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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「月清し遊行の持てる砂の上」 芭蕉

ハローウィンを前に、韓国・ソウルで人混みによる群衆なだれが発生し、150名余りが圧死。
ついに恐れていた事故が起こりました。尊い命を落とされた方々のご冥福をお祈り申し上げます。m(__)m

国内では、東京の渋谷や大阪の道頓堀あたりがハローウィンパーティーのターゲットとなり、注意喚起されていますが、ソウルの事故現場はほんの小さな短い路地のような場所。地方都市でも充分起こり得る事故です。(°▽°)

ニュースによると、1㎡あたり10人もの密集状態であったとのこと。
このような状況では、息苦しいどころか内臓が圧迫され命に関わる事態に陥るとか。
人間は、大人の男性でも、周囲の5、6人から圧迫されると死に至るそうです。!(◎_◎;)

群衆心理の恐ろしさですが、このような場所には近づかないことが一番の防御策。
韓国の事故を以後の貴重な教訓にしないと、亡くなられた多数の方々が浮かばれない、、、ぜひ大切にしたいですね。( ^_^)/~~~

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

さて、「奥の細道」より、今日の一句。

「月清し遊行の持てる砂の上」 芭蕉

うーん、解釈の難しい句ですね。!(◎_◎;)
遊行が吟遊する芭蕉自身のことを指すと考えると、浜辺で清かな月を観ている場面が浮かびますが、、、( ; _ ; )/~~~

ネットで句意を調べてみましょう。(^-^)

(解説)
敦賀の気比明神を参詣した際に詠んだ句。
その昔、二世遊行上人が神宮の付近の葦を刈り、土砂を運んでぬかるみを埋め、参道を改修した。その古例を伝える行事が今でも行われており、歴代の遊行上人が白砂を神前に運んだという。
芭蕉は、神前の白砂に月光がさして、一面に霜を敷いたように見えたと記している。季語は「月」で、季は秋。

(句意)
月が清らかな光を放っていることだ。歴代の遊行上人が持ち運んだと聞く神前の白砂の上には。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

知らなカッターナイフ!🗡

遊行上人というか方がいらしたのですね!(^_^)

場所は気比松原で有名な気比神宮。

気比松原と言えば、確か幕末の水戸藩と縁があったはず、と調べてみましたら、こんな事情でした。m(__)m

〜尊王攘夷のスローガンの下、水戸藩の急進派「天狗党」が京都を目指して進軍。幕府軍や諸藩連合軍と交戦を重ねた末、その「天狗党」が京都に頼みとする前藩主徳川斉昭の七男、一橋慶喜がいたが、その慶喜が追討軍の大将に任じられ最終的に、冬の北陸路で降伏、350人余りが処刑された。〜

気比松原には、この水戸藩・天狗党数百人が収容された檻(鰊小屋を転用)が今も残っています。( ; _ ; )/~~~

では、馬関より、返句献上申し上げます。

 「虫の音のそっと消えたりハローウィン」 祖谷馬関

(注)ハローウィンで街が賑やかになる頃、気がつけば、毎晩のように聞こえていた秋の虫の演奏会が途絶えていました。晩秋から初冬へ、暦は進んでいきます。

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