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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「杜若語るも旅のひとつ哉」 芭蕉

大阪は、昨日までの蒸し暑さと打って変わって、どこか秋の気配を感じる爽やかな晴れ間となりました。(^。^)

天気予報では、今年は十月まで残暑が続くと言われていますが、今日みたいに一度秋の到来を肌で感じてしまうと、もう夏の暑さは御免被りたい、そんな気持ちになってしまいますね。(^-^)

暦の上では、とうに立秋を過ぎ、先週の23日から、暑さが峠を超えて朝晩に初秋を感じる頃という意味の「処暑」と入っています。(^_^)

当たらずも遠からじ、、、ほんに先人たちが用いた「二十四節気」とは、良く出来たものですね。
一年365日を24の期間に区分していますから、ひと期間は約15日間、、、凡そ二週間で季節は移り変わっていく訳です。!(◎_◎;)

「二十四節気」は、暮らしや農業、祭などの文化的行事に役立てられていますが、四季の変化に富む我が国ならではの考え方ですね。( ^_^)/~~~

さて、「笈の小文」より、今日の一句。

「杜若語るも旅のひとつ哉」 芭蕉

杜若は「かきつばた」と読みます。(^。^)

あやめと菖蒲、杜若(かきつばた)、、、どれもよく似ていますが、違う種類。
あやめと菖蒲、杜若の見分け方のポイントは、花びらの付け根を見れば一目瞭然で、
あやめは網目状菖蒲は黄色の筋、杜若は白い筋が入っているそうです。(写真は白い筋の杜若)
杜若は、琳派で有名な尾形光琳の『燕子花図屏風』でも知られる花、、、漢字は杜若ではなく「燕子花」と書くんですね。( ^_^)/~~~

(句意)
庭前の杜若が美しい。それにつけても江戸からはるばる旅を続ける自分は、ふと東下りの業平を連想しているのだが、そんな話題を交えながら旅先でめぐりあった昔友達と懐旧談にふけることができるのも、旅なればこその楽しみの一つである。

(解説)
在原業平が三河の国八橋で、杜若に寄せて「から衣着つつ馴れにしつま(妻)
しあればはるばる来ぬるたびをしぞ思ふ」と旅の心を詠んだ故事(伊勢物語)
を心に置いている。この和歌は、五七五七七の各句の頭文字を取ると「かきつばた」となる技巧でも有名。

かきつバターケーキ!🍰

本歌取りではないですが、芭蕉翁は、西行法師をはじめ古来の名句に造詣が深いですね。( ; _ ; )/~~~

では、馬関より、返句献上申し上げます。

 「彼の人を想ひて秋の花に問ふ」 祖谷馬関

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