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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

東福寺の至宝と塔頭の魅力

京都の臨済宗古刹「東福寺」が注目を集めています。(^。^)

特に、兆殿司と呼ばれ、仏画にも秀でた僧「吉山明兆」の描いた50幅にも及ぶ「五百羅漢図」が全ての修復を終え、一斉に展示されたことが話題です。(^-^)

それ以外でも、東福寺は、秋深まるこの時期、紅葉の名所として余りにも有名です。(^_^)

何でも、かつて天皇や将軍からの褒美として「寺内に美しい桜の樹を植えてやろう」と言われた際、時の住職は「桜では花見の遊興が僧侶の修行の妨げになる。代わりに秋に色づく楓を植えてほしい。」と応じた、とのことです。m(__)m

通天橋から眼下の洗玉澗を見渡すと、燃え上がるような紅葉の景色が広がります。(^。^)

「そうだ、京都に行こう」と、どこかの鉄道会社のCMに誘われてしまいそうな、そんな気分になる晩秋です。( ^_^)/~~~

「花を除け紅葉の谷や聖一忌」 祖谷馬関

(注)東福寺開山忌は冬の季語。聖一忌ともいう。十一月十六日、京都市東山区東福寺の開山聖一国師の忌日。駿河の人。東大寺で受戒。入宗し帰国。弘安三年七十九歳で入寂。当日、国師の木像を安置し法要を行う。洗玉澗にかかる通天橋は紅葉の見頃で参詣人は多い。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

「京都検定対策シリーズ」

◼️東福寺の塔頭いろいろ

★「芬陀院」
一條内経が定山祖禅を開山にむかえ創建。雪舟作と伝わる庭は鶴亀が配された優美な苔庭。茶室「図南亭」は一條昭良(恵観)好み。恵観は茶関白といわれた。

★「天得院」
無夢一清によって創建。1614年、「文英清韓」は方広寺の鐘に撰文、「国家安康、君臣豊楽」の文字が家康の怒りを買い取り壊された。桔梗で有名。

★「一華院」
苔の絨毯の上に1本だけ枝が伸びた松のある「依稀松の庭」(いきまつのにわ)。重森千靑氏が作庭した「彷彿石の庭」も楽しめる。

★「即宗院」
明治維新の10年前、討幕の合策の為西郷隆盛公と月照上人 (京都 清水成就院住職である勤皇僧 )が当院境内奥地の茶亭「採薪亭」に隠れ、幕軍の捕縛を逃れつつ江戸幕府転覆の策を謀り、ここより密令を発して諸藩と連携のもとに維新の大業を完遂した。

★「退耕庵」
小野小町ゆかりの恋文を胎内に納めて作った玉章(たまずさ)地蔵と小町百歳像がある。茶室作夢軒は、忍び天井などがあり、関ヶ原合戦の謀議をしたという。

★「光明院」
「虹の苔寺」として知られている寺。昭和14年(1939)に完成した「波心庭」は、昭和の庭造りの名人・重森三玲の作。池泉式の枯山水庭園で、州浜型の白砂の枯池に三尊石組が配置され、背後にはサツキやツツジの大刈り込みがある。

★「同聚院」
藤原道長の建てた法性寺五大堂跡に建立された。この寺に伝わるじゅうまん不動明王坐像は五大堂に安置されていた五大明王の中尊で木造坐像としては日本一の高さ(2m65cm)で国指定重要文化財に指定されている。作者は定朝の父、康尚といい、貴族趣味の優美な作風。「十」の下に「万」を書いて一字で「じゅうまん」と読み、「十万の眷属を率いて衆生を守護し悪事災難を除く」の意味。また境内にはアメリカの大富豪モルガンと結婚した祇園の芸妓、モルガンお雪の墓がある。

★「正覚庵」
「筆の寺」としても名高く、毎年「筆供養(11月23日)」の日にしか一般公開されない。2023年は紅葉の季節に特別公開。明治・大正期の実業家として知られる白洲文平<白洲次郎の父>の邸宅「白洲屋敷」の半分を寄進したという本堂やお茶室も特別に公開。

★「勝林寺」
東福寺の鬼門に位置することから毘沙門天を安置し、仏法と北方をお守りしている。寅年のみ現る「奥秘仏」も御開帳。
本堂は五摂家の筆頭・近衛家の大玄関が移築されている。

★「霊雲院」
江戸時代末には、西郷隆盛と清水寺成就院の住職であった月照が幕府転覆を密議した場所と伝わる。「九山八海の庭」と「臥雲の庭」は重森三玲によって作庭された昭和のお庭。「九山八海の庭」に据えられた「遺愛石」は、熊本藩主であった細川忠利・光尚親子から贈られたもので名石の誉れ高い。

★「龍吟庵」
東福寺第三世住持・大明国師(無関普門)の住居として建てられた。通常非公開だが、春秋に特別公開される。国宝の方丈は、日本最古の方丈建築であり書院造と寝殿造が融合した優美な建物。方丈の周りには、昭和の作庭家・重森三玲による「無の庭」「不離の庭」「龍の庭」という個性的な枯山水があり、竹垣は珍しい稲妻模様をしている。

★「明暗寺」
普化宗総本山。江戸時代に幕府の隠密活動をしてた為、明治時代に一旦解散させられました。虚無僧のお寺。
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