そうです、鹿島詣の句集は、全七句だけなんです。( ; _ ; )/~~~
「芋の葉や月待つ里の焼畑」 芭蕉
ラストの句も、やはり「月」がテーマですね、、、鹿島の名月を観に行った紀行ですから、当たり前と言えば至極当たり前。(^。^)
さて、句意ですが、芋の葉とあるのは、月見とのセット論か否か。(^-^)
最後の「焼畑」も聞き慣れない言葉ですし、何だかこの句のキーワードっぽい感じもします。(^_^)
調べてみましょう。m(__)m
(句意)
里近い焼畑には芋の葉がよく育って、豊かな収穫が目に見えるようだ。
名月にこの芋を売り出そうとする里人らも、さぞ収穫が楽しみだろう。
名月にこの芋を売り出そうとする里人らも、さぞ収穫が楽しみだろう。
どうやら、焼畑は、いわゆる「焼畑農業」を指しているようです、、、江戸元禄期にも行われていたんですね。(^。^)
「焼畑農業」とは、作物を栽培した後に農地を焼き払って地力を回復させる農法です。熱帯から温帯にかけて、伝統的に古くから行われています。森林あるいは原野に火をいれて草や木を焼き払って、そこに焼け残った草木や灰を肥料として作物を栽培したあと、再び地力が低下すると移動します。
ガッテン、ショウチワワ!🐕🦺
小品集だった「鹿島詣」、、、月見の旅も結びと相成りました。(^-^)
馬関から返句をひとつ。
明日からは、名作「笈の小文」に移ります。(^_^)
「月涼し我が前世を想ひやる」 祖谷馬関