9月の後半の3連休中日の今日は雨のち晴れ。枕元の携帯電話のアラームが鳴動して目が覚めたのは、アラームをセットした9時だったが、窓の外から雨が降っている音が聞こえて、30分ほど布団の中でぬくぬくとしていた。しかし、あまり布団の中にとどまっていると昼夜が逆転して、夜、寝れなくなる。仕方なく起きて、カーテンを開けた。
外は上空に厚い雲が広がっていて、弱い雨がシトシトと降っていた。風は無く、外は少し蒸すような陽気である。昨日発生した台風15号は日本の太平洋側に接近しながら東よりに進んでいたが、今日の9時頃、温帯低気圧に変わったとのこと。夕方には雨が止むとのことである。
日中は雨ときどき止む。外に出てみると、弱い霧雨のような雨が降っていたものの、傘を差すほどでも無いような雨である。遠くの方で雷が鳴っているのが聞こえてきた。しっとりと濡れた路面には大きな水たまりが所々に出来ている。昼間の最高気温は24℃で、朝からあまり気温が上がらず、弱い北よりの風が吹いていて、蒸し暑い陽気となった。
先日、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-30」の動作検証をしてから、修理等の相談をするためにPENTAXクラブハウスに行く機会を窺っていたのだが、なかなか四谷まで実機を持って行く日取りが確保できない。せめて家電量販店に行って、店員に相談してみようと出かけることにした。
電車に乗って立川に出ると、立川駅周辺のカメラ店を廻って、店員に意見を聞いてみる。
結局のところ、修理に出してみなければわからないというのが結論だった。店に修理に出しても、結局修理できなければ、メーカーの修理窓口に送付される。そこで修理対応不可となれば、返送されるだけである。送料や見積代だけ取られて、修理できないままとなる。
修理できたとしても、また絞り制御ブロックの動作不良が再発する可能性がある。
そうなると、選択肢は2つ。①PENTAXの新しいカメラを購入するか、②PENTAXのカメラとレンズを全て下取りに出す、のいずれかを選ばなければならない。
①の場合は購入するカメラの機種は必然的にデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 MarkⅢ」一択となる。これまで使用しているデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-30」と「PENTAX K-3 MarkⅢ」の撮影素子はAPS-Cであるのに対し、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-1 MarkⅡ」の撮影素子はフルサイズなので、同じKマウントのレンズが使えるといっても、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-1 MarkⅡ」では制約が生じる。
ちなみに、リコーイメージングストアでは現行機種としてデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-30」の後継機種である「PENTAX K-70」が販売されているが、インターネットで見ている限り、この機種も絞り制御ブロックの動作不良が発生する可能性があるとのこと。「PENTAX K-30」のバッテリーをそのまま使えるのは魅力的だが、今回絞り制御ブロックの動作不良が原因で悩んでいる訳だから、この機種を買うメリットは無い。
②の場合はカメラは下取りで引き取ってもらえるかどうか。ちなみにレンズの下取り価格を見てみたが、ほとんど二束三文にしかならない。収納スペースは空くが、喪失感が大きいかもしれない。
カメラ店を廻った後、買い物をするために電車に乗って豊田駅に出た。改札を抜けて、駅北口にあるイオンモール多摩平の森に向かう。買い物をする前に休憩を兼ねて、お茶をすることにした。
カフェ「スターバックスコーヒー イオンモール多摩平の森店」に入店する。
