしょうか?(°▽°)

そういえば、小噺に出てくる「夏の火鉢」、、、誰も寄り付かないモノの喩えで、器量の良くない娘に当てつけたりするのですが、よく考えると、これも違和感という意味では、シュルレアリスムの一つなんでしょうかねぇ?!(◎_◎;)

「寄り付かぬ夏の火鉢や女郎花」 祖谷馬関

(注)女郎花は初秋の季語。秋の七草のひとつ。日あたりの良い山野に自生する。丈は一メートルほどになり茎の上部に粒状の黄色い小花をたくさんつける。庭や畑に植え切り花としてもちいる。
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