冒頭、タイトルに合った雰囲気ある家の門から屋根へのパーン。
グッと惹かれる。
子供らを送り出し、自分も出かける支度してらときに妹から電話
時間に余裕の無い時に来た電話への演技は見事。表情、しぐさでよく伝えている。篠原涼子はいい女優だ
起・ 涙誘う誘ういい冒頭
承・
転・神経工学がではじめ急にSF。「ん?」なんか違和感、暗雲
電気反応で足が動き周囲に笑顔がこぼれるがなんかそれ違くない?
神経工学担当の星野(坂口健太郎)が訪問介護を週に二度にするといいだす所、星野を迎える篠原の笑顔は星野への好意に見えさらに暗雲(仮にくそ展開だったとしてもこの笑顔の演技はさすが篠原、対して星野、篠原への好意への表現は甘い)
星野、彼女間の冷えから篠原、星野の愛情くそ展開濃厚か?
子供の脳死を題材とした人の心の話かと期待したがまさかくだらん恋愛話にならないだろうな…
と思っていたらなにやら風向きがサイコな方に。
脳死の娘を愛し、機械で身体を動かし喜び、脳死の娘を連れ歩く奇行。
なるほどこうきたか。これはこれで面白い。
こういうのも篠原涼子は見事に表現する。
みずほに包丁向けサイコの頂点。
ここで刺しても悪くないなと思って見てると、予想外の子供の告白
そうきたかと!これには感動。
子役の子らもいい演技。
そろそろ終盤、まさか脳死から奇跡の回復とかないだろうなと思い見てると、まさかのみずほの起き上がり。
あーあと思ってると何やら様子が…
二度目のそうきたか
うまくできた話だが感動させられたシーン
ラストも都合良さはあるが、みずほの願いを叶えたちいさな感動でしめくくる
話の展開も面白く、先を読ませぬ構成、東野圭吾いいんだな。
ヒューマンドラマ、サイコスリラー、サスペンス、人のすべての感情の極限を演じた篠原涼子。これは難しいだろうがさすが
話も良く、演者がそれぞれの良かった。
お話なのでうまく作られてる所あるがあるが面白くいい作品
★3.8
人気作家・東野圭吾の同名ベストセラーを映画化し、篠原涼子と西島秀俊が夫婦役で映画初共演を果たしたヒューマンミステリー。「明日の記憶」の堤幸彦監督がメガホンをとり、愛する娘の悲劇に直面し、究極の選択を迫られた両親の苦悩を描き出す。2人の子どもを持つ播磨薫子と夫・和昌は現在別居中で、娘の小学校受験が終わったら離婚することになっていた。そんなある日、娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明の状態に陥ってしまう。回復の見込みがないと診断され、深く眠り続ける娘を前に、薫子と和昌はある決断を下すが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく。
2018年製作/120分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2018年11月16日