店内のテーブル席を確保すると、ショーケースの前に向かった。ケースの中にはいくつかのケーキが並んでいて、先日発売になった新商品のケーキも並んでいる。その中で注文することにしたのは「紅玉のカスタードアップルパイ」である。ドリンクは今月21日に発売になった「焼き芋ブリュレフラペチーノ」のトールサイズとした。
店員に「紅玉のカスタードアップルパイ」は冷たいままでも美味しいですが、温めるともっと美味しいですよ」と声を掛けられて、温めてもらうことにした。スタバカードで会計を済ませると、奥のカウンターでフラペチーノとケーキの載ったトレーを受け取る。更に冷水とスプーンをもらうと、トレーを持って確保したテーブル席に運んだ。
席に着くと、さっそく紙おしぼりで手を拭き「焼き芋ブリュレフラペチーノ」を飲むことにした。
「焼き芋ブリュレフラペチーノ」は焼き芋にかけたシュガーを焦がした「焼き芋ブリュレ」をイメージしたフラペチーノである。カップに焼き芋ブリュレソースを入れた上に焼き芋チャンクとミルクをブレンドし、ブリュレチップを入れたベースの上にホイップクリームをたっぷりと浮かべ、焼き芋ブリュレソースとブリュレチップをたっぷりとトッピングしたフラペチーノである。
フラペチーノにストローを挿して、勢いよく吸い込んだ。香ばしい焼き芋ブリュレソースの後から、焼き芋の香ばしい風味をミルキーな甘さが口の中に広がった。焼き芋チャンクのほんのりとしたカラメル風味が焼き芋に砂糖をまぶしてバーナーで炙ったような香ばしさを表現している。冷たいベースのクリーミーな風味の中に、ブリュレチップのパリパリとした食感がアクセントになっている。
紙ストローから口を離して、スプーンで表面のホイップクリームを口に運ぶ。舌触り滑らかなホイップクリームのミルキーな優しい甘さに焼き芋ブリュレソースの香ばしさがアクセントになっている。ブリュレチップのカリッとした食感が美味しい。
「焼き芋ブリュレフラペチーノ」を半分くらいまで飲んでしまったところで、ケーキを食べることにする。
「紅玉のカスタードアップルパイ」は青森県産の紅玉を100%使ったアップルパイで、甘酸っぱいりんごとカスタードを合わせている。カスタードと香辛料(シナモン・ナツメグ・オールスパイス)をほのかに効かせたアップルレザーブにバターとキャラメルの風味高いフィリングをかけ、パイ生地で包んだケーキである。
ケーキにフォークを入れて口に運ぶ。一口食べると、温めた「アップルパイ」の甘いリンゴの香りと香ばしいパイの香りが鼻腔に広がった。ゴロッとしたリンゴのカットはジューシーで、フルーティーな甘みが美味しい。とろりと柔らかくなったカスタードはまろやかな甘みで風味豊かなリンゴを受け止めている。すべてを包み込んだパイ生地はサクサクとして美味しい。秋の深まりを感じさせてくれるアップルパイである。
ケーキを食べてしまうと、再び「焼き芋ブリュレフラペチーノ」を少し飲んだ。ちょっと落ち着いたところで、デイパックの中から読み物を取り出して、「焼き芋ブリュレフラペチーノ」を楽しみながら記事を読むことにした。
しばらく記事を読み進めていると、フラペチーノの入ったプラスチックカップが空になった。プラスチックカップに紙コップに入った冷水を注ぎ、カップの中のクリームを綺麗に洗うようにして、冷水に溶かして口に運んだ。冷たいお冷やは微かにカラメルのコクのある甘さにミルキーな甘さが重なった味わいが感じられる。
更に記事に没頭していると、再びプラスチックカップは空になった。腕時計の針を見て、入店してから小一時間ほどが過ぎたことを知る。ちょっと目も疲れてきたので、食器を返却すると身支度をして店を出た。その後、買い物をするために、奥のイオンスタイルの売り場に向かった。
買い物を済ませると、イオンモールの建物を出て豊田駅に向かった。電車に乗って日野駅に移動する。日野駅東口にあるイオンフードスタイル日野駅前店でも買い物をして帰宅する。
既に日が沈んだ空は暗くなっている。上空を見上げると、雲が切れて暗い空が広がっているのが見えた。雨で濡れてシメシメとした空気が、ヒンヤリと感じられる。草むらからは秋虫が鳴いているのが聞こえた。