10月初日の今日は晴れ。今朝は8時に起きるつもりだったのだが、カーテンの窓から漏れる光に目が覚めて、時計を見ると既に10時を廻っていた。あわてて起床してカーテンを開けると、太陽の光が室内に流れ込んできて部屋が明るくなった。
窓を開けて空を見上げると、上空には青空が広がっていて、大きな綿雲が散りばめられたように浮かんでいる。北よりの風が吹いていて、空気が心地よく感じられた。強い日射しが降り注いでいて、陽光が熱いくらいに感じられる。今日も暑くなりそうである。
日中は晴れて、上空には青空が広がった。午前中に浮かんでいた雲は東の方に寄せられたようにして、強い日射しが降り注いでいる。昼間の最高気温は28℃で、多摩地域では1週間連続の夏日となった。湿度が低く、乾いた北よりの風が吹いていて、カラリとした暑さである。
今日のお昼は外で食べることにした。自宅を出ると、電車に乗って立川に出る。 10月スタートは季節外れの暑さで、Tシャツ1枚で出かけたのだが、外を歩いていると、汗だくになってしまい、汗拭き用のタオルが手放せない。
立川駅の改札を抜けて駅南口に出ると、ペデストリアンデッキからいろは通りに降りて、国立方面に向かって歩いていく。先日、「こく旨豚しゃぶぶっかけ」を食べたうどん屋「丸亀製麺 立川南口店」の隣で、同じビルの1階に沖縄料理店「PAIKAJI TERRACE(パイカジテラス)」がある。今日はこの店に入ることにした。
入口左手にアルコール噴霧器があるので、ここで手指を消毒すると店内に入る。店内は入口から見て左手手前にカウンター席が6席配されている他、水槽の奥に4人掛けのテーブル席が5卓と2人掛けのテーブル席が1卓配されている。店の外にはテラス席が設けられていて、4人掛けのテーブル席が3卓設けられている他、店の奥には6人掛けのテーブル席が1卓設けられた個室が2室と、2人掛けのテーブル席が1卓設けられた個室が1室設けられていた。
店員の案内にしたがって、4人掛けのテーブル席に座った。卓上にはコールボタンが1個設置されているだけである。席に座ると、冷たいおしぼりとメニューが運ばれてきた。
おしぼりで顔と手を拭き、さっそくメニューを眺める。
ボードに挟まれたメニューは3枚あって、1番上にランチメニューが掲載されている。ランチメニューは「OKINAWA SET」「OKINAWA SOBA」「TACO RICE」と平日限定のSETメニューで構成されている。
次のページはカフェメニューとなっている。「TEA」「CAFE」「SOFT DRINK」「OKINAWA'S SMOOTIE」「BLUESEAL ICECREAM」「SWEETS」で構成されている。
最後のページは「SIDE MENU」「ALCOHOL MENU」となっている。「ALCOHOL MENU」は「DRAFT BEER」「HIGH BALL」「CRAFT BEER」「NON-ALCOHOLIC BEER」「SOUR&CHUHAI」「FRUIT WINE」「AWAMORI」で構成されている。
店員を呼んで料理を注文する。どれを選ぶか悩んで、「OKINAWA SET」の中の「軟骨ソーキそば&タコライスSET」を注文することにした。
ところが、注文して、あらためてメニューを見ると、このセットの「軟骨ソーキそば」と「タコライス」はそれぞれハーフサイズとなっている。「タコライス」はともかく「軟骨ソーキそば」はレギュラーメニューで食べたかったので、慌てて店員を呼んで、料理を注文し直そうとした。しかし、「タコライス」は既に取り消せないとのことだったので、「軟骨ソーキそば」のサイズをレギュラーにしてもらうことにした。
料理の注文を終えると、店員に「ドリンクはお冷やでいいですか?」と聞かれて頷くと、氷の浮かべられた冷水の入ったグラスが運ばれてきた。
しばらくして、料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上にはレギュラーサイズの「軟骨ソーキそば」とハーフサイズの「タコライス」、コーレーグースー、紅ショウガが載せられている他、箸とスプーンが添えられている。
まずはお冷やで喉を潤すと、さっそく箸を取って「軟骨ソーキそば」を食べることにする。
「軟骨ソーキそば」の麺は太麺で、澄んだ薄い土色のスープに浸かっている。麺の上には軟骨スペアリブが2枚と薄切りのカマボコが2枚載せられていて、万能ネギが彩りを添えている。
まずは麺を食べる。麺は沖縄県糸満市西崎製麺所から毎日空輸される特製沖縄そば麺を使用しているとのこと。ちなみに麺の量はレギュラーが180g、ハーフが90gとなっている。ちなみにラージにすると270gとなる。
独特の食感の麺は小麦の豊かな味わいと歯応えが感じられる。麺にはスープがたっぷりと絡まって口の中に入ってきた。ちなみにスープは25種類以上の食材を8時間以上煮込んだ豚骨スープと鰹節を中心とした魚介スープのWスープとのこと。あっさりとした味わいのスープの中に旨味が詰まっていて美味しい。
麺を食べながら麺の上に載せられたスペアリブにかぶりつく。コラーゲンたっぷりのスペアリブはとろとろとした舌触りに、赤身の肉がホロホロと口の中で崩れるように軟らかくて美味しい。スープをたっぷりと吸って、ジューシーな味わいである。薄切りのカマボコは白身の魚の甘みが感じられて美味しい。スペアリブと蒲鉾を交互に食べながら麺をすすった。
途中で、紅ショウガを投入する。
赤い紅ショウガの辛味が麺にアクセントを与えていて、美味しい。生姜の歯触りにネギのシャキシャキとした歯触りがアクセントになっている。
コーレーグースーも少し入れてみた。
沖縄県産の唐辛子を沖縄の泡盛に漬け込んだ調味料のピリッとした辛さが美味しい。独特の香りが鼻腔に広がるのを感じながら、麺をすすった。
麺をあらかた食べ終えたところで、タコライスを食べる。木の平皿に盛られたタコライスは16品目の食材をふんだんに使用したスタンダードなタコライスとのこと。
ご飯の上に牛挽き肉の肉味噌とトマトベースのサルサを載せて、その上にちぎったレタスと刻んだタマネギ、トマト、千切りにした玉子焼きと紫キャベツが盛られていて、ナッツが散りばめられて、チェザーチーズと粉ソースが振られた上に、チーズソースがかけられている。
タコライスはスプーンで食べる。まずはスプーンで全ての具とライスをかき混ぜて、口に運ぶ。ピリ辛のサルサソースに肉味噌の旨味が加わって、旨辛で美味しい。フレッシュな野菜のシャキシャキとした食感にナッツのカリッとした食感がアクセントになっている。チーズのコクが全体を全体をまとめ上げていて、スプーンがとまらない。あっと言う間に皿が空になってしまった。
最後に軟骨ソーキそばの丼を持ち上げ、スープを飲み干して完食。美味かった。満足である。
グラスに残ったお冷やを飲み干すと、店員に声をかけて席を立つ。店の入口脇のレジに進んで代金を支払うと、店を出た。
暗い店内から外に出ると、日射しで目がくらくらするように明るい。食後ということもあって、身体が熱くなっている上に、気温も高くて額から汗が滴り落ちた。
立川駅北口に出て、ビックカメラ立川店に寄った後、帰宅の途につく。家に着くと、予定していた作業を始めた。
しばらく作業に没頭していると、いつの間にか、日が傾いて空が暗くなってきたようである。気が付いたときには既に夜も更けていた。