母の誕生日と栗の花

今日は亡き母の89回目の誕生日です。(^｡^)

七回忌を過ぎましたから、亡くなってから随分時間が経ちましたが、今でも時折、脳裏に母の姿が浮かびます。(^-^)

若い頃から、ギャンブル狂の旦那（馬関父）のせいで極貧の日々でしたが、基本的に明るい性格の母でしたね。(^_^)

馬関が小中学校の頃の暮らしぶりは、このブログでも何度か紹介しましたが、貧しくも愉快な毎日でした。(^｡^)

特に毎度の食事時、お母ちゃんの漫談？が楽しみでしたね。(°▽°)

まず、電気炊飯器があるのに、わざわざガスコンロに鍋をかけて米を炊いていた、、、今だに謎とされる行動でした。！(◎_◎;)

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母の漫談の一部をご紹介。(^｡^)

◎今日な、お母ちゃん、市場の乾物屋でな、店のおっちゃんに「この乾物は何かな？」って尋ねたんやけど、おっちゃんが「これは、いりこですわ」って教えてくれたのに、お母ちゃんな、大きな声で「あー、いりこケェ！」って答えてしもて、、、恥ずかしかったわー！(^-^)

→（子供たち）今の話、何がおかしいの？？

◎お母ちゃんのお父さんな、あんたらのおじいさん、、、本名は「浅井浅吉」って言うんやけど、おじいさんが生まれた頃は、昭和の初めの話で、役場へ名前を届けるのにな、近所に住む役場勤めの人に代行を頼んだんやわ。
「この子の名前は”浅井桝次郎”でお願いします」って伝えたのに、なぜか間違って登録されたんやわ。
おじいさんが小学校に上がった時にな、「自分の名前が見当たりません」と申し出て、その時点でやっと自分の戸籍が「浅井浅吉」やったと気づいたんやて、、、怖いなぁ！

→（子供たち）信じられへん話！、って、怖いって何？？

◎ほんでな、お母ちゃんが女学校に上がった時に、今もお付き合いのある親友が出来たんやけど、その子と仲良くなったきっかけがな、その子のお父さんが「春木春吉」やったからやねん、、、おもしろいやろ！、あはははは。

→（子供たち）春木春吉ぃ！、これ、ほんとの話か？？

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そう言えば、こんな強権発動もありましたね。(T . T)

（子供たち）「今日は神社の夏祭りやねん、友達と縁日へ行きたいからお小遣いちょうだい！」

（母）「あかん！、今日は、使わんデーやから！」

（子供たち）「使わんデーって何なん？、誰が決めたんや！」

（母）「お母ちゃんに決まってるやろが！」

（子供たち）　泣。

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「主人なき生まれ日来たる栗の花」　祖谷馬関

（注）栗の花は夏の季語。ブナ科の落葉高木。雌、雄同株で長い雄花の花穂の下に短い雌花 がつく。雌花は受粉すると栗のイガになる。梅雨どきに木を覆う ように淡黄白色の花穂が垂れ下がり独特の青臭い匂いを放つ。